澁澤龍彦とゆー人が 自分の中での印象が変わったのは ここ最近の50歳を過ぎてからであります
澁澤龍彦って人は何でもかでも小難しいことをゆーたり
不思議やキモチ悪いやシュールや異形や耽美やそれ系のことをあざとくほざいとるとゆー印象があったんですな
ビタ一文読んだことがないのに
ところがですな 最近 図書館で タイトルは忘れましたが澁澤龍彦著の美術評論本を借りて
これが めっぽーわかり易く ツボをついていて しかも言い回しがとても面白くとゆー
今までの澁澤龍彦イメージがガラッと変わったわけです
そして 昨日アマゾンさんから 送料+1円で届いたこの本
「三島由紀夫おぼえがき」
澁澤龍彦著
中公文庫
三島由紀夫おぼえがき (中公文庫) | |
クリエーター情報なし | |
中央公論社 |
アマゾン評が 好印象だったので 速攻ポチしましたものです
この本が またこれ 実に素ん晴らしい
二人の会った時の出来事や 三島由紀夫って人の人物評が 実にわかりやすく 言い回しが なんかオモロいわけです
いや 別に オモロイ言い方 笑かす言い方をしとるわけではないんです
きわめて真面目な言い方なんですが
澁澤龍彦とゆー人の文体とでもゆーんでしょうか お人柄とゆーんでしょうか
なんか愛嬌があるとゆーか チャーミングなんです
そんなわけだから 当然 三島由起夫のことも ものごっついチャーミングな人物のように書かれてあって
思春期のチンコビンビンの頃の心持ちによくマッチしていた三島由紀夫もんを
もう一度全部 読み返してみたくなってくるわけですな
チンコビンビンの頃に読んだ三島由紀夫と チンコしょぼしょぼの今の自分が接する三島由紀夫はまた違うのではないかと
そして当然ながらチャーミングーな澁澤龍彦さんについても もっともっと読み進めていかんとアカンバイと思う次第です
ほんと澁澤龍彦を見落としていたことに気づいてヨカッタでやんす
澁澤 龍彥(1928年5月8日 - 1987年8月5日)
快楽主義の哲学 (文春文庫) | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
少女コレクション序説 (中公文庫) | |
クリエーター情報なし | |
中央公論新社 |
増補新版 澁澤龍彦 (文藝別冊/KAWADE夢ムック) | |
クリエーター情報なし | |
河出書房新社 |
河出文庫のシリーズは晩年の楽しみにとってありますが、ちょっと読むのがめんどくさくなってます。
三島については面白そうですね。
コリン・ウィルソンも同じ理由です。
まだご存命の頃、舞踏家の大野一雄の打ち上げで遠目にお目にかかりました。
サインは無理でも握手ぐらいしたかったなぁ。
手書きで書けやしないですか
それで気取ってるなと 受け入ることができなかったんです
三島さんのは ホモ系のイケナイ香りがしましたし
美しい文体なので すんなり入れたんだと思います
澁澤さんの文体は今読むと けっこーゴツゴツしてて 気取っていないことに気付き 今更ながら好感が持てたわけです
コリン・ウィルソンさんのは 内容がキチガイヒトゴロシ話ばかりなので内容はオモロいはずなのですが 文体とゆーか日本語訳がとっつきにくくて読みにくかった記憶があります
澁澤さんのサングラス姿は裸のラリーズっぽいなーといつも思ってました
歳くってから接すると案外エエもんなんですね
奇譚ものシュールもんの論客のトラディショナルで大御所ですからねー
でも 澁澤さんの文体って けっこー気さくでくだけててイイ感じなんですね
今後の課題図書が色々出てきました