タカダスマイルのブログ

京都西院発!!はぐれフォーク純情派宣言、何となくブルースを引きずり関西を中心に全国で活動中。

占い

2023-01-09 08:59:00 | 日記
僕は占いが好きである。
「占いが出来るよ」って人に合うと99%の確率で診て貰っている。
占いとか嫌いな人が居るのもよく分かる。
血液型占いなど、つまらん!くだらん!とライブの打ち上げの席で怒られた事もある(怒るのはどうかと思ったし、人の勝手やろとも思うけど)。好きになった人の星座と血液型、生年月日で必ず相性をチェックしていたし、それによって一喜一憂していた。
まるで乙女である。

どうして占い好きになったのだろう?
これはきっと姉の影響のようにも思う「あんたは双子座のB型やからうんたらかんたら…」これが何ともしっくりきたのである。
多分、占いを意識した最初の瞬間である。
タロットカードも絵柄と意味が面白いなと思って夢中になった。
逆の位置で意味合いも違ったり、独特の絵柄が魅力的だった。

どうしても自分でタロットカードを手に入れたくなり「エジプト式初心者向けタロット」なるモノを手に入れてカードの意味を調べたり、半ば強引に友達を占ったりした。

昔、河原町によく当たるという噂の占い師の方が居た。当時の僕は2人好きなコが居て、どちらも同じくらい好きで、どうしたら良いかと悩んでいたので、その方に聞いてみる事にした。

ふむふむ
あんたは水みたいな人、一箇所にいたら腐るよ。流れて行けば必ず海に出るから、動き続けなさい。
んで、女の子はEちゃんにしなさい。
きっとあなたを支えてくれる。
太陽と月のような関係ですよと。

俺はEちゃんと付き合う事にした。
その後7年ほど付き合う事になったので、占いの結果だけでは無いとは思うが一つの参考になったのも事実だ。

その後、占いに一番傾倒したのが離婚した時だ。とにかく「すがりたかった」ので、四柱推命、手相と診て貰った。
結果、別れた妻とは最悪の相性で、住んでる家、観葉植物の位置も悪いし、よくぞここまで悪い部屋を選べたものだ(笑)と言われました。凄いなある意味。
というか、そう言って励ましたいというのもあったのかもしれないな。

あなたは遠い街に縁があるよ、将来は京都に居ないと思う。遠ければ遠い方が良い。
そう言われた事をずっと覚えていたのですが、先日キリンイヌさんに「遠くへ行くと力をもらえるので、どんどん旅に出た方が良い」「とにかく遠方に縁がある人」とも言われて更に納得。

正に今の生活だな。
夫婦で将来は海外に行けたら良いなと話し合ってるので、あながち叶わない事もないかもな。
なんてね、思ったりします。

なもんで今年もじゃんじゃん旅して、皆さんと会って、元気になろうと思っておる次第です。
---------
タカダスマイルのライブ情報
ご予約は各種SNS、ホームページの前売予約から

▶︎20231/21(日)

▶︎兵庫 甲子園 BAR二塁アルプス

西宮市甲子園八番町2‐5プロシード甲子園3F

▶︎19:00 OPEN/20:00 START

▶︎2500円(D別)

▶︎出演

タカダスマイル※ワンマンになります!


▶︎2/4()

▶︎福岡 小倉 BAR TWOFACE

▶︎

▶︎

▶︎出演

タカダスマイル


▶︎2/5()

▶︎福岡 田川 スタジオLOT

▶︎18:00 OPEN/18:30 START

▶︎前売2000円/当日2500円(D別)

▶︎出演

タカダスマイル

囮者-gasha-

乙心tugumi



▶︎20232/6()

▶︎山口 下関 T-gumbo

▶︎19:00 OPEN/19:30 START

▶︎投銭 要ドリンク&フードオーダー

▶︎出演

塚崎ヒ〼ユキ

タカダスマイル

IMG_6933.jpeg


#タカダスマイル下関


▶︎20232/7()

