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2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

輪廻曼荼羅飴村マニア「粘膜戦士」

2016年10月16日 | 書籍

粘膜戦士
2012年2月 角川ホラー文庫
飴村行

鉄血
肉弾
石榴
極光
凱旋

粘膜戦士 (角川ホラー文庫)
クリエーター情報なし
角川書店(角川グループパブリッシング)


シリーズ物とはかくあるべき

僕が読む進めた順番は
黙示録→人間→蜥蜴→兄弟→戦士

読み始める前から飴村行のネットで読み解ける人となりの調査を開始して 読み進める順番をこのよーに計画性をもたせたのであります

シリーズ4作目の「戦士」ですが 短編集です
短編集とゆーても シリーズの骨格 基礎 屋台骨の通底する奴らは そこかしこに現れマニア心フェチ魂をくすぐりまくる
なかなかの考え抜かれた世界であり物語であり謎々である

短編1発目の「鉄血 」の丸森は脱走して短編最終章の「凱旋」に辿り着き
長編第1作の「粘膜人間」に出向いていく寸法である べかやん物語りである

「肉弾」の兄貴は多分本作の表紙でありルミルミ様であり、僕はこの短編が一番好きです

「石榴 」はラブストーリーである ラブストーリーではあるが飴村ものなので気色悪い方のラブストーリーです

「極光 」は長編「粘膜人間」の拷問コンビの松本少佐物語りであるが「粘膜兄弟」のヘモやんが出現するあたりが随喜の感動ものであります

そして短編最終章「凱旋」は収束に見せかけてふり出しに戻る迷宮譚である 
なんてこたーない話に シリーズの鍵がそこかしこに散りばめられてるあたりが用意周到

そして この短編を読み終えた者そのネタを念頭に挿入して 再び長編「粘膜人間」→「粘膜蜥蜴」→「粘膜兄弟」を再読せよとゆー命令が下されるわけであります
これをマニアックとゆーんであろう なかなかの世界観である 
この世界観の構築のヒントになるのがエッセイ「粘膜黙示録」であるところの飴村行物語

輪廻曼荼羅

飴村行のオモシロエッセイ「粘膜黙示録 」

女の股ぐら泉に男のマラボウを入れてソクソクすることだっ「粘膜人間」

「粘膜蜥蜴」傑作冒険エログロ探偵活劇

粘膜人間 (角川ホラー文庫)
クリエーター情報なし
角川グループパブリッシング



粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)
クリエーター情報なし
角川書店(角川グループパブリッシング)


粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)
クリエーター情報なし
角川書店(角川グループパブリッシング)


粘膜黙示録 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

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