Never Mind the Bollocks
『勝手にしやがれ!!』(原題:Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)
ジョニー・ロットン : ボーカル
スティーヴ・ジョーンズ :ギター、ベース、バッキング・ボーカル
グレン・マトロック : ベース("アナーキー・イン・ザ・U.K."のみ)
ポール・クック :ドラムス、バッキング・ボーカル
シド・ヴィシャス :ベース("ボディーズ"のみ)
プロデュース クリス・トーマス
2012年の Remaster盤をiTuneに取り込んどかなーと
ゲオレンタルを予約していたんだが 待てど暮らせどレンタル中の札が取れず
仕方なくアマゾンさんでポチ
思い起こせば 1977年の夏の発売日に梅田までUK盤を買いに行ったんや
そーか 自分は まだ17歳やったんか
この盤を買った次の日に 背中まで垂れた超ロン毛をバッサリ切ってツンツン坊主にしたんやったミーハー
さてさて 今となってはどの再生装置で聴くのが一等適切かと
聴き比べてみる
音の方がお下品籠り系ガチャガチャロックやから当初はiPhoneで聴くんがベストかなーと思ってましたが
ウォークマンの方がヨイです
ウォークマンの方がIphoneより音に太い芯があります このアルバムに関しては
そしてヘッドフォンよりイヤホンの方が良いです
やはり音がデジタル化されてからかなーと思います
ボワーンとした音をデジタルに適したシャキッとした音に洗い直してる気がします
特にベースの音がうまい具合に立ち直ってるよーに思います
(このアルバムのベースはシド・ヴィシャスでもグレン・マトロックでもなくスティーヴ・ジョーンズがギターと兼任で大活躍)
以前CDーRに焼いていたやつはこんなに音が良くなかったよーに思うので
やはり2012年にリマスターしたやつは優秀です
もっとエエ音リマスター盤もあるらしーが
自分の耳にはこれで充分かな
このアルバムはある程度 団子状の方がエエからね
当時はつまらん事ばかりだったので当時の1977年を懐かしむ気は毛頭もありませんが
このアルバムはほんまに なんべんもなんべんも よー聴きましたで
時代が閉塞感あったかどーかは良く覚えてませんが しょーむないロックバンドばっかしが謳歌しておられました
自分自身が兎にも角にも何者でもなく何者にも成れずドツボに閉塞していたよーに思います
とにかくイイ思い出がありません
このアルバムが全てだったよーな気がします
自分の10代後半は このアルバムを聴くことが全てでした
他にイイ思い出が全くありません
このアルバムだけに助けられていたとゆーても過言ではない
1977年
そして今 この歳で聴いても なかなかエエ曲揃いやありませんか
音も抜群にエエです
痩せた音ではなく鋼状にブっといですし
ジョニー・ロットン とスティーヴ・ジョーンズとポール・クックとクリス・トーマスが頑張らはったんやなーと思います
疾走感と噛みつき感と冷ややかさとユーモア かっこエエもんが全てぶっこまれてます
勇気と希望がもれなくもらえます
名盤中の名盤とは まさにこれです
John Lydon photo
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パンク総称が「下手でもロックができる」とゆー触れ込みでしたが、自分は全然そーは思わなかったです
「絶対にできない!」と思ってました
近田春夫の音楽は全然信用してませんでしたし
ただただ陰鬱な気分の時にこのピストルズのアルバムは
「晴れやかな希望」でした
ギターうまくなくてもモテるロックができるのか!と思いました。
当時近田春夫が『なんでこんな豊かな国でパンクが流行るんだ!』とブツブツ言っていたのが思い出されます。