すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

完全無欠「雁の寺」

2011年09月02日 | 映画・テレビ・動画

「雁の寺」
1962年 大映 監督:川島雄三

桐原里子:若尾文子
堀之内慈念:高見国一
北見慈海:三島雅夫



これは これは 凄い映画をこの歳にして見せてもろおた ありがたや ありがたや

若尾文子もんとゆーことで 白黒で地味なお寺の退屈な物語を我慢して鑑賞しようとゆーのが最初の心積もりだったのですが
もぉ~ ど頭から完璧な絵柄がズコンズコンと捨て絵無しで来る しかも面白い めっさ面白いお話展開
これは 一気に見るのはもったいないので i-pad2とi-pod touchの2つのマシーンを使って ちょびっとづつ4日かけて鑑賞しました
若尾文子様の美しさは も~こちらのサイトでは口が腐るぐらいとーとーとゆーとるので 当然のことながら
(今回は「また 見られた うち」とゆー台詞が一等痺れました)



他の出演者達も全員イイ イイ イイのです
弟子坊主役の鬱屈感丸出しの無骨な高見国一さん



生臭どスケベ坊主の下衆で能天気な三島雅夫さん



単なる若尾様の引き立て役な駒の動き方やなしに それぞれが完璧なまでの駒の動き方をしてます
川島雄三監督とゆー人は凄い凄いとゆー噂だけは聞いていましたし 「しなやかな獣」の絵作りもなかなかのものでしたが
この「雁の寺」は 前景の配置 なめ方 奥行きが 素晴らしいのね
お寺の構造をここまで 工夫を凝らした見せ方するんかいなと いちいちワンカットワンカットづつたまげまくりです
こーゆーのを完全無欠とゆーんですな
今はこーゆー素晴らしい映画が無いのでね いちいち驚きます 学習不足でした 無知でした



若尾さんは脱ぎのシーン無し 膝っ小僧露出と肩露出程度の露出度でしたが も~ものごっつぅドエロ丸だしでした
特に 事後 の感じが 「ほんまにやっとったんとちゃうけ?!!」とゆーてまうぐらい ムンムンしておりました
そして 各自の京都弁がものごっつぅエエんです
台詞も絵柄もバッチこ~んと決まりまくった カッチョエエシーンが満載です
いや 本当に大袈裟抜きに満載です
ほんまに

雁の寺 [DVD]
クリエーター情報なし
角川映画


雁の寺・越前竹人形 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社





コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  I'm Alright | トップ | 若尾さん »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (imapon)
2011-09-10 14:19:10
この映画、ホントまた見たくなってきましたわ。今度はDVDでじっくり。
川島雄三は、やっぱ、凄いは・・・
これ、パートカラーでしたね。現代に結び付けたがるずっこけ感も含めて大好きよ。
返信する
Unknown (よしはら)
2011-09-10 19:02:44
本当に名画ですね
ちょっとビックリでした
日本名画の5本指には確実に入ると思います
ラストにカラーになって御陽気に楽しく終わるのかなぁと思ってたらの思わせぶるなラストカットが念のいりようで
渋いっすね
返信する

コメントを投稿

映画・テレビ・動画」カテゴリの最新記事