manakoの今日もぐるぐる

四十路女〈manako〉。まだまだ人生に迷いながら、日々ぐるぐる回って生きています。そんな管理人の日常を綴る日記です。

創作ノート《十二単イメージイヤーカフ【誰が袖-花の宴-】【誰が袖-紫の縁-】》

2021-03-31 11:46:00 | ハンドメイド活動
3/28のイベント合わせで用意した新作をご紹介します。

十二単イメージイヤーカフ、その花飾りがビジュータイプの【誰が袖】シリーズで新作2種類です。

自分は作品には意味とかストーリーを込めるタイプ。
この【誰が袖】シリーズは、第一作【-花橘-】の題材にした和歌の世界というのが根幹になると思います。
なので、「誰かを想う」というのが作品のテーマかなと自分は解釈しております。
そんな思いを込めて…。


【誰が袖-花の宴-】
『源氏物語』の「花宴」を題材にしております。
光源氏が朧月夜と出会う帖ですね。
【源氏】シリーズで、女君・朧月夜イメージの作品は別に作る予定ですが、この作品では帖のストーリーそのものをテーマにしております。
御所で催された桜の宴の後、朧月夜と出会った光源氏。
その際、正体を明かさなかった彼女を、光源氏は探し、後日、右大臣邸で開かれた藤の宴にて見つけ出すのです。
そんな「彼女は誰だったのだろう…」という、朧月夜を探す光源氏の心情を込めた作品です。
重ねの配色は、自分のイメージで、春の月夜に咲く桜、そして藤の紫などを意識して、この組合せに




【誰が袖-紫の縁-】
こちらは『源氏物語』という作品、そしてその作者とされる紫式部を題材にしました。

藤壺の宮に憧れ、理想の女性を求めて恋を重ねる光源氏の物語ーー。

そして、そんな物語が評判を呼び、中宮彰子の女房となった紫式部。
その彰子が産んだ皇子の五十日の祝いの席にて、藤原公任から「このあたりに若紫はいらっしゃいませんか」と声をかけられたという、『紫式部日記』に記されたエピソード。
一〇〇八年十一月一日、『源氏物語』の記念日の根拠となっているエピソードです。(ここから、11月1日は「古典の日」)

その両者の紫のゆかりを求めるという情景を作品に込めました。
重ねの配色は、「紫の匂」という上から下へ薄くなっていく紫の「襲」を参考にしたものです。


共に、販売価格は400円(送料別)です。
minne・マルシェル共に販売を行います。
また、新作発表に伴い、在庫僅少だった一作目の【-花橘-】も追加製作しましたので、先日よりマルシェルにも出品しております。
どうぞ、よろしくお願い致します。



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