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Microsoftがブラウザ版Officeを発表

2008-10-29 14:19:49 | Windowsの備忘録
Microsoftがブラウザ版Officeを発表


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
米国でMicrosoftのソフトウエア開発者向けカンファレンスが開催されており、幾つかの興味深い発表が報道されています。

その一つが「ブラウザ版Microsoft Office」です。これまで「Microsoft Office」はソフトウエア・パッケージを購入し、Windowsの上にインストールする必要がありました。

今回の発表はそのソフトウエアの利用形態を転換し「Microsoft Officeを使う権利」のみ購入し、購入時に指定された「ホームページにアクセス」して、ソフトウエアを使う形態になります。

イメージとしては「Googleドキュメント」のMicrosoft版です。Googleドキュメントではブラウザの上でワープロ(Wordに相当)や、表計算(Excelに相当)、プレンゼンテーション(PowerPoint相当)などを利用することができます。

Googleドキュメント(Google Docs)のページへ
(*)イメージをつかんでいただくために

手元のパソコンにインストールする必用がないので、出先でもインターネットでホームページを閲覧することのできるパソコンがあれば利用することができます。ただ「Microsoft Officeを買う必用が無くなる」のではありません。

ITmediaの報道によると、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteが提供されるので中小企業の事務は一通り済みます。ただ「インターネットに接続されていないと使えない」ことに注意してください。

手元のブラウザには、Internet Explorer、Firefox、Safariなどが利用できるとのことでWindowsパソコンはもちろんのことMac、Linuxでも利用できるかもしれません。

このような「ホスティング型・アプリケーション」の場合、インターネットに接続できないときの対応を考慮しておくことが必用です。通信回線やLANの不調でネットワークが止まると仕事ができなくなります。ただ、インターネット接続が切れても、ブラウザ上で使い続けることができるソフトウエアを開発する環境はGoogleやAdobeから提供されています。常時インターネット接続性できなくても「間欠的に」インターネット接続できれば充分であれば、日常業務でも充分使うことができます。

実際に在宅勤務環境を作っていますが「インターネットが切れたら仕事にならない」ので、今の時点では何処までインターネットに仕事を依存させるかは仕事の内容によって様々です。

一方、安定した通信基盤が手に入るのであれば、もはやソフトはどこにおいても良い時代になっていると思います。

ITmediaでの紹介記事(Wordの写真あり)へ

InternetWatchの紹介記事(OneNoteの写真あり)へ

Microsoftがドル箱のOfficeを「ブラウザ化」することが明確になったことで、ソフトウエアのサービス化がより積極的に進みます。


(*)この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3で行いました。


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