DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

M-D/111 collablog・2 MACHINE MESSIAH Q&A

2013-05-25 | 音楽
※Rin様のMaster-DollとDREAM/ING111のコラボ企画第二弾、
お楽しみください☆


写真 : Emili Muraki様
https://www.facebook.com/emili.muraki
アートワーク :Rin様


111管理人は音楽は好きですが、テク含む演奏面については素養ゼロ;で、せっかくライヴにいっても「気持ちいい」「この音好き」「これは苦手;;」という思ったままのことしか書けないわけですが;;今回はMaster-DollのRin様とのコラボということで、MACHINE MESSIAH(マシーン・メサイア/以下MM)のライヴについていろいろ質問をしたところ真摯に答えてくださいました。

こちらも111初トライですが、インタビュー形式でお送りします。
(ちなみに111管理人、ちょっと本職はいってますです♪)

以下
Q:DREAM/ING 111A:Master-Doll
なお文中の青文字は、111管理人のDog earsです。
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Q:
今回の「24 : Learning To Fly(Master-Doll)」で、通常のハコモノライヴのデメリットとして指摘されていた、「中高域の尖がった音質の持ち上げ」「全ての音を大きくするミキシング」、私も気になりつつ、そういうものなのかな、と思っていました。どうしてそうなっちゃうのでしょうか?


A:
この問題は多くのハコ系にあることです。いや、ハコ系に限らず大きな会場でもあることです。何でもかんでも全楽器のレベルをあげ、イコライジングの調整をせずヴォーカルとミックスしてしまう現象。MMの今回のLive では中域の2KHzあたりの音から高域の4KHzあたりの音が、ハコでは珍しく耳障りではなく聞こえました。

これは何よりもギターとキーボードの被る上の周波数帯域での"尖り"がうまく抑えられている証拠です。ギターの抜ける音は2KHz以上が大事な要素を持ちますが、得てしてハコのLive はギターの音レベルを盛り上げ過ぎます。そしてキーボードの幅広い音域と喧嘩をして割れを作ります。PA上問題はなくても人間の耳で割れる場合があり、個体差からここを気にしないミキサー及びミュージシャンが多くいます。

又、ドラムの金物系の音もよく処理されており、やはりその帯域での喧嘩がありませんでした。これはステージ上で音を仕切れる能力と耳がある、そして現場のミキサーがよくMMの音を把握していた、と言えます。

限られた時間内でセッティングをしなくていけないので、ハコのミキシング調整は難しいかもしれません。しかしオーディエンスは好きなバンドやアーティストの為、良いLive を期待してお金を払い時間を取ってハコに来てくれています。片手間な調整はかえって出演者への悪評に繋がる場合があることを運営者は理解すべきですし、出演者も認識すべきです。

又、出演側もよく事前に運営側と打ち合わせをし、音・機材・照明等の調整や決め事をしなくては良いLive は期待出来ません。

それはどんな小さな会場でもドーム級でも、お金を頂いている以上最低限の努力のはずです。
他、ハコは自分達の設備機器やハコ内環境にも注意を怠る事無く常にトラブルや不清潔な環境を回避するようにするべきです。


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Q:
MMは本当に聞いていて音に集中することができました。


A:
激しく同感です。
彼らの演奏は演奏能力の高さと共に「音楽を観せ/魅せ、聴かせる」という能力に長けていました。これは多分にステージで音を調整出来る能力を、多彩な音を繰り出すキーボードの穐山さんが持っていたからと思います。

又、同時に帯域的に被るギターの井上さんも、穐山さんの音色を理解出来ているから「互いに潰れない音」を高らかに鳴らせたと感じます。

楽しんでもらう、良い演奏をする、いい音で聴いて観てもらう、MMはこの三拍子を自分達の強力な武器にして成功しています。
MMはあんまり曲自体に奇数拍子はないんですが(笑)


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Q:
どうしたら、「大人」なミキシングができるようになるのでしょう?


A:
才能とセンス、そして経験のまたもや三拍子(笑)。特定した音楽しか聴いていないと音決めも固定化され、よくない慣習化が始まります。他バンドと同じ音を求めるアーティストはいないはずですから、Live では個性を都度引き出すミキシング技術が必要です。

一例としてしっかりとしたジャズクラブの音、そこは音がいいです。何よりも音の悪いジャズのLive なんか行きたくないですよね。通常のジャズクラブですとシンプルな編成ですが、感心するほど各音のバランスが録れています。

ミキサーも重要な役をLive では担っています。これは言わなくとも関係者は誰でも知っていることです。ミキサーも重要なアーティストとしてそのLive に関わるべきです。これは全てのLive 音楽関係に言えることだと思います。単なるヘルプではなく「自分が盛り上げてやる」というくらいの意思でそのLive の音を仕切る。そう思えば自然とより良い音をオーディエンスに聴かせようとするはずです。その気構えが希薄なのが「悪い音」の根幹かと。

これらを考えないコンサート・ミキサーは"素人"です。普通、出演者は自分の音楽を素人に任せたくはありません。
以上より「大人になる」には「プロのミキサーになる」ことで解決出来ることです。


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Q:
"Prog'n'Roll"というのはいい言葉ですね!
両方をそなえていそうですし、新カテな印象もあります。


A:
これはゴンザレスさんが造語し井上さんから聞いた言葉です。ナイスな言葉だと思います。是非、著作権申請する事をお勧めします(笑)

MMの音は歌モノを大切にしながら演奏の妙技を出しています。曲内の構成も凝っています。とかくProgファン達が嫌う時期のProgサウンドに彼等のオリジナルなものを合体させ、良質な音楽を作り上げている。日本のProgバンドでは普通しません。理由は音楽性は別としてヴォーカルに相当なスキルが要求されるからです。これは英語・歌唱力・キャラ等の問題からです。MMはゴンザレスさんがいる事でこれをクリアしています。

日本において、というより世界でも少ない強烈な個性がMMにはあり、優れた楽曲で一層魅惑度が増しています。それが "Prog 'n' Roll" という音だと思います。


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Q:
あのグレードのライヴを2000円で体験できるなんて、なんていい時代なんでしょう!
と思いつつ、もっと評判になっていいのでは?という気もしますね。


A:
仰る通りです。川崎某所にてピンで出てもいいのでは?(笑)

確かに著名Progのコンサート代金は高いです。プロモート費用が掛かるのも理解出来ますが高額だとファン層が狭まっていきます。それらは常に今は満席ですが、はて、それが将来に繋がる?と自分は毎度感じていますし違和感があります。10年後のそのバンドは?リスナーは?と考えると、あまり高額なチケットだと"富裕層Rock"へと変遷する危惧を感じます。

35年以上もその世界が好きなこの老人がMMを知りビックリしました。\2,000は超お得だと強く思います。彼らと(嫌でなければ)握手だって出来ますし、サインだって貰えるでしょう(笑)

MMは「歳を取ったバンド」ですが(苦笑)、 over 50 エイジ寸前だろうが将来性があると感じます。

まっ、健康には気をつけて(笑)


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Q:
いくつかMMへの課題をあげておられましたが、クリアできそうでしょうか?


