ども、takoです。
ホントにピックアップについて真剣に考えたことがなかったので…よく聞くデュアルピックアップというものについて考えようと思いました。
デュアルピックアップシステム、押尾コータローさん等が取り入れてソロギター界ではすっかり一般的な言葉になりました。
そもそもデュアルピックアップとは何か?
簡単に言うと、ピックアップを2つ使うことということになるみたいなんですが、さて、どういうこっちゃ?
まず、ピックアップについて調べてみます。
エレアコのピックアップは大きく分けて4種類あるんですね。
・マグネティックピックアップ
・インブリッジピエゾピックアップ
・コンタクトピエゾピックアップ
・コンデンサーマイク(厳密にいうと、これはピックアップではないですが)
・マグネティックピックアップ
なんか↑みたいなやつですね。
よく、アコギのサウンドホールに橋渡しみたいな感じで装着しているのをよく見かけますね。
エレキギターのピックアップと同じ構造で、弦の振動を内部のコイルで電気信号に変えて出力する、という仕組みです。
メリットとしては、
・ハウリングに非常に強い
・後付けする場合も取り付けが比較的容易
デメリットとしては、
・ナイロン弦には使えない
・ボディの鳴りを拾わない
といったところでしょうか。
「ボディの鳴りを拾わない」っていうのは、ボディヒットをやる僕としては、致命的なデメリットになるのですが、この後紹介するピエゾピックアップに比べると弦の音は比較的マグネティックピックアップの方が良いみたいです(他の人が使ってるのを聞いた感じ)。
ちなみに定番製品はこんな感じ。
・インブリッジピエゾピックアップ
↑こんなやつです。
アンダーサドルタイプ、とも呼ばれます。
モノだけみるとなんじゃこりゃ、って感じなんですけど、左の長い棒状の部分がありますよね?これがギターのブリッジの下に入るわけです。
まず、ピエゾ素子というものから説明すると、ピエゾ素子は外部から力が加わるとそれを電気信号に変えるという不思議性質を持っているんですね。
インブリッジタイプだと、左の棒状の部分にこのピエゾ素子が仕込まれており、弦の振動をブリッジを通してピックアップに伝わり、それを電気信号として出力する、という仕組みです。
ちなみに、一般的に売られているエレアコにはほとんどこのインブリッジピエゾピックアップが搭載されています。購入したRain Song にもこのピックアップが搭載されてます。
ブリッジの下にピックアップを仕込んでしまうので、見た目にはピックアップがついてるように見えないのでいいんですよね。
逆に言うと、後付けする場合は自分でやるには難しく、ギターショップでやってもらうことになるでしょう。
メリットを挙げると
・見た目がいい
・ハウリングに強い
デメリットは、
・後付けの場合、取り付けが難しい
・ボディヒットを拾いにくい(多少拾う)
・ピエゾっぽい音
ちなみに、定番製品はこのあたり↓
↑こんなやつです。
ピエゾ素子が丸い部分に仕込まれています。
丸い部分が粘着性になっているものがほとんどで、ギターのボディに貼り付ければすぐに使えます。ボディの振動をそのままピエゾ部分で拾って出力します。
ボディの表面に貼っても使えるのですが、見た目が悪いので、ギター内部に貼り付けて使うのが一般的だそうです。
メリットとしては
・ボディの振動を直接拾うので音が自然
・貼り付けが容易
・貼り付け位置などで音をコントロールできる
デメリットは
・貼り付け位置によっては音が不自然に
・演奏中に剥がれるなどの物理的なトラブルが発生しやすい。
・コンデンサーマイク
ライン出力を使わずにマイクを使ってライブをやる方もいらっしゃいますが、いわゆるそういったマイクとは違い、よく見るマイクよりももっと集音性が高いマイクをアコギに取り付けて、その音を出力する、という方法もあります。
↑こんな感じのやつをコンデンサーマイクをサウンドホールの内側に取り付けて、ギターの音を拾います。
ピックアップとは違い、マイクなのでライン出力した時も当然生音に近い音になります。
上記の画像のようなアコギ取り付けタイプのコンデンサーマイク単体の製品というのはあまりなくて、↓のようなマグネティックタイプとコンデンサーマイクが一体になった製品が多いようです。
→続く