スイッチのチャタリング防止

機械式のスイッチはどのような形状のものでも、ON/OFFの際に私たちの感覚ではわからないバウンドを繰り返しています。接点がつながったり、切れたりして、スイッチONでもOFFの状態になってコンピューターの入力を感知するプログラムが誤動作することがあります。

７セグメントLEDで１回のスイッチ入力で１カウントアップの装置を作って、いざスイッチを押すとでたらめな数値が表示される。これはチャタリングという現象が起こっているのです。

チャタリング防止の回路例です。７４HC14を使っています。回路のコンデンサーが電位を蓄えるおかげでスイッチの接点が一瞬離れても、Pの電位は０Vになることはなく、電位を保ち、ロジックHを認識します。７４HC14はQの電位をスイッチのチャタリングを問題とせずロジックLに変わります。

チャタリング持続時間

●トグルスイッチ　　　　　３０～５０ミリ秒

●キーボードのスイッチ　　　５～１０ミリ秒

●押しボタンスイッチ　　　３０～３０ミリ秒

●大型トグルスイッチ　　　５０～１００ミリ秒

●小型リレー接点　　　　　　３～１０ミリ秒

●ロータリースイッチ　　　　３～１０ミリ秒

プログラムでチャタリング回避

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