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2006年5月からの記録
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山口敬之と伊藤詩織

2022年01月25日 | 社会

山口敬之(1966年 - ) 

伊藤詩織 (1989年 - ) 
2020年9月23日、TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出された。紹介文は東京大学名誉教授の上野千鶴子が執筆し、「(彼女による、)性的暴力の勇敢な告発で日本人女性の人生を永遠に変えた。政治的権力に近い被告人は刑事訴追を免れたが、彼女は12月に民事訴訟を勝ち取った」などと評価した 






伊藤詩織さん、二審も勝訴 性暴力訴訟、山口敬之さんに332万円の賠償命令 


ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして、慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(中山孝雄裁判長)は1月25日、330万円の賠償を命じた1審・東京地裁判決を変更し、賠償金を約332万円に増額する判決を言い渡した。 

また、伊藤さんがおこなった記者会見などについて、山口さんは名誉毀損だとして慰謝料など1億3000万円と謝罪広告を求めて反訴していたが、東京高裁は、デートレイプドラッグに関する言及が名誉毀損とプライバシー侵害にあたるとして、慰謝料など55万円の支払いを伊藤さんに命じた。

 
1審の東京地裁判決は、山口さんの供述について「不合理に変遷しており、信用性には重大な疑念がある」と指摘。伊藤さんの供述から、山口さんが合意のないまま性行為に及んだと認定した。山口さんの反訴については、「公共性および公益目的がある」として棄却していた。 控訴審の第1回弁論は2021年9月21日におこなわれ、その日のうちに結審していた。控訴審では新たな主張等はされておらず、一審と同様、性行為の同意があったかどうかなどの事実関係が主な争点だった。

(弁護士ドットコムニュース編集部 2022.1.25)

山口側
2015年4月3日、当時TBSの政治部記者でワシントン支局長だった山口は、一時帰国中に伊藤詩織と東京都内で会食。同日深夜から4日早朝にかけて準強姦の被害を被ったとして、9日に伊藤が原宿警察署に相談、30日に高輪警察署が準強姦容疑で告訴状を受理した。
8月26日に山口は書類送検された。
2016年7月22日、東京地検が山口を嫌疑不十分で不起訴処分とした。さらに2017年9月21日(公表は22日)、市民からなる東京第六検察審査会が「慎重に審査したが、検察官がした不起訴処分の裁定を覆すに足る事由がなかった」とし、不起訴相当と議決した。
2017年9月28日、伊藤が「望まない性行為で精神的苦痛を受けた」として、山口を相手に1100万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こした。その直後の10月18日、伊藤が自らの訴えを綴った手記『Black Box』を出版し、24日には日本外国特派員協会で会見を行った。一方で山口は同月26日発売の月刊『Hanada』に、「私を訴えた伊藤詩織さんへ」と題する手記を掲載し、その中で伊藤の主張を全面的に否定した。
2019年2月、山口が「伊藤さんの記者会見での発言などで社会的信用を奪われた」として伊藤を相手に慰謝料1億3000万円と謝罪広告の掲載を求めて反訴した。
裁判は山口、伊藤の双方の訴えを同時に審理し、12月18日、東京地裁〈鈴木昭洋裁判長〉は山口の伊藤への性暴力を認定。山口に対し伊藤への慰謝料など330万円の支払いを命じ、山口の伊藤への請求は棄却し。同日、山口は記者会見で「内容に全く納得いかない」として、原訴訟と反訴の両方について控訴する方針を示した。2020年1月6日、山口は330万円の支払いを命じた民事訴訟の地裁判決を不服として東京高裁に控訴した。
2019年6月、山口は「伊藤詩織氏が虚偽の犯罪被害を捏造して警察や裁判所に訴え出た上に、『デートレイプドラッグを盛られた』など、裁判では一切主張していない事を含め、ウソや捏造や根拠のない思い込みを世界中で繰り返し発信して、私の名誉を著しく毀損し続けている」として、虚偽告訴と名誉棄損で伊藤を刑事告訴した。2019年7月に警察に告訴状が正式に受理されて伊藤に対する捜査が実施され、2020年09月28日に伊藤は同容疑で書類送検された。
12月25日、東京地検は山口の訴えを退け伊藤を不起訴処分とした。

2022年1月24日、月間Hanadaプラス 「しかし百歩譲って、伊藤氏が本当に覚えていないとしても、それは警察の言うとおり、飲みすぎて記憶が飛んでしまった「アルコール性健忘」なのであって、そもそも犯罪行為など全くなかったのである。 繰り返すが、善意に解釈しても、伊藤氏はアルコールを自ら過剰に摂取したために、自分で何をしたか忘れてしまっただけなのである。「犯罪事実がなかった」以上、警察も検察も検察審査会も、伊藤氏の主張を退ける。当たり前のことである。」と犯罪性を全面的に否定した。