A:
これはアルバム制作に関しての課題ですが(ヴォーカル録りやリズムの躍動感)、Rock分野では常に難題な制作部です。が、MMはあのLive のクオリティをスタジオでも発揮しより精度のある作品として世に出して欲しいから敢えて言いました。

「作品」として彼らはまだ一つも世に残していません。自分が言いたいのは「先ず作品を残すこと」が最初の課題です。その中に色々な難題や苦悩があると思いますが、彼らはそれを解決出来ると素晴らしいアルバムが完成すると思います。

ゴンザレスさんも自分のヴォーカル・パフォーマンスをどこまで出せるか、そして声をどこまで被せるのか。井上さんのギターもどこまで熱くアルバムで表現出来るのか、そしてキーボードとの連携をどうアレンジしていくのか。彼らもその辺はよく理解しているようです。 Over 50 手前ですから(笑)

穐山さんのキーボードは先日のLive のまんまでも充分アルバムで通用する音ですが、きっとそれでは飽き足らないと感じます。アルバムでは縦横無尽なキーボードを聴かせて欲しいです。


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Q:
ちなみに今回ライヴで一番お好きな曲(もしくは歌詞/一節)は?


A:
Learning To Fly (On This Ground We Lie)です。
曲、展開、歌詞、三拍子(笑)素晴らしい!
Live での演奏やパフォ(演奏のパフォーマンスではなく効果の意味)も良かったです。
MMの特徴がよく出た曲でMMのオリジナリティが凝縮されていると感じました。


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Q:
今回のM-D/111コラボ企画はRin様のご提案でしたが、
どうしてコラボにしようと思われたのでしょうか?


A:
自分はあまり他者の音盤紹介やLiveの感想を諸般より書きません。書くのヘタですし(苦笑)。書く場合は特別な時です。その際、利益供与は一切ありません。

が、この前シルエレでのLive記事を『M-D』で書いたのですが、紙面が足りず限定された内容となってしまいました。(15 : Power of Music )もっと専門的なこととオーディエンスとしての感想を書きたかったのですが...。この記事は評判が良かっただけに悔いが残りました。

そこでその後思ったのが、「"感想手記"と"専門的(音楽・運営)内容"を独立させた記事を書きたい。それも別場所に分けてみたい。それは読み手も書き手もそれぞれ知りたい事や趣味性が違うはずだから、そこを端的に伝えたい」こう思い、いつかやってみたいな、と思っていました。

そしてLive の大小には関係なく書いてみたいと思っていたところ、MMの見事なLive に参戦し、「あっ、これを書かずしてなんとする」と思いました。

『111』は自分の大好きなBlogです。音楽感想も沢山あり多角的な方面の手記が沢山あります。この『111』を「借りずになんとする」とも思い(笑)、今回無理を言いお願いしたものです。

Q:たいへん光栄です。そして技術的な裏付けをいただけてとても勉強になりました。私のような主観リスナーは多いと思うので、「どうしてそう感じられるのか」を教えていただけることは、音楽を楽しみ、より理解する上でも大切だと感じています。

貴重なお話をありがとうございました!

もう1つ伺いたいお話がありますが、これはMMのお話だけではないので、
また機会を改めます。
よろしくお願いいたします。


M-D/111collablog・1
24 : Learning To Fly(Master-Doll)

MACHINE MESSIAH☆四ツ谷アウトブレイク 5/19 (DREAM/ING 111)


■関連
MACHINE MESSIAH(マシーン・メサイア)

House of Rocks “OUTBREAK!” -「四谷アウトブレイク!(ライブハウス)」
コメント (5)
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MACHINE MESSIAH☆四ツ谷アウトブレイク 5/19

2013-05-24 | 音楽



※Rin様のMaster-DollとDREAM/ING111の初コラボブログ企画です。
お楽しみください。私も楽しみ。新しいことは大好きです☆


音楽との出会いって、
音楽の神さまが作ったオルゴールのようなものかも。

ピンはきちんと櫛歯をはじき、
次々とはじかれていく櫛歯は次々と音を生みだし、
重なった響きが空気と心を震わす、そんなイメージ。

でもそのオルゴールにはシリンダーはないみたい。
だから次の音は、思いがけないタイミングでやってくる。

5/19、四ツ谷アウトブレイクMACHINE MESSIAHのライブを見に行きました。

前から観ておくべきバンドと教えてくれる友人がいて
バンドの名前からも、イエスファン的に気になっていたのです。

だがしかし!そのボーカルのゴンザレスさんが、
EARLY CROSSの棚村さんと一致するのがぐぐっと遅かった;
先に「作詞者:棚村さん」に出会ってたわたくしでありました。

※以下、完全主観の111をMaster-Dollに補っていただきます。
私が感じたことの裏付け=種明かしになっているかと思います。


バンドって当たり前なのだけど
1人なら1人の、5人なら5人の音がある。
リスナーの勝手な言い分だけれど、
一色だと飽きる、色がまとまってないと集中できない、
よくばりでわがまま。

いろんな音の味わい方ができるバンド、それでいて、
「あ、これがこのバンドの味なのね」というきちんとした味も欲しい、
その味は意識して作るもんじゃなく、「ある」もんだとも思う。

ゴンザレスさんのボーカルと井上さんのギター、穐山さんのキーボードは
すでに別の形、別の組み合わせで聞いたコトがあり、超期待しつつ参加したわけですが。

一見共通点のないファッション、それぞれが思い思いに個性的、
でも/だからこそ演奏がはじまって、音を聞いたとたんに、
これがMACHINE MESSIAHなのかが、像を結ぶ、音が表すプロフィール。

===================
Master-Dollより
MM に真似はない. 完全にMMの音楽がある. 例に出したUK系のバンドはあくまで参考まで.
MM のギタリストである井上氏より "Prog'n'Roll" という言葉を頂いた. 正にこの言葉が MM に似合う.
===================


主張、というほど尖ってなくて
あうん、というほどなれ合ってなくて

パフォーマンス的にはぐんぐん前に出てくるのに、
なぜかどんどん迎え入れられる感じ。

======================
Master-Dollより
先日のLiveでは, 特筆することにハコでありがちな中高域の尖がった音質の持ち上げがなかった.特に 2KHz~4KHz 近辺. つまり全体的にリッチな音でハコとしては上出来な音だった.
======================


バンドの音の中にすぽんと入り込んで、真ん中で聞いてるような。。。

もしかしたらリスナーの1人1人が、そんな思いで
空間を独り占めしてたのかも?

======================
Master-Dollより
ハコのLiveでは全ての音を大きくするミキシングに毎度ウンザリする事があるのだが, ここも「大人な」音だったのが印象的.
======================

追記感想:
ああ、迎えられてる、という気がするのは、
そうした絶妙のバランスがあるからなのか!
そういえば、ハコモノライブって、けっこう音をあきらめてる
(大きすぎるけど&耳にきついけど、ハコモノだから・・・・)
とこがあって、脳内チューニング時間がかかるのですが、
MMはそういうタイムラグや調整なしに入れるので、
自然にその世界に導かれるのかも。。。
======================


ネットを歩くと、MACHINE MESSIAHのライヴでは
MCを楽しみにしているファンも多いことがわかります♪

MCって正直難しいと思う。演奏の間に不特定多数を相手に「話す」。
バンドをよく知ってる参加者もいれば、はじめての人もいる、
そこにバンドのカラーをしっかり出しながら、演奏への間合いをつめていく。

私はKBBの脱力系な(?)MCがかなり好きなのですが
ゴンザレスさんと穐山さんのMCは完全に勝ったかも☆
演奏がハイクォリティなだけに、これはまさにギャップの勝利?

