すそ洗い 

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2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

黒沢清だから大丈夫「散歩する侵略者」

2017年09月10日 | 映画・テレビ・動画

「散歩する侵略者」

2017

監督 黒沢清
脚本 田中幸子 黒沢清
原作 前川知大『散歩する侵略者』

出演
長澤まさみ
松田龍平

長谷川博己
恒松祐里
高杉真宙

笹野高史
満島真之介
児島一哉
前田敦子
光石研
東出昌大
小泉今日子



ジャンルはSFの宇宙人による人類侵略モノです
心配することはありません いつもの黒沢映画です

配役は抜群にドンピシャな方々ばかりで そのまんま等身大
ただしキョンキョンのみは大ハズレ 残念

今回のやつで好きなとこ ベスト3
1位 病院みたいなとこでJK・恒松祐里が警察・児島の背中に飛びつくとこ
2位 旦那松田龍平を乗っ取った宇宙人が人類を侵略することがわかった時の長澤まさみの台詞「も〜やんなっちゃうな〜」
3位 前田敦子の半ズボン姿と涙と台詞と所作の全て
以上です
とにかく 恒松祐里のJK役が素晴らしい仕上がり 
初見かと思いきや 「まれ」で田中泯と田中裕子の孫役やったみたいや 全然覚えてへん
あと 前田敦子が出てくるとは思ってなかったので なんかものすごく「得」した感じがしました





予算とかスケールがビンボー臭そーな日本映画であるが 毎度毎度の黒沢映画なので 失敗しても成功しても許せる
今回は おっおっおっととゆーぐらい うまい具合に進行していて 久々の成功作かなと思いきや やっぱしラストの方でチョンボしますし
これも 毎度の黒沢節 わざとなのか?
一番大きなチョンボとゆーかド寒かったんは 大オチ的な説明台詞の大役をキョンキョンにやらせたことですね
折角の作品が これでしおしおのパーの台無しになります 台無しですが いつもの黒沢映画なので仕方ないか
わざとなのか?
「トウキョウソナタ」のキョンキョンはまだマシだったのですが
こんな大台詞は
ゴジラでゆーとこの山根恭平博士・志村喬
ウルトラマンでゆーとこのキャップ・小林昭二
ぐらいにしかでけへん大役で決まらへんやろ 



でも 大枠 成功作です
こんなSF こんな哲学 こんなドンパチ 世界中で作れんのんは黒沢清のみです
日本代表
安っぽいCGでもOKです
「愛は人類を救う」がオチでも大丈夫です

1998年の黒沢Vシネマ「蛇の道」「蜘蛛の瞳」を再び観たいなーとつくづく思いました
あの2本に黒沢ワールドの全てが詰まってます
今回は大風呂敷を広げすぎてましたが ほぼ同じです
黒沢 清(1955年7月19日- )は裏切らない

[恒松祐里]黒沢清監督と「散歩する侵略者」語る



散歩する侵略者 (角川文庫)
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女優の長澤まさみ(30)が15日、東京・新宿ピカデリーでおこなわれた、映画『散歩する侵略者』(公開中)の公開スペシャルトークイベントに登壇した。この日は同作の黒沢清監督も出席。監督から「とにかく芝居が上手い方なのに、打ち合わせとかになると煮え切らなくなる人」という印象を伝えられた長澤は「自分の感情を人に伝えるのが恥ずかしいタイプです」と自身の性格を明かした。

同作は、劇作家・前川知大さん率いる劇団イキウメの同名舞台を映画化したもので、数日間行方不明になっていた夫が侵略者にのっとられ、妻の元に戻ってくるという大胆なアイデアを元に、夫婦が住んでいる町に様々な事件が巻き起こるというSFサスペンスとラブストーリーを取り込んだ作品。

 事態に巻き込まれる主人公・加瀬鳴海を長澤が演じ、侵略者に乗っとられる夫を俳優の松田龍平が演じる。

 この日のスペシャルトークイベントには長澤の他に、同作の監督を務めた黒沢清氏(62)、映画監督・映画評論家の樋口尚文氏(55)が出席した。

 黒沢監督の作品に初めて出演した長澤は「油断してると撮影がどんどん進んでいって終わっちゃうような現場でした。監督、早いんですよね。そのペースに負けないようにお芝居を準備していかないとっていうプレッシャーが、日々あったっていう感じでしたね」と撮影を振り返った。