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伊藤側
2015年4月3日に、就職先の紹介を受けるために、当時TBSテレビの政治部記者でワシントン支局長だった山口敬之と都内で会食した。その際、深夜から4日早朝にかけて飲酒後に記憶を失いホテルで乱暴されたとの理由で2015年4月30日に準強姦容疑で警視庁へ被害届を提出した。
2016年7月に東京地方検察庁は嫌疑不十分で不起訴とし、伊藤は2017年5月に検察審査会へ審査を申し立てたが、2017年9月に東京第6検察審査会は不起訴を覆すだけの理由がないとして「不起訴相当」と議決した。
2020年9月22日に、「刑事部長の判断で執行が止まった」、「告訴した男性は安倍総理と非常に近い記者」、「親安倍派と言われる人たちから強いバッシングを浴びました」と述べている

2017年9月28日に伊藤は、山口に「望まない性行為で精神的苦痛を受けた」と主張して1100万円の損害賠償を求める民事訴訟の訴状を提出し、10月18日に手記「Black Box」を出版して24日に日本外国特派員協会で会見した。
山口は、10月26日発売月刊『Hanada』で手記「私を訴えた伊藤詩織さんへ」を発表して伊藤の主張を全面的に否定し、2月に「伊藤さんの記者会見での発言などで社会的信用を奪われた」と主張して慰謝料1億3000万円と謝罪広告の掲載を求めて反訴した。
裁判は山口、伊藤の双方の訴えを同時に審理し、2019年12月18日に伊藤の請求を認めて330万円の支払いを山口に命じ、山口の反訴は「名誉毀損には当たらない」と請求を棄却した。2020年1月6日に山口は地裁判決を不服として東京高等裁判所へ控訴した

2019年12月20日に、虚偽告訴罪(虚偽告訴等罪)と名誉毀損罪の容疑で伊藤を告訴した告訴状が警察に受理されたと山口が発表した。2020年9月にはこの件で伊藤は警察から取り調べを受けたと自身のFacebookで述べている。弁護士ドットコムによると、2020年9月28日に東京地検へ書類送検された。12月25日、不起訴処分決定。

2020年6月8日、2017年5月から2019年12月にかけて漫画家はすみとしこが自らのアカウントで発信したツイートで名誉を傷つけられたとの理由で、はすみとリツイートした2名に損害賠償総額770万円と当該ツイートの削除などを請求する訴状を東京地方裁判所へ提出した。2021年11月30日、はすみに88万円、リツイートした2名にそれぞれ11万円の賠償を命じる判決が下された。
2020年8月20日、2018年6月から7月にかけて伊藤を中傷する多数のツイートに対し賛同を意味する「いいね!ボタン」を自由民主党衆議院議員の杉田水脈が押したことにより名誉感情を傷つけられたと主張して220万円、東京大学大学院元特任准教授の大澤昇平に対して、名誉毀損にあたるツイートをしたと主張して110万円、それぞれの損害賠償を請求する訴状を東京地方裁判所へ提出した


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伊藤さんは米国の大学に在籍した‘13年12月に、アルバイト先のバーで山口氏と知り合った。彼女は正社員としての就職先を求めるメールを山口氏に送信したことをきっかけに、帰国。‘15年4月3日彼と会食した際、意識を失い、ホテルで暴行を受けたとして、準強姦容疑(現在は準強制性交)で警視庁に被害届を提出した。
同6月に山口氏の逮捕状が発行されたが、逮捕直前に取り消されたという。対する山口氏は合意に基づく性行為だと反論。東京地検は‘16年7月、嫌疑不十分で不起訴とし、伊藤さんは翌17年5月に不起訴不当を訴えたが、東京第6検察審査会も同9月、不起訴を覆すだけの理由がないとして不起訴相当と議決した。
ここでも双方の主張は食い違っているが、1つ言えるのは逮捕状が発行されたという事実だ。
「逮捕状は捜査機関が作成し、それを裁判所が許可して初めて発行される。つまり裁判所も山口氏の逮捕には同意しているわけで、そう簡単に出したり、引っ込めたりすることはできない。逮捕後に嫌疑不十分で釈放されるケースはいくらでもあるが、土壇場で逮捕状自体が取り消されるのは、極めて異例と言わざるを得ない」(全国紙社会部記者)
そこで再三言われているのは、“山口氏が安倍晋三首相に近いため、何らかの便宜が図られたのではないか?”という疑惑だ。これについては当時の警視庁刑事部長の関与も指摘されているが、実際どうなのかはわからない。
当の山口氏も判決後の12月19日に外国特派員協会で行った記者会見で、
「この事案について、私はどの政治家にも警察にも、官僚にも、要するに誰にも何もお願いしていない」
と否定している。

(FRIDAY)

 

 

 

 

 

 

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