これから進路に当たる地域の皆さま
どうぞお気をつけて過ごしてください
台風67号の進路は
関東地方からは逸れましたが..
その影響によるゲリラ豪雨が
昨日(8/13)
東京都各所でも発生しました
息子も帰路に見舞われた..
とのことでしたが
雹(ひょう)は降らなかったのが幸い
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さて お盆(盂蘭盆)の話です..
『もはや戦後ではない』と
政府が『経済白書』で宣言をし
高度成長期時代に突入していた頃の
まっただ中で育った私
のちに流行った『戦争を知らない子供たち』は
終戦直後に生まれた世代の若者たちの
メッセージソング的なもので
その影響を受けながら 社会を見てきた下の世代..
戦後の貧しさの影響は受けなかったものの
『第二次世界大戦』の気配は感じ取れていました..
私の実家は祖父母が拓き
祖父母と両親と三人の子ども
すぐ近くに
父の弟家族四人
これが『親族』であり..
祖父母にとっては大切な身内でした
一家の中で最も幼かった私にとってのお盆は
何か不思議な 非日常
という印象を強烈に残しました
非日常というのは..
普段は存在しない「家族」が
突然 話の主として語られ..
物心ついた頃から なぜか?飾られていた
若い軍服姿の二人の青年
それが 誰なのか?
久しく理解できないまま成長し
ある時
『第二次世界大戦』という戦争があって
その二人の青年は
祖父母の息子たちであり
父と叔父の兄たちであり
『招聘』されて 後に
日本から遠き海上で命を落とした..
それを知った時から
お盆になると
祖父母が熱心に
「仏様」を迎える準備にいそしむ様子
その裏の心情を理解するようになりました
私にとってのお盆は
初代の祖父母が
残された二人の息子家族を愛し
同時に
戦争で若い二人の息子の命を奪われた無念
それを共有する家族の姿というものが
強烈な印象となっています
お盆というのは『戦没者を悼むためのもの』
毎年 そのように感じていたものです
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両親も亡くなり 叔父も亡くなり..
戦没者を身近に感じて悼むことが薄れて行く
祖父母や両親との思い出は残っているものの
若くして亡くなった戦没者(伯父)たちの
生きていたことを実感できる者たちが
誰もいない..
お盆は
子ども心に 意味深い行事という印象でしたけれど
現代は
単純に『盆休み』という
自己満足のためにだけの連休と化して
人の心の希薄さに 何か..
失敬な人間が増えているように思えてなりません
私の実家では
お盆にはお餅をついて
みょうがの澄まし汁に
お餅を入れて食べる風習がありました
※web拝借のこの写真は
お餅ではなく卵豆腐のようです
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