どんどん販売予定作品を紹介していきたいところですが、その前に触れておかなければいけない作品があったので、まずはそちらをご紹介。
自分用に作ったヘアゴムです。
芥川龍之介の仏教童話「蜘蛛の糸」をモチーフにした作品です。
お釈迦様が浄土の蓮池から地獄へ垂らした蜘蛛の糸、つまり仏の慈悲とか救いなどを表現した作品というところでしょうか。
一般の方に分かるように説明すると確かにそうなのですけど、自分の中ではもうちょい色々あるのです。
このブログの「やりたかったこと」という記事の中で書いている、執筆がストップしている自作小説の話。
あれが、仏教をテーマにした作品なのです。(少年少女が物の怪退治しているようなストーリーですが、テーマ的には仏の教えとは…みたいなところを描こうとしているつもり。)
その中で、主人公の少女が物の怪退治の際に頭につけている蓮の花の形の髪飾り。
これをモチーフにしてヘアゴムを作ろうと随分前から考えていて、やっと形にしたのがこちらなのです。
作品の中では、本来、金属で出来ている髪留めで、花の上に蜘蛛が乗っているデザインという設定。(実は作中でも、そんなにはっきり描写していないけど…。でも、重要な設定。)
なので、このヘアゴムでも、本当は蜘蛛を花に乗っけたかったのですが、大きさの都合で断念しました(-_-;)
でもお陰で、蓮池から垂らされた蜘蛛の糸というイメージにしっくりくるデザインになったかも。(う～ん、でも、糸を垂らすのだから、本来、蜘蛛の向きとしては逆か…)
で、その髪飾りと蜘蛛の糸がどう繋がるのかという話になるわけですが…。
この作品の終盤のキーアイテムになるのがこの髪飾りで、まさに「蜘蛛の糸」の役割的なもの。
さらっとネタバレ的なこと言っちゃうと、ラスボスを静める為に、仏様から授けられているアイテムなんだよね～みたいな。
仏の救いの象徴ということです。
まあ、なにぶん、執筆が中断して、自分の頭の中にしかないストーリーなので、いくら説明したところで、伝わらないと思いますが…。
というか、そもそも、読んだことのある人がほとんどいないのに、そんな話をしても「ポカン…」ですよね～。
でも、次に紹介する販売予定商品は、この作品繋がりなので、一応説明しておく次第です。
