tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

【アコギメーカーについて語る⑤】女性人気が高い!Takamine(タカミネ)

2020-01-20 12:14:00 | アコギメーカーを語る
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。


アコギのメーカーについて語るこのコーナー、第5弾の今回、取り上げるのはこちら!


Takamine(タカミネ)



タカミネは岐阜県にある高峰楽器製作所が作っている日本メーカーのエレアコです。
日本国内ではいち早くエレアコに力を入れており、ピックアップを独自開発していた事からも、「日本のエレアコと言えばタカミネ」という人も少なくはありません。

タカミネの特徴的なピックアップが、パラスティックピックアップと言われるインブリッジピエゾピックアップです。

↑サドルの部分が2つに分かれているのがお分かりでしょうか?
このサドルを見れば1発でタカミネギターだなと分かります。

通常のエレアコのインブリッジピエゾは、一本のサドルで6本の弦の張力を受けて音を出力するのですが、タカミネギターのインブリッジピエゾは6〜3弦と2〜1弦を性質の違うピエゾピックアップを仕込むことで、低音と高音をそれぞれ最適な音質で出力しているのです。

しかし、とある楽器屋さんから聞いた話だと、この性質が僕のような変則チューニングを多用するギタリストからするとデメリットとなってしまうそうなのです。
要は、レギュラーチューニングにした時の弦の張力に合わせて設計されているそうで、変則チューニングにした場合、例えば極端に低音弦を緩くして高音弦を強く張った場合、2つのサドルでバラバラの張力がかかり、サドル1つの場合と比べると極端に音のバランスが悪くなる、らしいです。
この話については、実践した事ないので確証のない話なんですが、サドルの仕組みを聞くとなんとなく理解してしまいました。なので、僕は購入の予定はありません笑



タカミネに対する印象としては、10万円前後の価格としては優秀なエレアコが多い、という印象です。
この価格帯のエレアコで十分ステージで使えるメーカーはそんなにないでしょう。
生音については、箱鳴りが小さく硬い音の印象です。やっぱり、エレアコとしての性質を意識しているので、ハウリング防止のためにボディが他メーカーよりやや薄くなっているからだと思います。
また、タカミネはインブリッジピエゾの他に独自のコンデンサマイクを後から増設出来るそうなので、割と安い価格でメーカー保証付きのデュアルピックアップがつけられるのも魅力ではないでしょうか。

ただ、僕がエレアコを真剣に選び始めた頃からピックアップの性能がそこまで進化していないことが気になります。
ここ数年でYAMAHAやMartin、Taylorなどのエレアコピックアップは革新的に進化していますが、タカミネについてはマイナーチェンジこそしているものの、公式サイトを見ても「おっ!!」と思えるような進化をしていないような気がします。
実は他メーカーでも10万円代で充分使えるギターって次々と出てきてるんですよね。今後のタカミネの新製品に期待です。





あと、タカミネに対する印象として、製品のラインナップが多い、というところですね。ボディシェイプからサイズ、カラーまで、タカミネの中から選ぶだけでも、バリエーションが豊富です。



500シリーズはタカミネの代表的なシリーズです。





100シリーズは500よりやや小さめのタイプです。




同じく100シリーズの、最新の真空管プリアンプが搭載されたモデルです。





こちら500シリーズ。青いアコギってあんまり見ないですよね。





と言ったように、100シリーズのような小柄なタイプがあったり、カラーも豊富なので、タカミネは割と女性の人気が高いように思います。
今まで対バンした女性シンガーソングライターさんではやっぱりタカミネギターの方が多かったですねぇ。



というわけで、今回はタカミネについてのご紹介でした!

過去の記事は↓






〜ライブのお知らせ〜
2020/1/24(金)
「濃味。vol.2」
@メロディア東京

詳細は↓から




アコギの運搬に便利なアイテム3選

2020-01-19 12:42:00 | アコギの話題いろいろ
ども、アコギをオモチャにする男、Takoです。

今回は、アコギを運搬するときに便利なアイテムをご紹介します!

ライブなどで移動の時、車が無い人にとっては基本的には歩きや電車でアコギや機材を運びますよね。

そんなときに、僕自身買ってよかったと思うアイテムをいくつかご紹介します!



