想い

自分の好きな出版社さんも掲載されているということで、三栄書房の「一度は読んでほしい小さな出版社のおもしろい本」(サンエイムック大人の隠れ家教養シリーズ)を購入。


日本全国にはものすごい数の出版社があります。
自分は書店員ですが、日頃、実際にやりとりさせて頂いているのは、その中のほんの一部。
正直、大半は名前もよく知らないところだったり…。

なので、こんな方々が本を作っているのだな～と知ることが出来る興味深い一冊でした。
実際にやりとりもある某会社ですが、お一人でやっていらっしゃるところだったのですね(@￣□￣@;)！！


書店の書架にも限度があるので、出版される本の全てを店頭に並べられるわけではありません。
やはり、取捨選択して発注を行うわけで…。
そうなると、どうしても大手出版社が強くなり、名前も聞いたことないような小さい会社だと発注に躊躇してしまったりします。
でも、本作りにかける想いというのは、大きい会社も小さい会社も違わないのですよね。
どの一冊も、携わった人々の想いが詰まった大切な一冊なのだと改めて思い知るのでした。
そんな作り手の想いを世の中の人々へと繋ぐのが、我らが書店なのです。
しかし、最近の自分ときたら、日々の仕事に追われ、それをただこなすだけになってしまっているかも…。
もっと一冊一冊と向き合って、込められた想いを少しでも多くの人々に届けられるような仕事をしなければいけないなと感じています。


そして、もう一つ。
本を作りたいな～と強く思いました。
さすがに、自分で起業して出版業をやろうとは思いませんが…。
自分も表現したい想いがあって、絵なり小説なりを書いてきて、やっぱりそういうことが好きなんだと感じています。
最近は全く出来ていない創作活動ですが、来年はもう一度頑張ってみようかな…。


そんな風に想いを新たにして迎える一年の終わりです。
このブログも、今年はあまり更新出来ませんでしたが、それでも御覧下さった皆様、本当にありがとうございましたm(__)m
皆様にとって、来る年が幸多いものとなりますように。
どうぞ良い年をお迎え下さい。