よろず戯言

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久保山米菓 みかん

2011-06-03 01:00:46 | グルメ

子供の頃、長崎のジイちゃん家で食べた記憶があった。

確かこんなんだったと、お菓子の形状と味をおぼろげに覚えていた。

お母んに訊いても、「あれは落雁みたいなもんやき、お盆前しか売られんやろ。」とのこと。

 

確かに、そのお菓子は仏壇にいつも供えられていたし、

長崎のジイちゃん家に行くのは、いつもカブトムシの獲れる夏休みだった。

形状も花を模していた感じで、落雁のそれに近く、

着色料で、赤,白,黄・・・と、色とりどりだったのを覚えている。

 

餅米だかうるち米だか、ふっくらと焼かれたそのお菓子は、

中は空洞で、ふわふわさくさくの食感で、

外側は砂糖だか水飴だかで味付けされていて、すごくシンプルな昔のお菓子の味。 

あのお菓子を、もういっぺん食べたいなあ・・・。

 

・・・・そんな風に思って、あちこち探してみると、

20年以上 経って、近所の小さなスーパーで発見した。

 

01

 

その名も、『みかん』・・・・!

福岡県朝倉市の久保山米菓製。

検索してみたが、会社のサイトは見つからず・・・。

 

菊かダリアの花を模していたのだと思っていたのだが、

これは皮を剥いたミカンの形を模していたのか!?

 

02

ミカンというよりカボチャ・・・。

 

サクサクかるく、食べ出したら止まらない。

ほんのり甘く、ちゃんとミカンの風味がする!

ただしけっこうクズが散らかる。

香料と着色料、昔ながらの駄菓子よろしく添加物たっぷり。

 

03

 

盆の時期のみならず通年 販売されているようだが、

やっぱり形状と色合いから、お盆のお供え菓子としてピッタリかもしれない。

たぶん流通は九州北部限定。

 

最近、こういう昔ながらのお菓子がやたら美味しく感じる。

やっぱり歳かな。

 


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