４２人殺し「殺人をしないとイライラした」 サイウソン・ジョゼ・ダス・グラサス(２６)

ブラジル・リオデジャネイロ郊外で女性を刺殺したとして2014年12月10日に殺人容疑で逮捕された男（２６）が１１日までに警察署で地元メディア の取材に応じ、過去９年間で４０人余りを殺害したと述べた。
警察は説明が具体的で信ぴょう性があるとみて調べているという。
地元メディアによると、男は特に白人女性を狙い、被害者のうち３９人は女性。
「殺人をしないといらいらした」と話し、動機については 「楽しむためだった」と述べた。
雇われて殺人をしたこともあるという。

Brazil serial killer: Sailson Jose das Gracas admits to killing more than 40 in 10 years



白人女性殺害容疑で逮捕された男、
『９年間で４２人殺した』と驚愕の供述。

２０１４年１２月１０日未明 ブラジルのリオデジャネイロにて、女性殺害容疑で
サイウソン・ジョゼ・ダス・グラサス容疑者(２６) が逮捕された。

グラサス容疑者は
「１５～１６歳の頃は、バッグなどを盗んでいた」
「１７歳になった頃初めて人を殺した」
などと供述。
地元紙によると、犯行は全て計画的で、被害者は ほぼ”白人女性”だといいます。
一週間から一ヶ月かけて、被害者の住居や家族構成などを 調べた上で、犯行に及んでいたとみられている。

また、『４２人を殺した』　殺人の動機についてもこう語っています。

「ただ楽しかったから殺した」
「アドレナリンが放出されるのを感じた」
「最初に殺したのは女だった」
「刑務所に行くのは怖くない」
「出所したらまた同じ犯行をする」

現在のブラジルの法律は
・最高で禁錮刑３０年
・死刑適用は
国家転覆など革命を起こした場合 軍を破壊した場合に限る
などと定められている。

Brazilian 'serial killer' Sailson Jose das Gracas confesses to killing 42 people for pleasure



サイウソン・ジョゼ・ダス・グラサスは、２０１４年１２月１０日、
リオ州バイシャーダ・フルミネンセで、知人から金銭を受け取り女性を殺害した容疑で、リオデジャネイロ警察に逮捕された。
また、グラサスの同居者で、複数の殺人を依頼していた夫婦も逮捕された。
翌日の１１日に警察はグラサスの取り調べで、
「白人女性を中心に９年間で４３人を殺した」
とグラサス本人が供述していると発表する。
表情も変えずに淡々と自白するグラサスの姿は殺人事件の扱いなれた警察官をも驚かせた。
供述の内容を聞いた担当警部は
「これだけの数の事件についてこと細かく話せるのは当事者しかいない」として、供述は信憑性があると判断する。

何件かについてはその場で事件の記録を調べ、詳細を確認し、警察は供述と一致する４人の被害者を把握しており、他の殺害についても急いで裏付けを行っている。
グラサスはある女性とその夫だった男性から頼まれて殺した例もあると供述しており、殺した褒美として、水や食料、服、住居、必要なものを買う金などを受け取ったという。

その夫婦に頼まれた際は、ナイフで刺し殺し、自分の意思で犯行に及んだ時は絞殺により殺害していた。
グラサスの供述によれば、依頼されての殺人は４件で、２０１１年に殺された５２歳男性は、依頼主らに４０レアルの借金があった。
２０１４年１０月に殺された４９歳男性は、携帯電話を盗んだとされ、同１１月に殺された６０歳男性は、夫婦との不和が原因。

グラサスら逮捕のきっかけとなった女性の場合も、夫婦と口論した後に殺害の依頼があったという。

グラサスは１５歳の頃には窃盗を繰り返し、１７歳になると初めて人を殺した。

２００７年に窃盗、強盗の罪で２度、２０１０年には武器の不法所持で１度、２０１４年２月にも窃盗罪で警察に捕まっていた。
刑務所内で読んだ本で殺害方法を勉強していた。

その後、殺人を繰り返し、被害者は女性３８人と男性３人、子供１人を殺害。
標的の大半はバイシャーダ・フルミネンセに住む白人系の女性だった。

犯行はすべて計画的に行われ、容疑者は１週間から１ヶ月間ほど被害者を尾行し、住居や家族構成などを調べてから家に侵入して殺害するという綿密なものであった。

また、身元が割れないよう、覆面や手袋を使用し、防犯カメラの有無も充分に観察し、身元を確認されるような書類は一切持たずに出かけた。

相手と喧嘩になったりした時は相手の爪を切るといった具合で、犯行自体も実に用意周到だった。

初めて殺人を犯した時の事をグラサスは、

「１７歳で最初の女性を殺した時、快感を得た。その時の快感が忘れられず、殺人を続け、楽しんでいた」と発言した。

また警察に対して
「楽しいから殺ってんだ。アドレナリンが発散されてたまらないね。白人の女が大好物だな」
「自分と同じ肌の色の人は狙う気にはならなかった」などと供述。

また、
「人を殺した直後は精神的に安定しているが、殺していない時はイライラして家の中を歩き回っていた」
「１人殺せばその後は２～３ヶ月、殺した相手の事ばかり考え、落ち着いていられる」
「人を殺すことで安心できる。刑務所から出所すれば同じことをする」
とも話した。

ブラジルでは法律で死刑は認められていない為、グラサスには最高刑の禁錮３０年が下されると見られている。
最後に殺害のプロセスについてのグラサスの発言を掲載致します。
「楽しむために殺した。殺したらその場から去るんだ」


Sailson Jose das Gracas
Sailson Jose das Gracas is a 26-year-old Brazilian man accused of stabbing a woman to death in a suburb of Rio de Janeiro.
He has confessed to having murdered 41 people, almost all of them women, “for the fun of it”, police say.
Gracas says he has murdered 37 women, three men and a two-year-old child over a nine-year killing spree, explaining he killed the child because he feared it would cry and attract neighbours’ attention.
He claimed to have first murdered in 2005 at the age of 17