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スター・ウォーズ フォースの覚醒

2016-02-23 23:55:07 | 映画

先日の休みに映画を観に行った。

世界的人気の超大作SF映画、スター・ウォーズシリーズの最新作、

スター・ウォーズ フォースの覚醒だ。

原題はSTAR WARS THE FORCE AWAKENS。

脚本/監督はこれまでのジョージ・ルーカスに代わり、J.J.エイブラムス氏が抜擢された。

最近のミッション・インポッシブルシリーズや、スタートレックシリーズを手掛ける若手監督だ。

 

 

スター・ウォーズ最新作制作決定のニュースを聞いたのは二年ほど前だったか。

11年前に公開された、スター・ウォーズ エピソードⅢ シスの復讐。

原作者であり脚本/監督をこなしていた、ジョージ・ルーカス氏、

エピソードⅢの公開を以て、スター・ウォーズシリーズの制作終了を宣言した。

当初、壮大なスター・ウォーズサーガは全9部作、エピソードⅨまで続くことになっていたのだが、

エピソードⅥでルークや反乱軍が帝国を打ち破り、銀河に平和が訪れたところで終了になっていた。

 

これが数年前、スター・ウォーズの権利をルーカスフィルムごとディズニーが買収。

新作の製作やら配給やら、スター・ウォーズの全権をディズニーが掌握。

ここから、スピンオフ作品のアニメ化やらなんやら、やりたい放題のディズニー。

そして、最新作である、エピソードⅦの制作がディズニーで決定というニュースが飛び込んでくる。

肝心のジョージ・ルーカスはというと、原案ということでクレジットはされるものの、

制作にはまったく関わらないということが判明。

ディズニー制作による、新生スター・ウォーズ・・・。

原作を、スター・ウォーズの世界観を、どこまでぶっ壊してしまうのだろうか・・・。

そんな憂いしか起こらなかった。

正直がっかりで、期待もなにもなく、当初まったく興味がなかった。

 

 

キャストの発表がされる。

ハン・ソロ役のハリソン・フォード、レイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャー

そして、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルの名前まで!

・・・これは、もしかしたら、ちゃんとルーカスの物語を作ってくれているのか?!

映画館で予告編を観る。

砂漠に埋もれた、スター・デストロイヤーの残骸。

ドッグファイトする、ミレニアム・ファルコン号と、タイ・ファイター。

焼け焦げたダース・ベイダーのヘルメット。

そして・・・「チューイ、帰って来たぜ・・・。」

そう言って登場した、ハン・ソロとチューバッカ!

 

 

こ・・これは!

俄然、興味が沸いてきたものの・・・。

やっぱり、なんとなく観に行く気になれない。

公開が近付くにつれ、スター・ウォーズムードが濃くなってくる。

前売券の販売が開始されると、いよいよコンビニやらで、キャンペーンやフェアが開催され、

いろんな企業のいろんなコラボ商品が目に付くようになった。

そうして公開されたのが昨年の12月。

全世界同時上映ということで、日本では12月18日、18:30に全国の劇場で一斉に上映が開始される。 

公開からひと月半で興行収入が100億円を突破。

過去作を凌駕する人気っぷりだ。

 

この数字はリピーターが居なきゃ成立しない。

これは往年のスター・ウォーズファンも納得の作品なのか!?

・・・だが、それでもなんとなく観に行く気になれなかった。

やっぱりルーカスの手を離れたこと、ディズニーが制作したことが引っ掛かってしょうがない。

でも・・・やっぱ気になるよなあ・・・。

まあ、がっかりするかもしれないが、とりあえず観てみようじゃないか。

そう思い、公開から二ヶ月経って、ようやっとスター・ウォーズ最新作を観た。

 

 

反乱軍による抵抗で、銀河帝国による恐怖支配は終わった。

銀河系に新たな秩序をもらすため、反乱軍のリーダーだったレイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)は、

新生銀河共和国をつくり、銀河系全体の平和を維持しようとした。

ジェダイの最後のひとりとなったルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)は、

新たなジェダイの騎士を育てようとしていた。

"ジェダイなくしてフォースにバランスをもたらすことは不可能”。

 