Kavaborg Case Saddle




ハードケース用アタッチメントです。ハードケースを固定して、背中に背負って運ぶ事が出来ます。

同じようにハードケースを背負えるように出来る商品はいくつかありますが、このカヴァボーグのアタッチメントは、ホールド感が半端なく良いです。
ガッチリと固定して、安定感抜群のままハードケースを背負って運搬できます。

ただ、本体そのものがやや重いのですが、安定しているので、そこまで重さを感じさせません。
ハードケースを運ぶ時にはかなり重宝します!




ちなみにウクレレ用もあるみたいです。








Noah’sark 
Rain Coat NRC-Acoustic




天気の悪い日にアコギを運ぶのって、気が滅入りますよね…。
これは、アコギのケースごとすっぽりと覆ってしまって雨から守る、アコギケース用のレインコートです。
背中部分に大きな穴が空いているので、レインコートをかぶせたまま背負うこともできますし、サイドにジッパーで穴が空いているので、手持ちで運ぶことも可能です。








キャリーカート EMINENT


機材の運搬といえばキャリーカートですが、僕個人としては、このエミネントをオススメしています。
他のキャリーカートと比べて、ほんとに静かですし、約4年ぐらいぶつけたり変な方に引っ張ったり荒っぽい使い方していますが、耐久性も高く全然壊れないです。



何より嬉しいのが、ハンドル部分が少し手前側に飛び出してるところです。
ギターをカートで運ぶひとなら分かると思うんですが、カートにギターを固定すると、ハンドルとギターの間に手が入らない、ってことがあるんです。
このハンドルの形なら、ギターをカートにガッチリと固定していても、ストレスなくハンドルとギターの間に手が入るので、非常に使いやすいです!





はい、というわけで、今回はギターを運ぶ時に使えるアイテムをいろいろとご紹介しました!


ではでは!





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【特殊奏法 アコギ】僕が影響を受けたギタリストたち⑤

2020-01-17 12:20:00 | 影響を受けたギタリスト
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、Takoです。


今回は僕が憧れているギタリストを紹介するコーナー第5弾!

過去の記事は↓


Dmitry Lisenko




ギタリスト紹介!と言いながら、いきなりベーシストですが笑
アコースティックベースならではの奏法を結構参考にしてます。


Yvette Young





エレキもアコギも弾きこなす女性ギタリストです。
タッピングの技術もさることながら、アコースティックギターの曲はアコギの特性を活かした楽曲になっていて、女性らしい甘く優しい曲が素晴らしいですね。





Van Larkins




2つ目の動画の「Mr Forest」は非常に好きな曲です。
踊るようなタッピング奏法と、幻想的な曲調に引き込まれました。




Ben Lapps




もう、身体全体で弾いてるような躍動感あふれる演奏は圧巻ですよね!
2つ目の動画はなんと当時15歳!圧倒的な天才ギタリストです。






Chris Woods



今回あげたこの曲しか知らない人なのですが笑
エフェクターを効果的に使ったこのグルーヴ感はかなりマネしたいスタイルです。
カッコいいです。





はい、というわけでギタリスト紹介第5弾でした!

ではではー!






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【アコギ Taylor(テイラー)ユーザー必見】Taylor買ったらこれも必要!

2020-01-16 12:10:00 | アコギの話題いろいろ
ども、アコギをオモチャにする男、takoです!


さて、今回、僕が愛用しているアコギ・Taylor(テイラー)ですが、このアコギを買ったらこれが必要になるよ!という小物アイテムをご紹介する、という非常にニッチな記事となります!笑
Taylorのエレアコは非常に評判がいいのですが、実はその周辺機器などは実はTaylor純正のもので無ければ使えないものが多いんですね。
Taylorのメンテナンスにも必要になる小物をいろいろと紹介していきます!


Taylorギターについては↓の記事でご紹介しています!




DURACELL PROCELL 
デュラセル プロセル 
9V電池



Taylorギターは9V電池駆動になってるんですが、実はこのデュラセルの9V電池しか使えません。
というのも、デュラセルの電池って他の9V電池と比べてサイズが違うんですが、Taylorギターの電池ケースがこのデュラセルのサイズになってるので、他の9V電池が使えないんです。
デュラセルの9V電池はコンビニとかには売っていませんので、楽器屋さんやネットで購入して、2〜3個常備しておくのが良いでしょう。










Taylor トラストロッド用レンチ




ネックの調整に必要なトラストロッド用のレンチですが、このレンチのサイズも実はTaylor独自のサイズになっています。
通常ギターを買えば付いていますが、無くした場合は、このTaylor純正のレンチを用意しましょう。
サイズの違うレンチで無理矢理回すと、ロッドが削れて調整出来なくなるのでそれだけはやめましょう笑
このレンチ一つでトラストロッドの蓋を開けるドライバも付いているので、Taylorギターメンテナンスには必須ですね。





というわけで、今回はTaylorギターを持ったら必須の小物紹介でした!
ニッチな記事ですいません!笑




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お待ちしております!


