すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

 日本海テレビの着服

2023年12月03日 | 社会


 日本海テレビの発表によれば、幹部社員は同社の売上金など、総額1178万2575円を着服。うち264万6020円は、『24時間テレビ』に寄せられた寄付金だったという。  幹部社員は「2014年当時、親族のために金を用立てる必要があった」と話しているというが、同社は「後輩らを連れてよく飲み歩き、スロットも好きだったといい、こうした金に使ったと、弊社は見ています」ともつづっていた。  期間は10年間にもわたり、同社は27日付で社員を懲戒解雇している。そのうえで、《弊社は責任をもって保管すべき皆様の浄財が着服されるのを10年間、見落としてしまいました》として、《皆様に深くおわび申し上げます》と謝罪している。  1978年から始まり、例年10億円近くの寄付金が集まる同番組。多くの人の思いを託された寄付金が、飲み代やギャンブルに使われていたとは……。以前から物議を醸すことも多かった番組だけに、SNSでは怒りの声が渦巻いている。 《これ24時間テレビの存在意義が問われますよね。正直もう終わりでいいと思う。当初の番組の意義を完全に失ってる。》 《チャリティなのに、タレントへの高額ギャラやら何やらで近年問題視されているけれどチャリティ番組のスタッフが寄付金を10年にわたって横領って ありえない。もう打ち切りでもいいのでは?》 《24時間テレビって、毎年その時期になるとエセチャリティーとか偽善番組とか貧乏人から金をむしり取ってるとか高額なギャラをタレントに払ってるだの批判の声が出てたけど、それでもやる意義はあると擁護していた人たちは今どんな気持ちなんだろう。最悪の裏切り行為だよね。》  これまでも、番組の存続意義を疑われるような事態は何度もあった。毎年のように噴出するのは “ヤラセ疑惑” だ。とくに、番組の目玉といえるチャリティーマラソンには多くの芸能人が参加しているが、エンディングに間に合うかどうかギリギリという場面がよく見られる。  毎回100km前後という厳しい距離が設定されているものの、時間調整がおこなわれているのでは、とみる視聴者は多い。2022年にランナーを務めたEXIT・兼近大樹は、残り1km地点から超スローペースに切り替え、ギリギリエンディングに間に合うタイミングでゴールし、疑いの目が向けられていた。  また、チャリティー番組なのに、出演者に高額なギャラが支払われているとみられる。2013年7月に本誌が報じたギャラ事情では、当時メインパーソナリティを務めた嵐のギャラが5000万円、マラソンランナーの森三中・大島美幸が1000万円、上戸彩と羽鳥慎一がそれぞれ500万円。  日テレ側は、「基本的にボランティアでお願いしている」としたうえで、「拘束時間の長い方など、場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払いをしております」と説明している。ビートたけしや明石家さんまは、ギャラが支払われることを理由に同番組へ出演しないとされている。  また、旧ジャニーズ事務所との癒着も長年続いていた。毎年のように “旧ジャニ枠” が確保され、2003年からメインパーソナリティーは嵐・V6・関ジャニ∞・NEWSなど、必ず旧ジャニタレから選出されている。  不祥事もお構いなしのようで、今年の放送(8月26~27日)前には、メインパーソナリティーのなにわ男子に熱愛発覚、中京テレビのメインパーソナリティーを務めたJr.「美 少年」は “シュークリーム投げつけ” で炎上したが、何事もなかったかのように番組出演をはたした。  番組終了後には、水卜麻美アナが体調不良で『ZIP!』を約2週間欠席したことも記憶に新しい。10年連続で『24時間テレビ』の総合司会を務めている水卜アナだが、8月21~25日は通常どおり『ZIP!』に出演し、27日から『24時間テレビ』、その後、30日まで『ZIP!』と、“生放送10連勤” をこなしていた。  8月31日~9月10日まで夏休みだったが、それから1週間後に体調不良となり、《日テレ働かせすぎ》《ブラックか》と指摘する声があがっていた。  炎上した出来事をあげればキリがなく、あまりに醜聞まみれの『24時間テレビ』。寄付金のネコババ事件で、来年以降の番組存続も危ぶまれる事態となりつつある。

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