だが、旧帝国の残党が終結し、

"ファースト・オーダー"を名乗り、銀河系に新たな驚異をもたらす。

強大な軍事力を有して、かりそめの平和を打ち破り、

再び恐怖による銀河系の支配をもくろむ。

レイアはレジスタンスを結成し、ファースト・オーダーに徹底抗戦する。

ファースト・オーダーと戦うにはジェダイの力が必要。

だが、兄であるルークは行方不明になっていた。

 

 

レイアはレジスタンスいちの凄腕パイロット、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)を

ルークの居場所の地図を持つ、同胞が潜む砂漠の惑星ジャクーへと向かわせた。

だが・・・そこにファースト・オーダーの部隊が襲いかかる。

ファースト・オーダーもまた、ルークの居場所を捜していた。

レジスタンスに、伝説のジェダイ騎士であるルークが加わると驚異になるからだ。

ファースト・オーダーの部隊を率いていたのは、

シスを思わせる真っ赤なライトセーバーと、強力なフォースを操るカイロ・レン(アダム・ドライバー)。

ポーはレンの強力なフォースの前に為す術なく捕まってしまう。

だがポーは捕まる寸前に、ルークの地図がインプットされたカプセルを、

相棒のドロイド、BB-8に託していた。

 

BB-8は大切なカプセルを持って砂漠を逃走する。

そこで、その日暮らしをしている少女、レイ(デイジー・リドリー)に助けられる。

また、ファースト・オーダーの脱走兵、フィン(ジョン・ボイエガ)とも出会うが、

ファースト・オーダーに見つかり、激しい攻撃を受け追われる。

そのまま、レイとフィン、BB-8の三人(二人と一機)は、

長く放置されていたポンコツの宇宙船で逃走を計る。

BB-8は主であるポー、レジスタンスの本部へ無事ルークの地図を届けなければならない。

そしてレイは砂漠でひとり、ずっと家族を待っていた。

フィンは一緒に脱出したポーを探して助けたい。

ポンコツ船でジャクーを飛び出した三人、フォースに導かれ新たな物語が幕を開ける--。

 

 

面白かった。

危惧していた、ディズニー映画っぽいエッセンスはまったく感じられず、

これまでのスター・ウォーズとなんら変わりのない、新しい物語だった!

これは監督であるJ.J.エイブラムス氏が、ジョージ・ルーカスをリスペクトし、

またスター・ウォーズを愛するファンのひとりだったことの証。

これまでずっと憂えていたことは、まったくの取りこし苦労だった。

 

ただ、やっぱり7作目ともなると、いちいち説明がない。

過去作の内容や、スター・ウォーズの世界の設定などが、

充分に頭に入ったファンでなければ、よく意味が解らず退屈な映画だろう。

主人公の立場や目的も判らない。

敵対するカイロ・レンの素性も判らない。

これは第一作目の、エピソードⅣ 新たなる希望でもそうであったが、

来年公開予定のエピソードⅧ、さらに2019年公開予定のⅨを観て、

ようやく全容が判るようなストーリー構成になっているのかもしれない。

なので、この映画を単独で観ても、ファン以外はつまらないだろう。

 

 

逆にファンにとっては、たまらない作品だった。

砂漠に埋もれたスター・デストロイヤーや、AT-ATの残骸。

相変わらずガラクタ扱いのミレニアム・ファルコン号、

ハン・ソロとチューバッカの登場に、レイア姫、R2-D2とC-3PO、

細かいところで、アグパー将軍や、ニエン・ナンとか、もうマニア泣かせ。

ニエン・ナンの名前が出てくるマニア、そうそう居やしないだろう・・・。

そして、最後の最後に登場するルーク。

アナキンのライトセーバーを、レイがルークに渡す。

聞き慣れたBGMが流れるラストシーン、もうたまらない演出。

 