“未知の世界”なOVER50ネタや、
MM宗教団体(と書き切っていいのか?;)ネタ、
いやもう、マジ面白かったです!「話芸」です!

今回対バンの1つ「TEARS」とは、
前回の時穐山さんが急病で中止になったそうなのですが、
そのことへの謝罪なんて、もうアートな「ハプニング」に近い芸域(?)
※ちなみに、このライヴ、チェックしてました。
「鼎-kanae-」って一生書けない漢字だ、とか思ったのだった;。

MMのみなさまの“オーディエンスを楽しませたい感”、
心根の確かさ、絆感、その他あれこれ、しかと受け取りました☆

リスナーの皆さま、このMCを聞くと寿命伸びますよー(布教活動w)

======================

オモシロイMCに大笑いしながら、演奏が始まるといきなり
シリアスな苦悩、現実社会に巻き込まれている。

MCにリラックスした左脳に厳しい単語がつきささってくる。
と同時に、
右脳には声のねっこに温かみをもつゴンザレスさんのボーカル・・・
それをもりたてるように、競うように、絡んでくる演奏

戦争、民族問題、ハヤブサ
が頭の中に溶け込んでいく。

ああ、なんか、こう、そぎ落とした味ではなく、
芳潤な感じなんだよなぁ。。

======================
Master-Dollより
かつてクリムゾンがピート・シンフィールドの詩でイメージが拡大したように, MM は棚村氏の詩で曲のイメージが拡大する.
======================


Divine Insanity
実はYou Tubeで最初に聞いたMM曲。
これでライブを見に行こう!と思ったのでした。
一気に巻き込まれつつ。

Love Means (Way More Than You Know)
ちょっと落ち着いて、演奏を堪能しつつ。

I'll See You Once Again
私のヒーロー。。。
最後の勇姿を重ねながら。

Fie on Youth
予習していったので、「あ、これ新曲だ」と気づけた自分を
ほめてあげたいw、
少し空気の色が変わるサウンド、
ベースのやさいさんがカメさんになりきって作った曲だそうです。

Learning to Fly (On This Ground We Lie)
Sunrise
Awake: For You

アンコール前の3曲メドレー、高まっていく緊張感、歌詞、演奏、ボーカルが
なだれ込んできて、胸がつまり、泣きそうになりました。

Awake: For YouはYou Tubeでチェックしていて
この曲好きだ!と思ってたので、まだ納得ですが、
(これがまた思った以上に「熱」があったのでした、感動!)
はじめて聞いた
Learning to Fly (On This Ground We Lie)は
演奏とボーカルに、一気に心臓掴まれたかも。

======================
Master-Dollより
そしてこの歌詞が昨今日本で多い和製英語や怪しい英語でなく, 重厚感のあるしっかりとした英語で全て構築されている事もポイント.
======================


アンコールのTomorrowは、
エールを送られるようで、現実世界にゆっくり戻っていく感じ。
うん、元気もらいました!


MACHINE MESSIAHワールドで魅せられるさまざまな味わい、
・・・もっともっと聞きたい、と本当に思いました。

MACHINE MESSIAHのフルライヴなら
チッタ単独プライスでもぜんぜん惜しくない、というか、
正当な価値だと思いまする。

======================
Master-Dollより
MM は歌詞に合わせた歌唱とステージ・パフォーマンスでオーディエンスに迫る. 「中年Rock」とは無縁の世界がそこにある.
======================


セットリスト

1. Divine Insanity
作曲:Akiyama Yoshihide & Mutsumi Tanamura/作詞Mutsumi Tanamura
2. Love Means (Way More Than You Know)
作曲:Akiyama Yoshihide/作詞Mutsumi Tanamura
3. I'll See You Once Again
作曲:Akiyama Yoshihide/作詞Mutsumi Tanamura
4. Fie on Youth [New Song]
作曲:Yasushi Tsuruma/作詞Mutsumi Tanamura
5. Learning to Fly (On This Ground We Lie)
作曲:Akiyama Yoshihide & Mutsumi Tanamura/作詞Mutsumi Tanamura
6. Sunrise [Interlude]
作曲:Akiyama Yoshihide/作詞Mutsumi Tanamura
7. Awake: For You
作曲:Akiyama Yoshihide & Mutsumi Tanamura/作詞Mutsumi Tanamura
8. Tomorrow [Encore]
作曲:Akiyama Yoshihide/作詞Mutsumi Tanamura

メンバー
・穐山 "KAME" 義英 : Yoshihide "KAME" Akiyama : Keys, Vo
・井上 "マイケル" 竜夫 : Tatsuo "Michel" Inoue : G, Vo
・"宇宙生物ベロニカ" : "Veronica The Space Creature" : Dr
・棚村 "ゴンザレス" 睦 : Mutsumi "Gonzalez" Tanamura : Vo
・鶴間 "やさい" 靖 : Yasushi "Yasai" Tsuruma B, Vo


参考:
ひよりの音楽自己満足
この方のレポ、すごいです。。。その場にいるかのような緻密さと臨場感。
コメント (2)
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Blazing Bronze 4th/"Fateful Dolls"

2013-05-24 | 音楽

※写真掲載はMaster-Doll/Rin様の許可をいただいています。
無断転載禁止厳守でお願いいたします。


Blazing Bronze 4th

"Fateful Dolls" (Six dolls with a strange destiny)

TR's

TR1 : Master -nadir : Overture 術師-天低
Uranus, the Magician(天王星-魔術師)

TR2 : ARES
Mars, the Bringer of War(火星-戦いをもたらすもの)

TR3 : LUNA
Moon or Neptune, the Mystic(月または海王星-神秘家)

TR4 : GEMINI
Saturn, the Bringer of Old Age(土星-老いをもたらすもの)

TR5 : OLYMPIA
Venus, the Bringer of Peace(金星-平穏をもたらすもの)

TR6 : SAKURA
Mercury, the Winged Messenger(水星-翼のある使者)

TR7 : JADE
Jupiter, the Bring of Jollity(木星-喜びをもたらすもの)

TR8 : Master -zenith : Finale 術師-天上
Uranus, the Magician(天王星-魔術師)



111内 Blazing Bronze関連記事:

2013.4 へヴィロテアルバム8枚 なう

Blazing Bronze 4th/!!!