▶︎北九州市八幡 izakaya1901

▶︎19:00 OPEN/19:30 START

▶︎投銭 要ドリンク&フードオーダー

▶︎出演

塚崎ヒ〼ユキ

タカダスマイル

IMG_6934.jpeg


#タカダスマイル北九州




謙虚の初心者

2023-01-05 10:00:00 | 日記
僕は偉そうで謙虚さの欠片もなく、見栄っ張りでカッコつけで、でもケチで短気かつナルシストで自意識過剰で自信家でした。でしたって事は過去の事で、19くらいから27くらいまでこんな感じでしたかね。
何が何でも京都から離れたくて、大阪のデザイン専門学校に進学し、思いっきりデビューした僕はとにかく目立った。
友達の美容師に最初が肝心や髪染めて行け!と言われて、そのアドバイス忠実に入学式へ金髪にサングラスにサイドゴアブーツに英国製のスイングトップを身に纏い出かけた。
いやー目立った。その日に先生全てに名前を覚えられた。
そして学校中の不良(音楽的に)が周りに集まって来た。
スキンズ、ロカビリーにMODS、パンクスにハードコア、サイコビリーと。
すごーく内向的かつ暗い中学生活と高校生活を送っていた僕がいきなり専門学校の目立つチームに所属してしまったのだ。
これで爆発した。
とにかく今までの抑圧されていた自我が暴発したのだ。
入学から数週間で一人暮らしの女の子の家に招待される。
目立つ自分とは裏腹に全然女性経験も浅く、純情ボーイだった僕は何も考えずに家に行った。
そのコは僕に夕食を作ってくれ、お酒を一緒に飲んだ。
「そろそろ終電だし帰らなきゃ」と僕が帰ろうとすると「泊まっていったらいいよ」とそのコが言う。
え?どう言うことですか?と頭の中を?が過ぎったのですが、イケてる風を演じなくてはならないので「そうするわ」と特に美味くもないビールを飲み干した。
「もう寝ようか?シャワー浴びてきたら?」とそのコが言う…もうパニックであるが、俺は演じる「お前が先に入れよ」正しいかどうかは分からない。
何となくそういう方が遊んでそうかな?と思ったのだ。
そして、そのコがシャワーを浴びてタオル一枚で出てきた。
俺はシャワー借りるわって浴室に向かった。
あーこれはそういう事になるんですよね、でも俺は彼氏でもないぞ、というか交際もしてないし、好きとも言われていないし言ってないぞ、これは俗に言う「身体の関係というやつか!」とかもう物凄いスピードで頭の中を妄想が駆け巡る。
シャワーを浴びて出てきたら部屋の電気が消えていて、彼女はベッドに入っていた。
彼女は「早く来たら?」と俺をベッドに招いた。

そこで俺は自身を付けてしまった。
俺はモテている。
いや確実にイケテるんだ。

そうなった俺は止まらない。
とことん口説いて色んな女の子と付き合った。

あれ?これ何について書こうと思ったんだっけ(笑)そうそう、そんな黄金時代を大阪で過ごして京都に帰ってきてビックリした。
大阪で働いている時は「俺が!俺が!」でやっていかないと取り残される感じでもあった。
京都に帰ると「いえ、俺なんか」と謙虚な奴が伸びていった。
そこのギャップがめちゃくちゃ驚いた。

様がナンバーワン!
「いえいえ俺なんか?」ほな下がって下さい、道譲って下さい、消えて下さい。

こんな調子だったと思う。
気に入らない事があると、オラオラっと蹴飛ばしたりして睨みつけていた。

当時の後輩からめちゃくちゃ怖かったと言われたけど、別に喧嘩の武勇伝があるわけではなく、やたらキレまくっていただけだ。
気に食わない奴は目の前から消す。
そんな気持ちだった。

そんな俺も就職して「謙虚さを学ぶ」と思いきや、勤めた広告代理店では「売上あげた奴が偉い、数字取るためなら何でもしろ!※極端だけどそんな空気だった」
そんな社会人生活を終えて、結婚して離婚して、歌い出す。
全国で色んな方の世話になる事でようやく、人の有り難みとか感謝とか、謙虚さを少し学ぶ。
つまり謙虚さを知ったのは47歳くらいで、3年前だし、まだまだ謙虚のビギナーだ。
謙虚のビギナーだからよく失敗もする。

謙虚な良い人のフリした腹黒い奴なら、多少悪くても優しい奴の方が、偽りが無くて好きだなと思っている。
が、世の中はそうはいかない。
良い人のフリをとことん上手く立ち回る奴が得をするように出来ている。
政治家が良い例だ。
公約では庶民の為になる事を語るが、当選してしまえば「公約?何の事ですか?」くらいの調子だ。
世の中の人は良い人っぽい人にとにかく騙されやすい。
チョロいなと思われているだろう。
良い人のフリしてる奴が溢れている。
それで良いと思っている。
それで救われる人が居るのも事実だ。

謙虚の「虚」って漢字が何か腑に落ちないのだ。