新しい主人公、少女レイ。

砂漠でひとりたくましく生きる少女。

全編激しいアクションばかりなのだが、彼女の虜になった。

素性が一切不明だが、強いフォースを持っていることと、

パドメ・アミダラに容姿が似ているから、もしかしてルークの娘?とか思ったのだけど、

ハン・ソロの叫んだ名前から、ルークの子孫はどうやらあっちの方らしいので、

ますますこの少女の正体が気になって仕方がない。

もしかしたら、コアなファンは既に相関図を完全に把握しているかもしれないが、

自分はスピンオフなどに興味がないので、まったく判らないまま。

 

 

レイの相棒になる、フィン。

いちストームトルーパーだった彼が脱走兵として主役級の活躍をする。

同じヘルメットとスーツを身に付け、まるで個性も感情も感じられないいち兵士も、

生身はこんなにも人間くさいものだと主張してくれる。

終盤、重傷を負ってしまうが、次回作にも引き続き登場して活躍してくれると期待している。

 

レジスタンスのエースパイロット、ポー。

これまで予告編やチラシなど、パイロットのゴーグルを付けた姿しか見ていなかった。

その容姿が、どうにも年老いて見えて、当初コイツがルークじゃない?とか思っていた。

まあ登場した時点で、なんだ、全然違うじゃん・・ってなったのだけど。

冒頭で捕まるものの、脱走後はエースパイロットとして大活躍。

爽快なドッグファイトを見せてくれる。

スターフォックス64をやりたくなった。

 

 

他にも色々と気になるところがたくさん。

ああ、やっぱり自分はスター・ウォーズが好きなんだなあと思った。

それにしても・・・もう退場なのかな・・・好きなキャラだったのにさあ。

ランド・カルリジアンは登場しないのか?

ファースト・オーダーを操っている、あのデカいヤツなんなのさ?

エピソードⅧが楽しみだ。

そういや、エピソードⅧの制作開始の発表と、新キャストが発表されたが、

好きな俳優、ベニチオ・デル・トロの名前があった!

どうやら主要キャラを演じるようで、彼の人相から察すると悪役だろうか?

エピソードⅡ,Ⅲで、クリストファー・リーが演じた、ドゥークー伯爵みたいな感じだろうか?

Ⅷの公開が今から待ち遠しい。

 

購入した帆布製トートバッグ。

3,240円也。

隣にあったビニールバッグ、800円くらいだったか?と、値段札を見間違えていた・・・。

 

購入したレイのベーシックフィギュア。

今作はどれもデキがイマイチ。

フィンやポーも欲しかったけれど、フィンは残念塗装のものばかりで、

ポーはゴーグル付けていて、もはや誰なのか判らない粗悪造形。

ハズブロー仕事しろや!

 

レイのフィギュアもコレクションに加わった。

 

部屋の壁片面、スターウォーズのフィギュアがびっしりと並んでいる。

数えてみたら、全部で55個あった。

引くだけ引くがいい!

 

 



2 コメント

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Unknown (れいな)
2016-02-24 07:40:17
そう言えば記事無いなーと思っていましたが、とうとう観に行かれたのですね。
駄作ではなかったようで良かったです。
私は結局観に行ってません。
おっしゃる様に往年のファンでなければちんぷんかんぷんでしょうし、今更初回作から大人買い的に見始めても引き込まれそうにもなかったので。
最後の方の写真、グッズコーナーの写真かと思ったら武さんの自室だったのですか\(°□°)/
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紅白で嵐がスター・ウォーズごっこしてるのには失笑した ()
2016-02-24 20:48:48
れいなさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
 
たぶん公開期間長いだろうなと踏んでいたので、
なかなか腰を上げることなく、ようやっと観に行きました。
 
記事にも書いてあるとおり、過去作全て鑑賞済みで、
なおかつ充分にストーリーを理解しているひと以外には、
お勧めできる作品ではないですね。
過去作知らずに鑑賞して興奮できるのは小学生男児くらいかな。
 
このフィギュアの写真、ほんの一部ですからね。
全部を写真に収めようとすると、片付いていない、
散らかった、みっともない部分も写ってしまうので、
一番まともそうな部分を選んで・・・。
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