【アコギ オススメCD紹介③】アンドリュー・ヨーク Andrew York 「ハウザーセッション HAUSER SESSIONS」

2020-01-15 12:17:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをオモチャにする男、takoです。

アコギの名盤をご紹介するこのコーナー、第3弾です!


過去記事はこちら↓

さて、今回ご紹介するのはこちら!
アンドリュー・ヨーク 
Andrew York 
ハウザーセッション 
HAUSER SESSIONS




アンドリューヨークは、クラシックギター界では有名なクラシックギタリストで作曲家でもあります。クラシックギター界で精力的に作曲活動をしているのは、このヨークの他にいないでしょう。
僕自身、もともとクラシックギターを弾いていた事もあり、ヨークの大ファンです。

クラシックギターではあまりやらない、タッピング奏法やタッピングハーモニクス、ライトハンド奏法を取り入れているのもヨークの作る曲の大きな特徴のひとつです。それだけに、クラシックギター界では「ヨークなんて聴いてる間はまだまだクラシックギターをわかってないよ」なんていう、いわゆるアンチもいるわけですが…。



日本でもファンが多く、たびたび日本に来てコンサートもやっています。

2015年には日本向けのベストアルバムを発売しています。


↑正直、これを聴くだけで、ヨークの全てがわかると言っても過言では無いほどの豪華な選曲が収録されています!


ヨーク初心者はこのベストを買えばもう他のアルバムなんていらないのですが笑、僕個人としては、今回紹介するハウザーセッションがヨークの名盤だと思っています。


というのも、先に書いたように、少しクラシックギター界では奇抜な奏法を取り入れているヨークですが、そもそもの曲の完成度が高いのです。僕が、"和音の美しさ"というものを初めて意識しながら聴いたギタリストでもあります。
その和音の美しさが、ガットギターの暖かみのある音とマッチして、非常に耳心地の良い曲となっているのです。
おそらく、ヨークほどガットギターの音の性質を身体で感じながら作曲しているギタリストはいないと思います。


今回紹介しているハウザーセッションは奇抜な奏法こそ無く、曲も最初と最後の曲を除いて、あとは「キンダーライト(トラック2〜8)」と「セブン・イン・エッセンス(トラック9〜15)」の2つの組曲が収録されているという、地味な小作品の集合体のような1枚なのですが、この小作品たちが非常に曲者なのです。一見聞いただけでは「なんかつまらない曲だな」と思ってしまうのですが、音数の少なさに対して、和音の深みとその曲の中に垣間見える知的さに驚きを隠せませんでした。
…という事に気づいたのは、この小作品たちに対して「これぐらいなら楽に弾けるかなぁ?」と軽く弾こうと練習し始めた時でした笑







では、オススメ曲のご紹介です。

トラック7
By Candlelight
アルペジオとメロディ、というシンプルな構成の曲です。しかし、そのアルペジオの移り変わりがメロディ以上のメロディを奏でていて、ダークな世界観から始まり、一抹の明かりが見えるまでの物語が浮かんできます。


トラック8
SunWalk
僕にとっては、その時の気分で曲から見えて来る風景がその都度変わる不思議な曲です。太陽の下を歩いている気怠さも感じる時もあれば、汗を書きながら走っていく爽やかさを感じる時もあります。
暗い響きなのに、何故か明るく暖かい曲に聴こえてくる曲です。
僕の中ではヨークのNO.1の曲。


トラック12
Autumn Streets
この曲を昔練習した時には、正直2日ほどで暗譜まで出来てしまいました。初心者にとっても練習曲として非常に弾きやすい曲だと思います。
そんなに簡単な曲なのに、弾けるようになった後も毎日のように弾いていました。楽譜はシンプルなのに、深い美しさと暖かさがある名曲です。
簡単なのに楽しくて何度も弾いてしまう。これこそが、ヨークの作曲する曲の真骨頂だと思います。



はい、というわけで、今回はアンドリューヨークの名盤をご紹介しました。

まだアンドリューヨークを聴いたことないけど興味がある、という方は、先に書いたベストアルバムとこのハウザーセッションを聴けば、もうアンドリューヨークの虜になる事間違い無しです!

ではでは!