仮死/八櫃長彦

ブレイジングブロンズ/死集

夜会へのお誘い。。。

Master-Doll Blog/Prologue

Blazing Bronze☆Dominion of the EAST

Blazing Bronze★The 13th card

Blazing Bronze★猫の首飾りの中の銀河或いはBLACK&WHITE HALLとの近接遭遇

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初音ミク『THE END』/オーチャードホール(Bunkamura)

2013-05-24 | ドラマ・映画・演劇・アート
初音ミク『THE END』


初音ミクのボーカロイドオペラ『THE END』
オーチャードホールにて観賞してきました。
以下、あくまで一個人の感想です。

3D映像は、2009年の『ジョン・レノン スーパー・ライヴ』で、清志郎さん“復活”で体験していたので、より高度な映像が見れるのを期待していたのですが、ちょっと期待過多だったのか、映像のモチーフと3Dとの相性の問題なのか・・・思っていたイメージとは違いました。映画の3Dと較べるのは無理があるとは思いますが、立体感の表現という意味では、(実験的なアートジャンル含め)もっと面白い映像作品があるかな~、というのが正直なところです。


いや、これはボーカロイドオペラ、それも「クラシックやオペラ公演で知られるオーチャードホールに10.2チャンネルのサラウンド音響と、1万ルーメンを超える高解像度プロジェクター7台を持ち込み、言わば電子の要塞化されたデジタルな環境」・・・。
はじまった瞬間、思わず耳をふさぎたくなるような高音の表現。。。ミクの声がそっち系とはいえ、不快音ぎりぎりな感じ。んーーーー、もしかして、ミク慣れ(や、ミクものはけっこう聞いてると思うのだけど)やゲーム慣れしてる若い人にはこれが気持ちいいとか?・・・・もしかして中高年撃退用逆モスキート音?なんて思ってしまいました;;;

英語と交互、字幕も交互という表現自体はオモシロイのだけれど、音の重なりが干渉し合い過ぎていて、気持ちが入っていかない。現代アートにはたしかに「神経に触る音」あたりを狙った映像×音表現もあるけれど、ちょっとキツイ;;

映像や音は座る場所の影響も多少はあるのかも?(ちなみに1Fプラチナ席・センターブロック)

いや、これは哲学的・実存的な「生とは、死とは」を扱った物語・・・。
たしかに言葉は「私は誰」「あなたは誰」「あなたは私?」系実存的。バーチャルな存在に「存在性」を探らせる、たしかに面白いのですが。が、うーん。。。暗い、暗すぎる。。。シリアスミクを狙ってるのでしょうが。。。この仕掛けだともっとエンタメ系のものを観てみたいかも。(次の展開があることを願いつつ)


いや、これはあくまで「ミク」の魅力を追求した作品・・・。
表現の多様性、ともいえるのかもですが、顔がコロコロ変わる、私はそういうの気になってしまうのでした。。。変えるなら徹底的に変えて欲しいかも。
あと、ファンサービス(?)なエロ想起表現もあちこちにあるわけですが、会田作品ほどふっきれず、ファンタジーでもないし。でもきっと「初音ミクは俺の嫁」的ファンにはこういう表現でも嬉しいのかなぁあああ?

そう、作品としては音楽も映像も物語もミクキャラも、どうにも私には中途半端なのでした(汗;)。

ただ、ラストの2曲くらいは非常に聴きやすく、映像もキレイで、表現と狙いが一致してたように感じられました。せっかくオーチャードホールなので、やっぱり聴きやすい音がいいなぁ。

スマートでおしゃれなエレクトロニカ系実存映像作品でした。(あ?こう書くとちょっと新しい?)海外公演が決まったそうですが、哲学×アートなテーマはフランスではかなり受けそう、だと思います。

あ、マーク・ジェイコブスのルイ・ヴィトンコスチュームはめっちゃ可愛かったです!
この映像作品、ファッションショーとかに使うと相当カッコイイかも☆


公式サイト:

常に注目すべき活動を繰り広げている、音楽家/アーティストの渋谷慶一郎と、演出家/劇作家/小説家の岡田利規。ともに1973年生まれという世代を共有する彼らが、「終わり」をテーマに初のコラボレーション作を発表します。
「THE END」は、初音ミクによるオペラ。悲劇的ストーリーやアリア、レチタティーボといった従来のオペラが持っていた形式はそのままに、人間の歌手もオーケストラも登場しないボーカロイド・オペラという初の試みです。ステージの四面を覆うマルチ画面映像と照明、マルチチャンネル音響を駆使した、YCAMのプロデュース/滞在制作による最新作。オペラが結びつけられてきたヨーロッパ的人間中心主義と、生と死/パブリックとプライベート/部分と全体/線と層といった対立項の解体が試みられ、終わりとはなにか?死とはなにか?が問いかけられます。
自らの運命を予感したミクが、自分の劣化コピーや他のキャラクターとの対話を通じて終わりを探す旅が始まります。無限の谷へ繋がる部屋で展開する悲劇のバリエーション。ミクは果たして死ぬのか?







おまけで行ったトレヴァー・ブラウン展~女の子戦争~

表現は半端なくエグイんですが、このふっ切れた感はけっこう好き。
ダーク×アダルトな内容がチャーミングなキャラを使って描かれている、
会田誠氏に通じる世界。

比較してはいけませんが、ミク作品は「優等生」狙いというか、今までにない世界を狙う間際で「良識さ」「カッコ良さ」「センスのよさ」「クレーバーさ」な「さ」がどこかストッパーになっていて、私には「?」なのかも。。。

ただ、『THE END』のようなリアル映像×音響×演奏イベントは
LIVE同様体験しないと、わからない。
なるほど、アナウンスされた内容が実際はこう感じられるのね、とか、
ここはいいな、ここは苦手、ここがこうなれば、といった感想は、
参加した人間だけの特権だと思う。
という意味で、行ってよかったです!

※前日に無料招待デーがあったのですね。
これは学生さんとか若い方には嬉しい企画といえるかも☆

参考;
THE END、YCAMミクオペラネタバレツイート集

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ミク なう

2013-05-23 | ドラマ・映画・演劇・アート

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ミク なう

2013-05-23 | ドラマ・映画・演劇・アート

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Regression/Beyond Hope(希望の彼方) ※期間限定公開

2013-05-18 | 音楽
※音源は5/19までの期間限定公開でした。
聴いてくださった方ありがとうございました!


Regression (Land Of Opposite Phases)



厳格な音源・音質管理によって、
多分現時点では、世界中を探してもアルバム所有者以外は聞くことのできない、
Hiroshi Aoki氏(Blazing Bronze)の貴重なソロ作品
『Beyond Hope(希望の彼方)』からの1曲です。

mp3に大幅圧縮していますので、CDのようなとてつもない透明感や空気感そのまま、
とは参りませんが。しばし、暗黒美な世界をお楽しみください。
といっても、サンプル音源なので、超短いことはご了解くださいませ。

アーティストからのコメント:
「"Regression" は多分LIVE演奏不可能。
この曲はそうとう録り直していて、特にV-Drumsはえらく苦労した(本人演奏)
15/8 拍子がうまく取れないから、4/4をかませて
ポリリズムを形成している。」


ピアノが15/8, Drが4/4と15/8を交互に叩いているとのこと。
「ポリリズムを多用することと転調を多用することで
縦変化が出ます」
という貴重情報が!
あの3rdの構造的なたちあがり感、そういう仕掛けがなされているんですね!

