GNDを調べる
ドアを開けて、精算スイッチの配線を目視で追いかけて下さい。
ドア基板のCN9につながっていました。
スイッチですからどちらかがGNDです。
①CN9ー1灰をGNDと仮定し
②テスターの黒の電極を挿入します。
③テスターの赤の電極をメダルセレクターのCN2の11本の配線に接触させて、導通を調べます。メダルセンサーは必ずGNDにつながっていますからCN2のどこかに導通しているところがあるはずです。ところが、何回試してもCN9ー1灰と導通するところが見つかりません。
これは①の仮定が間違いだったことを証明しています。
つぎに、
④CN9-2白にテスターの黒の電極を挿入して再び、テスターの赤の電極をメダルセレクターのCN2の11本の配線に接触させて、導通を調べます。
CN2の3橙,6青,9白とCN9-1白が導通していました。
テスターの電極が太くて挿入固定できないときは
ワニグチクリップにまち針を切ってはんだ付けしておきます
電源横取り
アミューズメント仕様基板は電源を持ちません。パチスロからDC24Vを横取りします。なるべく、電源BOXの近いところから並列でつなぎたいので、CN9-2白と導通しているところを探します。
電源BOXの14Pの黒と導通していました。
次に、
●電源をON
●テスターをDCVが測定できるモードにセット(絶対値が数値で表示されるデジタルテスター推奨)
●テスターの黒の電極を14Pの黒に挿入
●テスターの赤の電極を電源BOXの他の13Pに一箇所ずつ接触させてテスターがDC24Vを示すところを探します。
これで、電源が確保できました。
メダル投入センサー
●電源ON
●テスターをDCVが測定できるモードにセット(電圧変化が針の動きで確認しやすいアナログテスター推奨)
●テスターの黒の電極をGNDに挿入固定
●テスターの赤の電極を①茶から順番に接触させてメダル投入時に電圧が変化するところを探す
メダル投入時にテスターの針が反応するところが②赤、⑤緑、⑧灰の三箇所見つかった
メダル投入時にテスターの針が5Vを指し変化しないところがセンサー5V
テスターの針が0Vを指し変化しないところがGND
ブロッカーコイル
CN2⑩黒と⑪茶がブロッカーコイルの信号線である ●電源ONの状態で
●テスターの黒の電極をGNDに挿入固定 ●テスターをDC24Vが測定できるモードにセット(電圧変化が針の動きで確認しやすいアナログテスター推奨)
●リール回転時にテスターの針が0Vから24Vに変化し、STOPボタンスイッチを押してリール回転が止まって、スイッチを押している指をはなした途端にテスターの針が0Vに変化するところが、ブロッカーコイル(ー) ●テスターの針が24Vを指し、変化しないところがブロッカーコイル(+)
MAXBET
MAXBETの信号線を目視で追いかけるとCN7につながっている
白白白灰、と4本の配線があり、このうちのどれかがMAXBET信号である
テスターを使って同じように特定できます
●電源ON
●テスターをDCVが測定できるモードにセット(電圧変化が針の動きで確認しやすいアナログテスター推奨)
●テスターの黒の電極をGNDに挿入固定
●テスターの赤の電極を①灰から順番に接触させてMAXBETを押したときに電圧が変化するところを探す
テスターの針が5Vを指し変化しないところが5V
テスターの針が0Vを指し変化しないところがGND
残りの一箇所はMAXBETランプの信号ホッパー駆動/メダル払出センサー
エヴァンゲリオンのメダルセンサーは3個です
払出センサーは2つあります
テスターでセンサー信号がどこから出力されているかはわかりますが、3つのセンサの順番まではわかりません
オシロスコープで波形を読むと、メダルセンサー1、メダルセンサー2,メダルセンサー3、払出センサー1,払出センサー2のタイミングチャートが判明します
タイミングチャートがわかると、それをマイコンプログラムに編集して書き込むとメダル不要回路が作れます。
回胴式遊戯機技術研究会ではアミューズ仕様パチスロ技術に特化した技術講習会を開催 しています。
ご不明の点はご遠慮なくお尋ね下さい。存じ上げていることは丁寧にご案内させていただきます。
TEL 090-3194-4902
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