書きかけの白い便箋座る文字
踊りたくても読む人知らず
この前はカバンの中だったけど
今日はワイシャツのポケットに
君へ渡そうと
手紙を忍ばせていた
向かい合って乗ったけど
君に見つめられて ドキドキ
結局渡す機会を失してしまった
難しいなあ
階段を下りる時も
君は離れてしまうし
もう やりきれないんだ
でも
何だかんだ言っても
こうやって 君の顔見られるうちが
本当の花なんだろうな
逢えるから
好きとも言える
触れ合うから
アイシテルと思える
君が いるから
僕は
君が好きだと 叫べる
初恋亭夢中