"Regression" は「“退行する意識”という意味も含ませている」そうです。
そして、それ、なんだか音的にわかる気がします。

この曲はハンパない中毒性があって、何度も聞いてしまいます。
不協和音の森の中に分けいっていくと開ける風景。
緊張感と浮遊感のバランスがいいというか、
音をおいかけているうちに終わってしまうので(これもBBの特徴だなぁ)
また聴くという。

UNIVERS ZERO、YUGEN、Rational Diet、
気になる音をつなぐと『暗黒系チェンバー』なるジャンルが
ジブン、どうも好きらしいのですが
(脈絡なく聞いてるんで自覚なかったのですが)、
そこにも通じる香りを深呼吸しつつ。
タイトなだけではなく、空気を孕んだ感じに弱いので
まさにこの曲の緩急ある展開はど真ん中なのです。

全曲聞いて頂きたい曲です。
いや本音はもちろんアルバムごと・・・なんですが。。。


Blazing Bronzeならではの、美しいアートワークは下記関連日記でもぜひご鑑賞ください。
Beyond Hope(希望の彼方)/ Hiroshi Aoki(Blazing Bronze)
●Memories/Beyond Hope(希望の彼方)

参照:
Blazing Bronze Discography
「unscientific」も凄そう。。。
取り組みが早すぎる「2013年直結型サウンド」。
いつかどこかでアルバムお聞かせください。。。

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Memories/Beyond Hope(希望の彼方) ※期間限定公開

2013-05-18 | 音楽
※音源は5/19までの期間限定公開でした。
聴いてくださった方ありがとうございました!



Memories (Eternal Land)



厳格な音源・音質管理によって、
多分現時点では、世界中を探してもアルバム所有者以外は聞くことのできない、
Hiroshi Aoki氏(Blazing Bronze)の貴重なソロ作品
『Beyond Hope(希望の彼方)』からの1曲です。

mp3に大幅圧縮していますので、CDのようなとてつもない透明感や空気感そのまま、
とは参りませんが。しばし、美しい幽玄の世界をお楽しみください。
といっても、サンプル音源なので、超短いことはご了解くださいませ。

試聴希望者が増えれば、道は開けるかも。。。
(・・1ファンの願望でした;)

"Memories" は「4thに使用する曲であったのが変更でソロになった」のだそうです。
4thの制作もアナウンスされており、その進捗が非常に気になるところです。

アルバムを貫く美意識は、ジャケットを含めたビジュアル面にも徹底されています。
111では、アール・ヌーヴォ、ラファエル前派に代表される
耽美的な「美」の完成形をずっと追求していますが、
アートファンをもうならせること必至な作品となっています。


※通常盤
写真ではわかりにくいと思いますが、デザイン部分が銀色、他は真っ白な特色加工です。
シルバー特色は「光る加工」。なんて美しい。。。
「間」を活かしたデザインは、どこか日本画のようでもあり・・・
しかし、白×シルバーの特色×特色・・・
「一番レーベル印刷会社が嫌がった一品として後世まで語り継ぐ」
グラフィック&広告製作の個人的経験上、超納得;;;


※こちらはマスタリングCDから直接おこした超限定ver. 
取り扱いに緊張しつつ(汗)。

Blazing Bronzeならではの、美しいアートワークは1つ下の日記でもぜひご鑑賞ください。

※PCでも十分に魅力は伝わるかと思いますが、恐ろしいことに原画はより美しい。。。
音源と同じく現物が最高に素晴らしいことはご了解くださいませ。

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Beyond Hope(希望の彼方)/ Hiroshi Aoki(Blazing Bronze)

2013-05-18 | 音楽
※音源は5/19までの期間限定公開でした。
聴いてくださった方ありがとうございました!



※無断転載厳禁でお願いいたします。



村上春樹氏の『色彩を持たない多崎つくると、 彼の巡礼の年』の少年臭にやや疲弊したので
小川洋子作品の少女たちに会いにいく。

ひんやりとした感触とくぐもった空気感。
図書館や博物館の古い摩滅した大理石、
何年も動かない空気、塵(朽ちた蟲たちの微細化された死骸)
ときたまの来訪者たちも、時間の輪からでていくことはない。

静かに残酷で残虐な行為は行われるのだけれど、
生贄に自分を差しだす者はあとをたたない。

好きな世界、でも読んでいると、出口を確認したくなる。
戻れるのか・・・

======================

Beyond Hope/希望の彼方
Hiroshi Aoki(Blazing Bronze)Solo


鏡像が映り込むほどに研ぎ澄まされた音は、
小川洋子の博物館系(といえばいいのか?)の作品によく似合う。

時間が「美」を与えたものもの
来訪者が「意味」を見つけたものもの
そんな特別な空気/空間の中で

気がつくと本を読むのを忘れて
耳を澄ましている。

なにかが徘徊し、目覚めろという声が響く

・・・ここはどこ?/Where is this place?


※以下、日本語はブログ管理人の私的スケッチにて。
イメージだったり感想だったり、ランダムです。

そして、日々思いは変るかも。
そして言葉を超えて音は生きる、
リスナーそのものを侵食し組み替えながら。


※※光栄にも、アーティストご自身からコメントを頂戴できました。
紫文字で追記いたします。

アルバムコンセプトは「幽霊島」がモチーフ。
「そこの雰囲気や環境を音にしてみた」ものだそうです。


本当は素晴らしい歌詞も記載したいのですが。。。
いつかかなうことを願って。。。

1.Opening (Drift Arrival)

2.Silhouette (Land Of Fog)

※英詞があります。


・・・風?
気配に顔をあげる。
ささやき声に耳をすます。

※"Silhouette" はキーボードを担当されているAKKOさんのゴブリン系サウンドが響きます。
荘厳にしてつややか。(私はAKKOさんのkeyによく自由な風を感じます。)
「1st に入れる予定がソロに。
因みに同曲のピアノのバックを強調したアレンジ版が存在する。それもLIVE !!」
だそうです。。。@@☆絶句。でも聞きたい。。。


3. Pantheon (Deep Land)

水晶の石畳に誘われて歩く、柱を巡って
気がつくと多くの人々が祈りを捧げている。

どこまでも遠く願いは響く

ふりかえるともう誰もおらず、
私1人が沈んでいく時間の中に残される、神殿とともに。

※※middle partの音源は「European Middle Age times」

4.Tactics (Land Of War)
※英詞があります。


※※"Tactics" はなんとBB結成前からの曲だそうで、
つまり15年以上前になるのですが、そういわれてもちょっと想像つきません。
逆に当時の反応を知りたいです。どれほど新しい音だったことでしょう。


5.Prayer (Land Of Wonder)

どこからか射し込む光をたどって
視線は天をめざす。

手を思い切り伸ばして、叫ぶ、ような・・・音。

6.Lovable (The Passing Land)
※英詞があります。


公園で桜の下で聞きました。
花びらたちが音を聞こうとして寄ってくるような
淡い光に満たされる・・・
ボーカル版とインスト、どちらも素晴らしいです。

7.Memories (Eternal Land)

とても好き。
そして今日の気持ちにそっていました。。。


※Aoki様のご厚意にて一部音源公開許可を頂戴いたしました。
(非常に厳しく音質管理をされているところに、ご無理申し上げました;;;
来て下さった方に少しだけでもBB世界に触れていただきたくて・・・)
mp3に圧縮した音源を私がつべに落としましたので、
音質的にCDと同等とはとても参りませんが;曲調は味わっていただけるかと思います。
※無断流用厳禁にて。


※※"Memories" は 4th に使用する曲であったのが
変更でソロになったのだそうです。
うーん、4th早く聞きたい!


