空を見上げて

日々の暮らし

老老介護

2019-07-24 21:55:37 | 日記
今日は、夫を皮膚科に連れていきました。
最近は、車の乗り降りが大変で、それでも降りるのは何とかできるのですが、乗るのは私一人では厳しくなっていました。
それで、車椅子ごと乗れる介護タクシーをお願いするようになっていたのですが、皮膚科が家から近い所にあって、待ち時間もさほどないので、お願いしても悪いかな?なんて思ってしまったのが間違いでした。
診察が終わって車に乗るとき、どうしても右足が上がらなくて四苦八苦でした。
車椅子は後ろの方に下げてしまったので、もう一度座ることもできません。
夫も何とか立っていたのが疲れてきて、体がどんどん崩れてきてしまいました。
私は、その体を支えるので必死でした。
皮膚科の駐車場で、誰か来てくれないかな…と待ちましたが誰もいません。
しばらくして、やっと女の人が通りかかったので声を掛けましたが、そのまま行ってしまいました。
本当に涙が出そうでした。

それからしばらくして、隣の泌尿器科の病院から一人のおじさんが出てきたので、『すみません!ちょっと助けてください!』と大声で呼び掛けました。
おじさんがこちらに歩いてきてくれた時は、本当に嬉し涙が出そうでした。
『これは大変だ!』と言って、夫を必死で座席に座らせようと持ち上げてくれました。
なかなかうまくいかず、何度も何度も引っ張って、やっとのことでお尻が座席に着いた時は、私も体の力が抜けました。
見も知らない私達を助けてくれたおじさんには、感謝しかありません。
本当にありがとうございました。

家に帰り、疲れ果てた夫をベッドで休ませました。
しばらくして、さっきのことなど無かったかのようにすっきりした顔で起きた夫を見て、ホッとすると同時に、疲れがドバーッと押し寄せました。

あのおじさんが腕や腰など痛めていないか心配です。