 同作の撮影前に、松田龍平から黒沢監督の撮影現場の流れを聞いていたようで「黒沢監督の現場は『一発本番らしいよ!』って言われて、それを聞いて良かったなって撮影始まった初日に思いましたね」と安堵したことを明かした。

 それに対し黒沢監督は「一発本番って事はないんですけど…3回まわしてOKっていう感じです」と言葉を返した。

 長澤の印象について黒沢監督は「とにかく芝居が上手い方でした。でも、その前の衣装合わせとか、打ち合わせとかだと嫌がってんのかなーって思いました(笑)煮え切らない感じがね。でもその煮え切らなさがこの方の独特な個性なんだなーって思いました」と話した。

 続けて「芝居となると一気に自分がやるべき事、物語上、何を望まれているかを瞬時に理解して、あっという間に素晴らしいに到達出来るんです。でもそうなる前は、『は~い…』とか『出ま~す』とか(笑)。(監督からみて)不安な気分になる、びくびくする現場でした」と長澤に感じた二面性を明かした。

 一方で長澤は「嫌がってないんですけど、昔っからよく言われるんですよね。やる気がなさそうとか、後『怒ってるの?』とか。あんまり自分のこうその時の感情を、人に伝えるのが恥ずかしいタイプですね」と自身のキャラクターについて語った。

 女優としての長澤の魅力について、映画評論家の樋口氏は「今作は全部仏頂面なんだけど、地震計の針のような感情の起伏が描かれています。『キャバレー』(以前長澤が出演したミュージカル)の長澤さんと、仏頂面で地震計みたいな感情が出ている長澤さんは全然違くて。長澤さんの正体を考えたときに、今作の映画的にいうと概念がないんじゃないか?って思います」と述べた。

 長澤が演じた加瀬鳴海という役は、常に怒っている人物。それに対し長澤は「加瀬鳴海は女性あるあるが詰まっているというか、理想の女性像っていう風に思います。怒ってたりしますけど、嫌々相手に尽くしている姿を見ると理想の女性像ってものなのかなって」と役の印象を述べた。

 最後に長澤は「自分がこの作品に出れて良かったなって思うのと、今の自分の年齢で出会えたことに本当に幸運だったなと思っています。とっても良い映画なので沢山の方に見て頂きたいですし、長く愛される映画になったらなって思ってます」と作品への想いを語った。

(MusicVoice2017.9.15)

竹内結子のヤラレ顔「クリーピー 偽りの隣人」2016年

奥さんこれですよこれ「トウキョウソナタ」2008年9月

アタリとハズレ「黒沢清の映画術」 2006年

「黒沢清の恐怖の映画史」 黒沢清+篠崎誠

黒沢清ひさしぶりのハズレ 「LOFT」

流離 「ドッペルゲンガー」

ワタシは死んだ だからみんなも死になさい 「叫」

葉月さんはどこにいかれましたか?「叫」

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4 コメント

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Unknown (ザル)
2017-09-12 10:08:49
恐る恐る聞きますが、
いいとこ以外の長澤まさみは
全体的にどうでしたか?

見ればいいだけの話ですが。
参考までに。
返信する
ザル様 (よしはら)
2017-09-12 10:36:28
すみません長澤まさみとゆー女優さんには全く興味がなかったもので 無視してました
悪くはなかったです 上手だなーとか マジメだなーとか
の感想しかありません
でも主役ですからね
いっぱい出てますとしか言いようがありません
前半は終始機嫌が悪くイライラした長澤さん
後半からは愛のために頑張る長澤さん
エロシーンもありません パジャマ姿はありましたが透け関係もありません(おそらくサポーター着用)
すみません あの台詞以外は特にこれといった記憶がないのです
返信する
Unknown (ザル)
2017-09-14 16:16:41
ということは、
長澤まさみファンにとっては、
たまらん!ということでしょうな。
勝手ながら。
返信する
ザル様 (よしはら)
2017-09-15 11:21:47
そーゆーことになると思います
自分は長澤まさみさんには全く関心が沸かないので
素通りしてますけど
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