SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

店長日記

2004-09-06 03:37:59 | 
だいたい、一日に300人くらいの人に会う。
私は、そこから、なにを得ているんだろう、なんて思う。
こんなにも、たくさんの「人」に会っているんだ。
毎日のように来てくれる人、一見さん、赤ちゃん、おばあちゃん、おかまさん、女子高生・・・
まあ、いろいろ。
人と接することが、だんだん麻痺してくる、人を人と思わなくなる。
人ではなく、お客様という対象に。

悩んだこともあった。
なんで、この人たちはこうも厚かましいのか・・・、とか。
「客」以前の問題だ、「人」として、どうなのか、とさえも。

自由が丘、渋谷、市川、そして、立川。
様々な立地、客層があった。
立川は、立地、客層とも、今までとはだいぶ違っていた。
面白いともいえるが、疲れるといえば、疲れる。

でも、もう、3年半。どうやら、素直にお客さんを愛せるようになった。

カフェ、なんて洒落た店にいるけど、気持ちは街の定食屋。
自由に使っていただきたい。
懐の深さが、カフェのいいところ。
久し振りの再会にも、打ち合わせにも、お昼休みにも、お使い帰りにも、娘と一緒にランチでも、
別れ話でも、占いでも、同伴前にも・・・。

今一番、素敵なお客様は、ほとんど毎日12時頃いらっしゃるおばあちゃん。
必ず、エスプレッソ。煙草を2本。もしくは、1本。
カッコイイ・・・。

たまには、こんな記事もいいかな、なんて。






チューニング

2004-09-06 03:07:07 | 
なかなか、言葉が、自分の中に入って来ない。
最近、どんどん困難になってきている気がする。
感性の衰え。
アンテナが、反応しない。
疲れてしまって、受け付けない。

脳みそが、カチコチになってるんだ。
ぼくは緩やかに死んでいくんだ。
さようなら、さようなら。

素敵じゃないか

2004-09-06 02:57:37 | 
とうとう、あの「SMILE」の発売まで1ヶ月を切った。
夏も終わったってのに、ビーチボーイズを最近特によく聴く。
「PETSOUNDS」「SMILEYSMILE」「FRIENDS」・・・・。
先日、2年前に行われた「PETSOUNDS」のライブ盤を視聴していて、迂闊にも涙しそうになった。
「お帰りなさい、ブライアン」
改めて、そう思った。
彼は、もうあの頃の、天才少年ではない。
あの美しい声も出ない。
でも彼は、まだ、ここにいて、音楽を創っている。
三十数年前にお蔵入りになった作品を完成させた。
正直、あまり期待はしていない。
あの頃の輝きは、あの時だけのものだから。
ブライアンは、今、どう感じ、どう表現するのか、気に掛かる。

みんなが、ブライアンを待っているんだ。
それは、ライブ盤での歓声が、なによりそれを感じさせた。

しばらくは、「WOULDN'T IT BE NICE」を聴き続けながら、
あのイントロのワクワクする感じで自分を盛り上げていこう。

最近これを読みました

2004-09-06 02:01:45 | 
「マクベス」 シェークスピア
これは、読むものでなく、観るものなのでしょうか。
読み物としては、ダイジェストか?と思うような感じだった。
私には、合わなかったようです。
畏れ多いんですが、相性ってものは、どうしようもないですね。
福田さんの「解題」が、よかった。

「西瓜糖の日々」 ブローティガン
とても興味深く読みました。
でも、なんだろう、なにかが、足りないような気がする。
これは、時代的な問題でしょうか?
この方の訳は、とてもいいのではないでしょうか?
語学に疎いのですが、そんな感触はありました。

私の読書時間は、通勤電車の中の20分×2くらいです。
しかも、疲れて途中で寝てしまうのが、ほとんど。
なんて貧しい読書時間・・・。

今は、リルケ詩集と、ドスト氏の「永遠の夫」がバッグに入ってます。
再読と再挑戦。
あと、「カフェスイーツ」~お菓子屋さんのパン・パン屋さんのお菓子 が入ってます。
うーん、今月もすごいぜ。




自由が丘の中心で空を見上げる

2004-09-03 23:51:50 | 
自由が丘は以前、碑衾村と呼ばれていた。

熊野神社を中心に栄えた村。

自由が丘の基礎を造った村長さんの銅像が、熊野神社に鎮座している。

ぼくは、記念碑のそばに座っていた。

いつもの酒屋で、ヒューガルデン グランクリュを、

いつものお肉やさんで、ウインナー揚げとげそ揚げを買い、

ぼんやりしていた。

あすから、熊野神社の例大祭。

狭い敷地に、屋台がこれでもかというくらい立ち並んでいる。

準備は済んだようで、人の気配は、ない。

気付くと白い猫が近寄ってきた、茶色も。

揚げものが、目当て。

少しだけ、分けてやった。

ビールは飲まなかった。

風が、木を揺らす、音。

ゆっくり時間が流れる。

深く大きく息を吸う。

かみさまは、いると思った。

お参りして帰る途中、白にまた会った。

バイバイすると、白は、さっさと逃げていった。

・・・またね。


さあ目を閉じて答えて

2004-09-03 03:54:04 | 
ぼくは、君が大好きだったから、名前をつけたんだ。

きみには、特別・・・

あなたには、内緒で・・・

そして、みんなみんなに名前がついて、

安心、安心。

でもね、でもね、

名前なんていらないや、って思うときもあるの

名前のない世界へ行きたい・・・

水の底で、じっとしている

そして、やがて浮かぶだろう時を、待ってる





秋音

2004-09-03 03:29:09 | 
聴こえる音が、すべて、秋に相応しく思える。

音楽は、音楽と言うものは、秋に響かせるためにあるんだ、とも思う。

ふっと、ココロが落ちついて、凪いだ海のように微笑む。

そうそう、この感じ。




薄すぎるカルピスのようなもの

2004-09-02 01:18:34 | 
そういえば、小学校1年生の時、担任の先生に、

「あなたは、欲がないわね」

と言われたのを、確かに、憶えている。

幼児の記憶が希薄な私にとっては、稀有なことだ。

ボクニハ、「ヨク」ガ、ナイ??

確かに、自己を強烈に主張する人ではない。

主張しないことで、存在感を出そうとする卑怯なやつ。

人の輪に入らず、静かに、笑っている君の悪いやつ。

どうでもいい・・・

という、ナアナアで、生きてきた気がする。

きみは、きみ。おれは、おれ。

まあ、どっちでもいいんじゃない?てな。

でも、それは、簡単に裏返るコインだということには、気付いていた。

何度も、裏返って、表、裏、裏、裏、表・・・・

さて、あすは、どっちだ?


引き摺られる

2004-09-02 00:57:10 | 
引き摺られている。

別に、引き摺られること自体、良くないとは思わない。

引き摺られっぱなしの人生だもの。

でも、引き摺られてるなぁ、と感じたのは、はじめてかもしれない。

だから、少し、僕は秋になる。