SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

微笑み

2004-09-11 02:09:05 | 
山南さんみたいに、端のほうで(?)微笑んでいたい。

私は、いいんですよ。

私には、私の役割があるんです。

安心している、あるいは、距離を置いている微笑。

私の最も安心する場所。

高校の野球部の友人たちと一緒にいるとき。

あいつは、「ああいうやつだから・・・」というレッテルの心地よさ。

自分から話はしないけど、おいしいトコで、冷淡な突っ込みをするというキャラ。

内輪

2004-09-11 01:55:30 | 
なんで、仲良くできないのだろう。
いつもひとりになりたがる。
ひとりを誇っているようなところもある。
いやらし。
思えば、子供の頃から、そうだった。
自己愛が強すぎるんだ。
勢い、孤立したがる。
僕は、違うんだ、ということを知らしめたい。
いやらしい子供は、気持ち悪い大人になった。
やれやれ・・・。

くじら、ねこ 8

2004-09-08 02:17:48 | くじらねこ
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aaaa,ニぁ、ニィ、ナア。

猫は、夢を見ていたのだろう。

片目をあけ、しばらくじっとしていたが、動き出した。

猫はまた現実を生き始める。

猫は場末の飲み屋街をうろついている。

立ち食い蕎麦屋のおばちゃんには、ミケと呼ばれ、

パチンコ屋のにいちゃんには、エビ、

キャバクラのねえちゃんには、マサトと呼ばれている。

大概は無視して、走り去る。

神社では、目のぎょろりとした男が、一人、ビールを飲んでいた。

つまみを拝借したが、それ以上近づかなかった。

ひどくぎこちない感じの男だった。

猫の空腹は満たされなかった。糧をもとめ、また路地へと入って行っ

た。




収穫の秋

2004-09-07 03:50:59 | 
「やっぱり本が好き」のLINさんから勝手にいい言葉を頂戴してきました。


>恋は語るな、恋をしろ(LIN語録)

「考える暇があったら、やれ!」というのは、明快で、気持ちいい言葉。
愛や恋だの語るよりも、まず、そうしたいことを拙いながらも行動する。
そんなことが、足りない。考えてしまう。
考えることは悪いことじゃないけれど、往々にして理屈でがんじがらめにしてしまう。
千の言葉より、一の献身が在り難いのだ。

>最近の作家は職業として書いていると思いませんか?

職業、プロという言葉が負に転じることがある。
どんな職業でも、仕事だから、お金をもらっているから、と考える。
しかし、芸術の分野でのこのバランスは、とても難しいと思う。
やむにやまれぬ衝動を表現する、ある種、物狂いから生まれる創造は、
職業だから、プロだから、ということとあまり関係がないだろう。
小説を、書く。ピアノを、弾く。絵を、描く。
前にも言ったけれど、
本物は、小説で書く。ピアノで弾く。絵で描く。
これらは、手段に過ぎない。
思いを伝える、表現する衝動が、まずあるはずだ。
一概に言えないが、現代が面白くないのは、カタチに乗っかって、
「小説」を書き、「詩」を綴り、「ジャズ」を演っているだけだからなんだと思う。


秋風記

2004-09-07 03:03:18 | 
たまには、外でビール、と思って、こんな夜更けに
缶ビール片手に、夜風に吹かれる。
秋の風が、気持ちいい。
東の空にはオリオン座がのぼってきている。
月があるのに、東の空だけ、星がよく見える。
星座に疎い私は、どれが何座なのか見当もつかない。
星座を創り出した閑人たちに敬意。
星座がなかったら、ただただある星屑はその光も弱かったかも
知れない、なんて。
星と星を結びつけて、星座が生まれ、物語が始まる。
すぐそばのR246を眺め、走る車に問う。
君はどこへ行くのだ?
ぼくらの行く末は?
ともかく、バラバラになった星たちを結びつけることから、
始めよう。

深夜にビール片手に徘徊する怪しいやつ。
捕まらずにすんだ。
よかった、よかった。


即興

2004-09-06 17:49:01 | 
何本目になるんだ、このビールは。
飲み終わってもないのに、また、開ける。
部屋は、空き缶で足の踏み場もない。
安吾の部屋みたいだ。
空き缶を踏み潰しながら、歩き回る。
なぜ、私はここを出ないんだ?
一歩踏み出せば、
空が待っている。
雲が読んでいる。
風がいざなう。
そこでは、人が歩いている。
子供が走っている。
老人が独り言している。

また、缶を開ける。
すると、小さな人が、37人こぼれ出てきて、踊り出した。
唄い出した、泣き出した、缶に戻ろうとした。
てんで、ばらばら。
眺めていて飽きなかった。
しばらく見ていて、彼らは、私に気付いていないことを知った。
みな、無心に、やりたい放題。
一人を、指で弾いてやった。
小突かれた彼は、不思議そうに天を仰ぎ、そして、笑った。
隣の奴が、彼に耳打ちした。
聞こえない・・・。
彼は、大仰に頷き、缶の中から団扇を取り出した。
嬉しそうに扇ぎ、踊り、踊り狂って、顔を赤くした。
恍惚。
彼は、秋の主。
祈り、光り、秋波は一度だけ。

37人は、一斉に踊りだし、唄い出し、
その声は、重なり和し、素晴らしく私に響いた。
そして、突然消えた。
行方は知らない。

それだけ。




あなたは何色?

2004-09-06 17:06:18 | 
人には、色がある。

赤い人、虹色の人、漆黒の奴、高温の星のように青白く光る人。

どうやら、私は、薄い。色が薄い。白い?

だから、すぐに人に染まる。

移入する、その人になってしまいたいと思う。

そういう自己というものもあるんだ。