小林多喜二と上海反戦会議―小林雄二 2009-03-12 23:15:06 | 多喜二のあゆみー東京在 1932年12月、吉祥寺の江口宅で行われた上海反戦会議支持運動への草案を決定する会合に小林多喜二は参加した。 証言は、小林雄二・日本労農救援会会長。 « 極東反戦会議(上海反戦大会... | トップ | 大阪多喜二祭展示の「上海反... »
2 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 どうもありがとうございます! (めい) 2009-03-14 09:50:47 興味深い記事をありがとうございます!この記事は、「赤旗」からでしょうか~?? 返信する 上海における反戦会議を前に (高橋) 2015-11-01 23:58:51 右両翼の抗争陣…"極東友の会"大混乱此一戦の水野大佐の演説からあわや流血の搏撃上海における反戦会議を前に日ソ文化協会、ソヴィエト友の会、ファッショ粉砕同盟、文芸自由同盟などの左翼団体は「極東友の会」を結成しその発会式を二十五日夕から東京日比谷公園市政講堂内東洋軒であげた 午後六時の定刻前、同グループの山崎今朝弥、江口渙、加藤勘十の諸氏はじめ左翼層約八十名が参集した、同友の会は表面平和愛好の会と銘打って相当巧妙な戦術をとったが事実は九月三日上海で開かれる反戦会議支持の決議および同代表選出を目的とするものの如き情勢が濃厚となったので愛国右翼団体ではこれに対し藤吉男氏などが反対決議文を携えて会場に乗込み司会者加藤勘十氏に対して「非国民的会合は直に解散しろ」と勧告するや加藤氏は「それは見解の相違だ」と互いにゆずらず開会を前に会場は一抹の殺気を帯び、その最中に昭和十年軍縮対策同盟実行隊署名の上海反戦会議絶対反対のビラを会場に撒布して三名検束されるなどの騒ぎを演じたが丸の内署金沢警部の斡旋で定刻より一時間半おくれ午後七時半厳重な警戒の下にようやく開会 まず江口渙氏が「警視庁よりの警告によって今晩の会合が上海反戦会議に敷衍することが出来ないことは非常に遺憾である」と挨拶を述べ座長鈴木茂三郎氏および加藤勘十氏はいずれも反戦演説をして臨監の注意を受け場内ざわめきこれに和して場外の右翼団体員は喊声をあげ窓ガラスを隔てて左右両翼の物凄い抗争を現出、続いて役員選挙からテーブル・スピーチに移り劈頭「此一戦」の著者予備海軍大佐水野広徳氏が立ち「この平和の友の会の運動を妨害するものは非国民である」と喝破したので会場の周囲を取巻いていた愛国右翼団体員は窓口から飛込み会場に雪崩込んで椅子は飛びコップはわれる、場内は収拾の出来ない大混乱に陥りあわや流血の惨を惹起しようとしたので金沢警部は直に解散を命じ八時半有耶無耶に終った(東京発) データ作成:2010.3 神戸大学附属図書館 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
この記事は、「赤旗」からでしょうか~??
此一戦の水野大佐の演説からあわや流血の搏撃
上海における反戦会議を前に日ソ文化協会、ソヴィエト友の会、ファッショ粉砕同盟、文芸自由同盟などの左翼団体は「極東友の会」を結成しその発会式を二十五日夕から東京日比谷公園市政講堂内東洋軒であげた
午後六時の定刻前、同グループの山崎今朝弥、江口渙、加藤勘十の諸氏はじめ左翼層約八十名が参集した、同友の会は表面平和愛好の会と銘打って相当巧妙な戦術をとったが事実は九月三日上海で開かれる反戦会議支持の決議および同代表選出を目的とするものの如き情勢が濃厚となったので愛国右翼団体ではこれに対し藤吉男氏などが反対決議文を携えて会場に乗込み司会者加藤勘十氏に対して「非国民的会合は直に解散しろ」と勧告するや加藤氏は「それは見解の相違だ」と互いにゆずらず開会を前に会場は一抹の殺気を帯び、その最中に昭和十年軍縮対策同盟実行隊署名の上海反戦会議絶対反対のビラを会場に撒布して三名検束されるなどの騒ぎを演じたが丸の内署金沢警部の斡旋で定刻より一時間半おくれ午後七時半厳重な警戒の下にようやく開会
まず江口渙氏が「警視庁よりの警告によって今晩の会合が上海反戦会議に敷衍することが出来ないことは非常に遺憾である」と挨拶を述べ座長鈴木茂三郎氏および加藤勘十氏はいずれも反戦演説をして臨監の注意を受け場内ざわめきこれに和して場外の右翼団体員は喊声をあげ窓ガラスを隔てて左右両翼の物凄い抗争を現出、続いて役員選挙からテーブル・スピーチに移り劈頭「此一戦」の著者予備海軍大佐水野広徳氏が立ち「この平和の友の会の運動を妨害するものは非国民である」と喝破したので会場の周囲を取巻いていた愛国右翼団体員は窓口から飛込み会場に雪崩込んで椅子は飛びコップはわれる、場内は収拾の出来ない大混乱に陥りあわや流血の惨を惹起しようとしたので金沢警部は直に解散を命じ八時半有耶無耶に終った(東京発)
データ作成:2010.3 神戸大学附属図書館