8.Pathos (Land Of Deep Blue)
※英詞があります。


心臓をつかまれる歌詞。
音にかき乱されながら、描かれた景色を見極めたい。
前に進むと、音圧がかかるけれど、
台風の目にはいりこんで、飛び散る世界(時間)を観ていると
悲しいほどに美しいのでした。

9.Regression (Land Of Opposite Phases)

不穏な、足元が透けて見えるような奈落感、
ジャジーな音がさらりと背後にまわりこんで
誘いかける、「望みはかなったのかい?」
じわじわと沈んでいく、たぶん、
それは自分の過去、自分のおきざりにした分身。
昔、殺した自我を辿り落ちるように。。。


※同上 ほんのさわり&音質は・・・ですが雰囲気だけでも。
※無断流用厳禁にて。


※※「"Regression" は多分LIVE演奏不可能。
 15/8 拍子がうまく取れないから。この曲はそうとう録り
 直していて、特にV-Drumsはえらく苦労した(Aoki 演奏)」だそうです。15/8!!!
私の場合、10回くらい聞いて、音の成り立ちを掴むことができました。
でも聞けば聞くほど発見があります。あ、これはアルバム全体にいえることですが。


10.Hope (Last Dawn)

雪のように、花びらのように、
思いは、願いはふりつもる。

光の中、差し伸べられる手をまっている。

そしてある日、扉をあけて、でていく。
誰かに手を差し伸べるために。

※※「"Hope" は綺麗な夕陽が海辺にあたりキラキラしている
 イメージで作曲&演奏。」とのこと。
その光、届いておりましたよー☆


11.Prayer 2 (Afterglow) (Bonus Track)

タイトな密度の濃い音も一音が澄んでいる。
氷の柱のような。。。中に誰かいないか顔を近づけてしまいそう。

※※ "Prayer"の原曲。


いくつもの透明な音世界
いくつもの回廊を巡り
いくつもの距離の中で

手に取ったり、遠くから見上げたり、巻き込まれたり、追いかけたり

そして今日はあたたかな雨の中、逝ってしまう春をみおくりながら
「Memories」に満たされる。
思いがぽろり、流れおちる。
だから、もう一度手をふる、幾重にも重なって閉じこめられた逆光の中。

『Beyond Hope』

Composed,lyrics,arranged&performed by Hiroshi Aoki
el-g,a-g,g-synth,dl-sitar,key,V-Drums,percussion,wind-synth


Guest Musicians:
・X : el-b , b-synth , foot-b , org , percussion
・AKKO : a-p , e-p , keys

Except composed:
TR2 & 7 – AKKO & Hiroshi
TR9 & BonusTR – Rio & Hiroshi
TR3-(middle part) European Middle Age times : Composer obscurity

Lyrics cooperation by Archie Patterson
Music supervisor by Marcelo Silveyra
Music management : Blazing Bronze


※※Archie Patterson氏はEurockのオーナーでUSA/Porg系の重要人物。
Archie Patterson
Eurock(wikipedia)

Marcelo Silveyra氏はメキシコ系で、Prog/HMが得意なミュージシャンだそうです。



Tracklist:
Opening [Drift-Arrival] (6:05)
Silhouette [Land of Fog] (5:27),
Pantheon [Deep Land] (8:46),
Tactics [Land of War (4:39),
Prayer [Land of Wonder] (7:01)
Lovable [The Passing Land] (3:31)
Memories [Eternal Land] (11:09)
Pathos [Land of Deep Blue] (5:08)
Regression [Land of Opposite Phases] (9:26)
Hope [Last Dawn] (4:19)




いつもながら持ってるだけでにっこりしてしまう、完成度の高いアートワーク。
残念ながら私のデジカメとフォトショでは繊細な色を再現できません。
アルバムジャケット、歌詞カード関係の幻想的な色合いは、実物でご確認いただきたく。

ちなみにアルバムジャケット、ちょっとだけ見えてますが、ジャケット内側にも印刷が。
ジャケットを解体しないと見えない(汗)というファン泣かせな仕掛けですが、
これもまた美しい画像です。


頑張ったのですが、どうしても撮影&再現できなかったバックインレイ(ケース裏)画像、
送ってくださいました!微細な色合い、PCでも伝わるかと。
「ある景色を燃やしたら次の世界が観えてきた」がモチーフだそうです。
こちらもまた本当に美しくて、フォントの大きさ、色合いとかもう絶妙なデザイン。
個人的にも大好きな作品です。
※こちらも無断転載厳禁でお願いいたします。

追記:
DPRP CD Reviews - 2003 - Volume 40
4つ目。
The use of atmospheric sections and soundscapes combined with more orchestral passages work very effectively. Percussion and percussive instrumental sounds are used to add a pulse to the music - think Tubular Bells.

Tubular Bells(もちろん大好きです)の名前が出るとイメージ限定されそうですが、
ここの表記はあくまでパーカッションの効果的使い方について、で、同感します。
アルバムはより音の硬度さ、緻密さがあると思います。
(好みの差はあるでしょうが、持ち味が違うかと。)

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ヒマラヤ杉

2013-05-18 | 写真・スケッチ・らくがき

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谷中のギャラリー/スカイバスハウス

2013-05-18 | 写真・スケッチ・らくがき

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すいーつ日記

2013-05-18 | 日記/備忘録/独り言/その他


「アイスクリーム工房 ぼぼり 西荻牧場」。
「風味が落ちるので冷蔵庫で冷してはいけない」ので有名なお店。

で、タイミングが合わずなかなか買えなかったのですが、
母の日にゲット♪(プレゼント自給自足w)
いらないものが入っていないから、シャーベットのようにさくっとしたアイス。
そんなに甘くない&ミルクが超濃厚~~。美味しかった!


「ヤバイ;」と思ったのか、1日遅れで息子がチーズケーキを買ってきてくれました♪
「東京ミルクチーズ工場」
こちらも濃厚でクリーミー!
冷凍されたものを4時間かけて解凍、おかげで食べ終わったら2時過ぎでしたが;;
ま、起きてるからいいか。


もっとキレイに切ってほしいかも;;
ま、すごく崩れやすいのですが。

工房と工場のミルキーな母の日でした♪

追記:めっちゃ美味しいシュークリームも発見!
お菓子工房きいちご
あまりに美味しいのでまた買いにいきました。
で、感動を伝えたら、
「他の菓子職人の常識と違うことをしています」とのこと。


吉祥寺~西荻窪~荻窪エリアは他にも狙い目がいっぱいあるので、
ちょっとじっくり探索したいです。

BGM


下北ライヴどうだったのかな?

