今度のパリのホテルはモンパル付近のアパートホテル。今度は事前にホテル側から3枚ほどの詳しい案内がメール添付で来ており、ドアの暗証番号、キーの取りだし方、近くのスーパーなどきちっと載っていた。ほっと安心。ここも2DKで広く快適であった。朝起きて朝食をとっているとすぐ下が小学校の校庭でおちびちゃんが元気に走り回っていた。
宿から出かけ10分ほど行くとメトロの駅に着く。古いメトロの駅はこの駅のように「入り口がアールヌーボーの意匠」となっている。
シャトールーで一緒だった西岡沙樹さんとランチを一緒に食べようということでサンジェルマンデュプレ駅で待ち合わせ、レストランに行く。魚系のレストランで満員だった。2人はヒラメ系の魚を食べていて美味しいそうだったが、私は何故かハムの塊のソテー、これが美味しい~!
夜は予約しておいたバレーを見に行く。バレーが見たかったというより実はガルニエのオペラ座に行きたかったんだけれど。
これが実に素晴らしい建物で、パリ市の大改造の時、1875年に建てられたもので豪華絢爛、客席の天井全体にシャガールの大きな絵が描かれている。
●天井いっぱいにシャガール
●典型的クラッシックなオペラハウス
で、翌日午前中は孫へのお土産、服を買いにガルニエの裏の方と言うか、北の方にあるデパート、ギャラリーラファイエットへ。
2人の孫の服も買い、パリ市立美術館へ向かう。ここは西岡さんお勧めの所で無料でしかも内容が充実しているとか。
セーヌ川の右岸でエッフェル塔にも近い所にある。中に入るがとりあえず腹を満たそうということで美術館のレストランへ。
その後美術館を巡るが素晴らしいコレクション!
ルーブルとかオルセーなどは気持ち的に肩がこるが、ここは肩がこらず、しかし素晴らしいコレクションが溢れている。
●デュフィ「電気の妖精」 ファンタスティック!
●マチス ダンス これも非常に大きな壁画で存在感がある。
夕方から夜にかけてパリ最後の夜を飾るであろう「パリ夜景ツアーとムーランルージュ」ツアーに参加した。18:30頃ツアーデスクに集まり、まずパリ夜景ツアーに出かける。
昔から「夜目、遠目、傘の内」と言うことで、特にライトアップすると大体の風景が素晴らしく見える。
と言うことでいよいよ本命のムーランルージュ到着。
そう言えばアルビで出会ったロートレック、久し振りでした。ショウは撮影厳禁とかで撮れなかったがそれなりに良かったね。カンカン踊りは「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂」のメロディからついに逃れられなかったけれど。夜景ツアーとムーランルージュフィーと送りの料金込みで130€くらい。
昨年2月にキューバのキャバレートロピカーナでショウを見たが、100$。値段的には同等であるし、ムーランルージュは少しサーカス的要素も取り入れているのは評価できるが、やはり圧倒的にキューバが良い。
物価水準、意気込みなどから考えてもキューバに軍配が上がるね。
と言うことでパリ最後の夜は更け、アパートに帰ったのは23:30.静かに歩いていたのだが下の住民から「天井をどんどん→うるさい」は、は、は、御免なんしょ。
翌日午前。スーツケースを転がし、RERの駅に行き、なんとかシャルルドゴール空港行きの切符を買い、直通電車に乗り、無事空港に着きました。なんと10€でした!!(西岡さん曰く、この線は治安が悪いという評判なので私は乗らない)
空港でチェックインをして、途中セキュリティチェックで間違って手持ち荷物に入れた十徳ナイフが没収される珍事はあったものの、航路は「プレミアムエコノミー」で足が十分伸ばせることもあり、快適に関空に着きました。
フランスでお会いした皆様、有難うございました。テロの後遺症はすぐに癒えないとは思いますが雄々しく立ち直って素晴らしいフランスが戻りますように祈念しています。
メルシー、ブク!!!!!