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ユダヤ教とは?

2018-11-09 12:37:40 | 宗教
◯ユダヤ教の成立への過程
前2166年、アブラハムはシュメールの首都、ウルで生まれる。
メソポタミア南部から北方のハランに移住する。そして、アブラハムはハランの高原で神と出会い、天から啓示を受けて、約束の地カナン(イスラエル)のヘブロンに移住する。(これは神話だと推測されている)

 いつしか、エジプトでイスラエル人は奴隷として扱われ、ピラミッド建設において酷使されていた。
 前1280年頃、モーセがヘブル人をエジプトから脱出させた。この時の事をまとめたのが「出エジプト記」。40年かかって、約束の地カナンに到着するが、徒歩で8日の距離である。モーセはだいぶ方向音痴のようである。
 前1200年頃モーセが、シナイ山で神ヤハウェと契約を結ぶび、「十戒」を制定する。
イスラエル王国を建国する。

◯ダビデ王のイスラエル黄金期
前1050年ころ、サウル王の統治が成立、子供のダビデ王の代に黄金期を迎える。エルサレム神殿が構築され、タルシュ船を使って世界中の国々と交易する。

◯イスラエル王国滅亡
前931年イスラエル王国とユダ王国に分裂し、南北に分列する。
前722年、イスラエル王国がアッシリアに滅ぼされた。
ヘブライ人の国家はイェルサレムを都としたユダ王国のみとなった。

◯バビロン捕囚(前586?前538)
 紀元前587年、ユダ王国が新バビロニアに滅ぼされ、バビロンに捕囚される。前586年に第2回バビロン捕囚が起きた。バビロン捕囚中の約50年間は、政治・宗教のエリート層の全員が捕囚され異郷の地バビロニアで生活を強いられ、王国もなく、神殿もない状況に置かれた。この中で今までのイスラエル民族の歩みを根本から捉え直され、民族神・神ヤハウェに対する深刻な葛藤・省察の後に、国はなくてもユダヤ教団として生きる道を選び、大胆な宗教変更・改革が行われた。



ユダヤ人の知識層はバビロン捕囚でシュメールが残した神話に触れる。「ノアの箱舟」や「エデンの園」の元ネタはシュメール。

前537年、キュロス2世がアケメネス朝を建国。バビロン捕囚されてたユダヤ人を解放した。

 旧約聖書の天地創造物語はバビロン捕囚解放後に著述、編纂された。これが「神ヤハウェが、この世界を創造した神であり、唯一神である」と理解し直された。
 神ヤハウェの再理解が行われ、神ヤハウェはユダヤ民族の神であるだけでなくこの世界を創造した神であり唯一神である、と理解されるようになった。

 前167年、ギリシア風のゼウス信仰を強要されたユダヤが反発して、ユダス=マカバイオスらが反乱を起こした。これにより、ユダヤ教は一神教へ更に傾倒することになる。


◯旧約聖書と問題点
 私見だが、旧約聖書はシュメール文化から強い影響を受けている。シュメール人だとしているアブラハムは神話の人物だと思われる。苛烈な抑圧の歴史を踏まえて、ユダヤ人は民族としての絆を経典(清書)に集約した。
 原理主義のユダヤ教から「許し」を与えるキリスト教へと「宗教改革」が行われ、後には一定の納税を行えば他宗教を認めるイスラム教が発生した、これも「宗教改革」とみなせようか。
 問題はユダヤ教に基づく教義は善悪二元論であり、一神教は基本的に他の神を認めない。多神教のシュメールやギリシャ、仏教とは、根本的な相違がある。
 後にキリスト教はギリシャ哲学を排外し、文明の停滞を生む。また、この旧約聖書を源流とする宗教勢力同士が今でも「メソポタミアの地」で争っているのは、宗教的な対立を米諜報機関が扇動しているからである。

 トランプ政権がイラン、リビア、ソマリア、シリア、イエメンの5カ国から米国へ入国禁止にしているが、これはCIA協力者を排除するためである。

◯カシュルート(食べ物のルール)ユダヤ教の食物の清浄規定
食べたらダメなもの
・蹄(ひずめ)が分かれてい無い動物。(ウサギ・ラクダなど)
・反芻(口で噛む→胃で消化→再び口で噛む)をしない動物。(ブタなど)
・ヒレやウロコがない水中生物。(エビ・貝・たこ・いかなど)
・ほとんどの昆虫
・「野外で獣に裂き殺された動物の肉」「自然に死んだ動物の肉」
・肉類と乳製品を一緒に食することが禁止


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