《電脳破壊作戦》 第87話 ハルマリスという星

休息を取ったので、体力点が今の値の1.5倍(端数は切り捨て)まで回復する。
(体力点+4、9→13)
あたしは予備の反重力バックパックを取り出すと、今の自分の状況を確認してみる。

リアン(武器は無くなった。残っているのはお金だけ…)

ハルマリスに着いたら、武器を手に入れないと…

リ(ハルマリスって、どんな星なんだろう？)

あたしはコックピットへ戻ると、コンピュータに聞いてみる。

リ｢コンピュータ、ハルマリスについて教えてよ｣

コンピュータ｢承知しました｣

ディスプレイにハルマリスの光景が映し出され、コンピュータが話し始める。

コンピュータ｢ハルマリスは過酷な環境の惑星です。
　　　　　　地形は荒涼としていて、活火山が多いです。
　　　　　　今は最後の激動期で、内部構造が明らかになってきています｣

リ｢か、火山が急に噴火することもあるかな…？｣

コンピュータ｢ええ、十分に気を付けたほうがいいでしょう｣

リ｢画像を見た限りじゃ、すごく暑そうなイメージじゃん｣

コンピュータ｢日中は暑いですが、青く輝く太陽が地平線の陰に消えて、
　　　　　　三つの月が昇ると、一転して寒くなります｣

リ｢月が三つ…　引力による潮汐が大きいってことね？
　津波による災害が心配だわ｣

コンピュータ｢ですので、人々は海から離れた場所に住んでいます。
　　　　　　ハルマリスの南半球の高原には植民地があり、
　　　　　　そこに人口が集中しているようですね。
　　　　　　高台に住んでいれば、津波が発生しても安全ですし、
　　　　　　すぐ近くに宇宙港もあるので、便利なんですよ｣

リ｢低地帯に住む人はいないの？｣

コンピュータ｢低地帯は岩山が多く、居住には適さないんです｣

リ｢ふーん…｣

コンピュータ｢また、ハルマリスは中央アルカディア人が多い星です｣

リ｢────！｣

コンピュータ｢ハルマリスの植民地では、人間が様々な研究を行っていました。
　　　　　　それを彼らが引き継ぐのは当然でしょうね｣

リ｢ところで、レジスタンスのリーダーはどんな人なの？｣

コンピュータ｢農業ステーションの一員らしいですが、
　　　　　　詳しいことはわかりません｣

リ｢……｣

環境が過酷で、中央アルカディア人の多い星…
あたしはコードの手掛かりを入手できるだろうか…？


★ステータス
技術点　11/11　　体力点　13/17　　運点　9/11

★持ち物
反重力バックパック(品物を六つまで入れることができる)
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★所持金
2120クレジット

★メモ
ザカリアス教授は239号室にいる

★コードの手掛かり
いけ！　たたかいはわれらのたのしみ
ちはたぎる、もたもたするな
ぜんのうのアルカディオンよ！
ろうをおしむな、すすめ、つねにすすめ！
いけ！　いくさのおたけびに、ちはさわぐ
ちをもとめて────すすめ、ひたすらすすめ