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小松左京短編集その後

2019-02-28 16:21:55 | 文庫本
小松左京短編集その後 #IT1901
  小松左京短編集を読む順番が回ってきました。しかし乍ら前回に書いたように、この本は昭和50年(1975年)に発行された43年前の文庫本なので中の文章の文字が小さい。これは明るい所でないと老齢の私には読めないと思いました。紙の質も今の時代より少し黒い、最近の文庫本は文字も大きく紙の質が良く白いので読みやすいのです。そこで文字の大きさをノギスで測ってみました。最近の文庫本の文字は3mm×3mm、これに対して小松左京短編集は2.5mm×2.5mmで印字が薄い。
  実際に病院の待合室で読み始めましたが、裸眼では殆ど読めない。なるべく明るい所を選んで読みましたが半分判読で遅々として進まない。明るさは地下鉄の照明が限度で、地下鉄では辛うじて読み進める事が出来ました。そこで次の病院待合ではパソコン使用時に使って居る中近の老眼鏡を持って行きました。これなら滞りなく読めました。
  最初の短編は「三界の首枷(くびかせ)」、これは千里眼の能力を持った男が読心能力を持った女と結婚した物語で、2人の間に生まれた赤ん坊が、見聞きした事をテレパシーで周りの人々に伝える事が出来る放送局のような能力を持つ。家の中の夫婦げんかもご近所だけで無く、勤める会社の同僚まで知っている。この超能力を持った夫婦から生まれた子供は超能力を赤ん坊の時から、いやお腹の中に居る時から発揮する。ほんとうに笑えないお話しでした。

  参考ブログ
  小松左京短編集


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