電力供給システム
電気はコンセントから100Vが供給されています。これは交流です。+とーを行ったり来たりすることで、交流と呼ばれています。1秒間に+とーを行ったり来たりする回数を周波数といいます。
実は、わが国にはこの周波数が60Hz(1秒間に60回)の地域と50Hzの地域があります。
1896年(明治29年)東京電灯会社はドイツから発電機を購入しました。これは50Hzでした。一方、同じ年にアメリカから発電機を購入した大阪電灯会社の発電機は60Hzで、わが国で2種類の規格が採用されることになりました。規格統一の機運もあったのですが、周波数の意識が薄く、現在に至っています。静岡県の富士川を境に東西で別れています。
交流と直流
電気には交流と、もうひとつ直流(電池・バッテリーなど)があります。
一般に供給されるのは交流で、多くの電子機器は直流で作動するため、機器の中で交流を直流に変換しています(これを整流といいます)。
パチスロも供給される100Vを電源BOXで直流に変えて動いています。
交流はAC、直流はDCです。
パチスロの主電源に注意
パチンコは主電源がAC24Vですが、パチスロが出回るようになって以降参入したメーカー(大都・アルゼなど)はAC100Vを主電源にしています。現在、パチスロは主電源をAC24Vとする機種と、AC100Vを主電源とする機種と2種類存在します。AC24V仕様のパチスロにAC100Vを直接つなぐと、過電圧でパチスロが一瞬で破損しますから注意が必要です。AC24V仕様のパチスロには電圧を変換する変圧器(以下、トランス)が必要です。
トランスの容量
近年、パチスロは液晶の演出効果に頼る傾向にあります。多くのメーカーが1台あたり250VA以上の電源を推奨しています。配電される100Vの容量が足りていても、トランスが低容量だと、パチスロが正常に作動しない場合があります。主電源AC24Vのパチスロでトランスの必要容量XAの値Xを求めるには
24VxXA=250VA
XA=250÷24
=10.4166
このことで、10A相当の容量のトランスが必要となることがわかります。
****************
回胴式遊戯機技術研究会はパチスロの入出力信号を調べて、オシロスコープで波形をみて、その通りの疑似信号を出力するマイコンプログラムを作成して、回路にのせて、パチスロのメダル不要回路を作成して、卒業の技術講習(有料)を開講しています。
この機会に、パチスロの基礎から学んで、アミューズメント仕様パチスロの技術を身につけてみませんか?
受講受付中!!
ご不明の点はご遠慮なくお尋ね下さい。存じ上げていることは丁寧にご案内させていただきます。
TEL 090-3194-4902