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/感想

2013-05-09 | 
※あくまで一個人感想です。
今後も追記・削除を含む変更あります。

※一部読書メモと重複します。

内容に関わりますので未読の方はご注意ください。


読み出して数日、かつて「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」を
半日で読み終わった自分はもういないんだな、と気づくところからスタート。

なかなか集中できなくなっている自分が面倒。
これって年齢なのかな?とも思うし、強烈なドーパミン体験をイタプロでしてしまっているその反動もあるだろうし・・・でも、なによりも「対村上春樹バリア」のようなものが自分の中に確実にできてしまっている。

村上作品のいくつか(「ねじまき鳥クロニクル」「神の子どもたちはみな踊る」あたり)には、ひどい傷をおわされた(その傷自体が、私にとっての春樹価値を高めてしまうというアンビバレントな状況をちょっと面白く感じつつ)その強烈なマイナス記憶のせいで、どうも脳にダイレクトに情報がいかないように大量のチャフがばらまかれてる感じ。

そして、指定音源(?)がかえって物語世界を固定してしまって色がつく。
それが目的かもしれませんが、どうも好きな色ではなくて。

なので(ファン失格でしょうが・・・ってファンなのかなぁ??)
自分の好きな音源に切り替えたらやっと物語に入ることができました。

初期感想:
物語よりも、重箱にきちんと納められた言葉の質感と配置を楽しんでいる感じ。
きちんと発音された言葉のように、意味を届かせる作業。
ゆっくりとたんねんに選ばれた言葉を辿ります。

・・・だったのですが、いつもの春樹氏のヰタ・セクスアリス欲求(?)が出てきて、急ブレーキ。
うーーーーん、彼の作品って、ある意味、この欲求のバリエーションではないかと思える。

独特のにおい(プレ青年臭とでもいえばいいのでしょうか?少年期からの永遠の過渡期のようなとどまり感・・・カフカ君でも相当きつかったんですが;;)のある性欲バナシは、あまり得意ではないのだが、これがないと村上春樹物語にならない、というのもあるのかも。なので、BGMの力をかりて読み下す(推奨音源ではありません)。

物語自体はシンプル。で、個人の存在と他者との関わりの
せめぎあいのような関係が深刻にでも淡々と描かれる。

猟奇的事件とそこに至る狂気を1つ内包しているけれど、
それにはさほど色はついていなくて、かえってモノクロ映像のよう。
それによって個々にゆがんでしまった(らしい)エゴの色合いが主題かと。

あとは、自殺抑止効果?
しょせん、自分ではない他者のために、自分の存在を完全否定するな、
というメッセージでしょうか?いや、その周辺の空気というべきか。

夢が表舞台に近いので、わりと好きだった「アフターダーク」に通じる世界観で、個人的には嫌いではない、というか可もなく不可もない作品に落ち着きました(・・・これって新刊評としてはどうなのか?はさておき)。あ、「1Q84」も夢を紡ぐのでしたか。。。あれはちょっとへヴィだった(ロリ要素が)けど、今回はまぁ健全なのかな、と。。。

それにしてもこの本が爆発的に売れているのが、なにより興味深いです。

で、この作品が、3人称実験の続きだとしたら、登場人物の色とにおいは、どれだけ別の色を与えられていても極めて近い。誤解をおそれずに主観表現すれば、男も女もデルヴォーの絵の中の登場人物のよう。で、春樹作品はそれでいい気もします(どこかクリーンで生々しさがない)。

あ、そだ!19章はちょっと面白かった♪(表現として)。
駅の描写とつくる氏のありようが映像コラージュのようで。
で、読んでると夏目漱石の「それから」を思いだしました。
「忽ち赤い郵便筒が眼に付いた。すると其赤い色が忽ち代助の頭の中に飛び込んで、くるくると回転し始めた。傘屋の看板に、赤い蝙蝠傘を四つ重ねて高く釣るしてあった。傘の色が、又代助の頭に飛び込んで、くるくると渦を捲いた。四つ角に、大きな真赤な風船玉を売っているものがあった。電車が急に角を曲がるとき、風船玉は追懸けて来て、代助の頭に飛び付いた。小包郵便を載せた赤い車がはっと電車と擦れ違うとき、また代助の頭の中に吸い込まれた。煙草屋の暖簾が赤かった。赤出しの旗も赤かった。電柱が赤かった。赤ペンキの看板がそれから、それへと続いた。仕舞には世の中が真赤になった。そうして、代助の頭の中を中心としてくるりくるりと焔の息を吹いて回転した。代助は自分の頭が焼け尽きる迄電車に乗って行こうと決心した。」

氾濫する赤の狂気!

でも、つくるは電車には乗らず、駅をつくっている。

このつきはなし感、対象との距離感が、今回一番の収穫だったかも。

つくるを春樹氏に置き換えれば
この物語は作品をつくることの比喩なのかもしれない、なんて
今ちょっと思いましたデス。

追記:
もう1つ。永遠に続く関係なんてない。
だから今を大切に。

参考:
Liszt, Franz: "Le mal du pays"


マルチメディア化の成功事例
(・・・そして同様にレクサスは売れるのだろうか?)

村上春樹氏の新刊でフィーチャーされたベルマンのリスト:「巡礼の年」
【早くも60万部。村上春樹新刊に登場で問い合わせ殺到、ベルマン演奏「巡礼の年」が今すぐ聴ける】l

Thelonious Monk - 'Round Midnight - 1963



111オススメ音源
EARLY CROSS/Pathfinder:特に6. The Pilgrimage
Blazing Bronze/Dominion of the EAST

※111内「村上春樹」関連記事はこちらからどうぞ


興味深かったレビュー:
【読書感想】色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(琥珀色の戯言)
深読み「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(本読みな暮らし)
コメント (2)
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/読書メモ

2013-05-09 | 
※あくまで一個人の読書メモです。
今後も追記・削除を含む変更あります。

感想はこちらからどうぞ。↓
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/感想

以下、文章抜粋あり。
内容に関わりますので未読の方はご注意ください。





読み出して数日、かつて「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」を
半日で読み終わった自分はもういないんだな、と気づくところからスタート。

なかなか集中できなくなっている自分が面倒。
これって年齢なのかな?とも思うし、強烈なドーパミン体験をイタプロでしてしまっているその反動もあるだろうし・・・でも、なによりも「対村上春樹バリア」のようなものが自分の中に確実にできてしまっている。

村上作品のいくつか(「ねじまき鳥クロニクル」「神の子どもたちはみな踊る」あたり)には、ひどい傷をおわされた(その傷自体が、私にとっての春樹価値を高めてしまうというアンビバレントな状況をちょっと面白く感じつつ)その強烈なマイナス記憶のせいで、どうも脳にダイレクトに情報がいかないように大量のチャフがばらまかれてる感じ。

で、今回も本の中でBGM的音源が書かれていて。
つべでチェックして、「ふうむ・・・」と思いつつ。
・・・どうも授業のように誘導されてしまうのが面白くない(笑)。
本を読むときくらい、自分の好きな環境でいたい。

で、PCにはいっている音源をランダムに流してたら、
「あ、これがあった!!!」(お師匠様、多謝です)、即CDをセット。
やっと物語世界に入ることができました。

というわけで超個人的読書足跡。

1日目:

メモを取りながら

やたら目に付く直喩に立ち止まりつつ。かえって混乱させられつつ。

「鋭く切り立った尾根が前後の植物相を一変させるように」(P29)
「まるで遠い辺境の地に出征する兵士を見送るみたいに」(P31)
「物理的に理屈の通らない風景を見るみたいに」(P35)←この表現は素敵
「誰かの運勢を見るみたいに」(P38)

「身体の組成が入れ替わっていくような不思議な感覚」(P40)


これはわかるなぁ。実際入れ替わってるのかも。
生命ホルモンとホメオスタシスの葛藤というか。

2日目:
木元沙羅さん。相変わらず春樹氏の描くヒロインは理性的。
そして色をもたない人間がまた1人。

灰田くん登場。相変わらず春樹氏の描く男友達は魅力的。
つねに主人公を補完する関係。

3日目:
BGMと珈琲の香りの中、超透明な音源(春樹氏推奨音源ではありません)のおかげで
ジャミングがなくなって頭がすっきりと物語を吸収しはじめています。

ここからは章だてメモ(※章タイトルはブログ管理人)

7.淫夢
今回はないなー、・・・と思ってましたが、
(またもや)夢の中ですか。うーん、春樹氏のヰタ・セクスアリス欲求は根強い。

彼のなんというか、独特のにおい(青年臭とでもいえばいいのでしょうか?少年期からの永遠の過渡期のようなとどまり感・・・カフカ君でもしんどかったんですが)のある性欲バナシは、あまり得意ではないのだが、これがないと村上春樹物語にならない、というのもあるのかも。なので、BGMの力をかりて読み下す。

8.灰田の退出
再登場を待つことに。

9.優秀な探偵力の沙羅さん
「私たちは基本的に無関心の時代に生きていながら、これほど大量の、よその人についての情報に囲まれている。その気になれば。それらの情報を簡単に取り込むことができる。それでいてなお、私たちは人々について本当にはほとんど何も知らない」(P136)


「しかしそれが基本的に、都合の良い思考システムの催眠的注入であることに変りはない。」P143
このあたりは宗教も同じですね。
アフター「アンダーグラウンド」の価値観が血肉化した春樹哲学。

10アオとの再会
最初のカタルシスと口の中がちょっと苦くなるドラマ。
・・・過剰なレクサス賛歌には意味があるのだろうか?
売上があがるのだろうか?

からっぽ=無色についての“省察”。

「産業の洗練化」P176

11.アカとの再会

「金のかかった匿名性」P181

「『『私は自分の頭でものを考えている』と思ってくれるワークフォースを育成する」P188
「反社会的な人間=建設的な姿勢をとるものは何によらず、頭から受け付けない」同
「もう1つは本当に自分の頭でものを考えられる人間」同
「全体のおおよそ85%」同

パレードの法則の逆利用。理にかなってますな。

==================
現時点での感想:
物語よりも、重箱にきちんと納められた言葉の質感と配置を楽しんでいる感じ。

きちんと発音された言葉のように、意味を届かせる作業という印象。

==================


12.六本指と優勢遺伝についての省察と沙羅とのデート

「サークルの完璧性の中の閉じこめられていた」P219

「私たちはあるいはおしゃべりかもしれない。でもある種の秘密は堅く守られる。とりわけ男の人たちに対しては」P221

春樹氏の描く女性のモナリザ的微笑のような空気感は、こうした女性崇拝のような視点から生まれてくるのだろうか。そしてハルキニストな女性達がモナリザ化していくのかも。世の中のモナリザ率が増えると、ちょっと楽しい?

おいしいレモンスフレについて♪

13.足の裏とフォースとともに進むフィンランドの旅計画

「人は日々移動を続け、日々その立つ位置を変えている」P233

「シベリウス、アキ・カウリスマキの映画、マリメッコ、ノキア、ムーミン」P215


沙羅と中年男性の関係は?

14.素敵なオルガ

15.素敵なエリの夫


オルガとエリの旦那様は、この本の中で一番好きな2人かも。
フィンランド人、素敵!と思わず思ってしまった(単純ゆえ;)。

エリ夫妻の陶器、見てみたい。ここの描写は好きだなぁ。。。
誠実な人の誠実さが伝わる描写。

16.クロ(エリ)との再会

エリの告白はすごくナチュラル。だが、多分こういう女性は実在しない。
なので、とっても男性的に見える。

17.クロ(エリ)との語らい

人に関わることの相互侵食。
支えるためには自分自身の足腰がしっかりしていなければならない。
相手に同調・共感はしても共依存してはならない。

「悪いこびとたちにつかまらないように」P326

18.沙羅との再会・前

19.自身との再会


後半はさくさく読めてしまって、メモをとるヒマというか必然がなかった。

19章の入り方は、古いようで新しいようで、面白いな、と思いましたが、
あくまで春樹的にて。

というわけで、重複しますが感想は別途。

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森美術館☆LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで

2013-05-07 | ドラマ・映画・演劇・アート


貴婦人と一角獣展 の後、森美術館まで歩いて、超話題の
「LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで」
にも行って参りました。

こっちはもうフェスタのようでめちゃくちゃ楽しかったです!

バラバラの展示方法と内容が、さまざまな「愛」を見事に表現していました。
メンバーとわいわい、つっこみながらどっぷり「愛」に浸ってきましたよー♪
(森美術館はよほどでなければおしゃべりOKなのもいいですね☆)

アーティスト一覧
見どころ(?
・「メッセージ」を吹き込むと、やくしまるえつこちゃんが歌にしてくれるメカ
・草間部屋(撮影OKです)
・ジョン・エヴァレット・ミレイ!!!(もうびっくりするほどあっけなく展示されています;;)
・元恋人に蹴られ続ける会田誠映像w


ソフィ・カル《どうか元気で》の部屋、浅田政志の浅田家シリーズもよかったなー♪
キリコ、ダリ、シャガールなどもあっけなくごった煮状態(若干整理はされつつ)
の中に展示されていて、それがいいかも。


観賞後は六本木ヒルズ展望台で期間限定オープンしている「ミクカフェ」でお茶&軽食♪
ネギつきカレーは見た目にインパクトがありましたぁ。

味はレトルトカレー。そしてプラスティックのフォークと、普通のナイフ(思うに最初はプラスティックナイフだったのでは?)ではネギが超切りにくい!でも、カレーにけっこう合いました♪

同行者の1人が選んだミクパフェは、なんと真ん中部分が色つきカスタード!
アイスを期待すると超裏切られます;;;


いやー、それにしても楽しかった!
映像系はまったく時間が足りず、観れてないので、
こちらも会期中にもう一度行きたいと思っています☆
ミクカフェも♪





おまけ:同行者が頼んだ顔なしカレー;;;ある意味シュール!



当社比;


おみやげ:

1日 100袋限定の「はちゅねミクの焼印入りどらやき」(1袋3個入り)
袋にスタンプが押せます♪



すぷらった;;(抹茶味。他に小倉とチョコ。ネギ味とかあったらよかったのにw)


関連:
やくしまるえつこ、森美術館「LOVE展」で新作インスタレーション《LOVE+1+1》を発表(ロッキング・オン)


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