Windowsとオープンソース(1)
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Windows上でのオープンソース・ソフトウエアはあまり知られていません。しかし、UNIX系OS(基本ソフト)で広く普及している「無いと困る」ようなソフトは移植版がありますし、「Windowsも備えているが使いにくくて困る」ようなソフトは代替版が普及しています。例えばシステム管理者がよく使う「TeraTerm」はオープンソース・ソフトウエアです。
これから何回かのシリーズで、Windows上のオープンソフト・ソフトウエアを紹介していきます。紹介漏れのご指摘や間違いも沢山あると思います。コメントや連絡フォームでご連絡いただければ助かります。
とっかかりとして、ざっと気づいたものをご紹介すると、
■オフィスソフト
ブラウザ:Firefox
電子メール:ThunderBird
オフィス:OpenOffice.org
■通信系ソフト
ターミナルエミュレータ:TeraTerm,PuTTY,Poderosa
SSH:TeraTerm,PuTTY
■ミドルウエア
Webサーバ:Apache
データベース:MySQL,FireBird,PostgreSQL
UNIXエミュレータ:cygwin
などでしょうか。
オープンソース・ソフトウエアは、ライセンスに基づいてソースが公開されています。「フリーソフト」と「同意ではありません」。オープンソース・ソフトウエアを使うときは、そのライセンスに基づいて使用します。「オープンだからどう使っても良い」ということではないのでご注意ください。
「フリーソフト」は定義が緩やかですが、特に日本では「無償のバイナリーソフト=無料で手に入る実行形式のソフトウエア」をパソコン文化の中で使っていた経緯もあり「日本語でのフリーソフト≠オープンソース」では無いことに注意が必要です。
(*)この記事の作成・投稿はMac OS XとFirefox3.0.4上で行いました。
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表題の件でいくつか。
ターミナルアプリなんですが、PoderosaもSSHは使えますので(むしろこっちのほうの対応が売りでした)、仲間はずれは寂しいです(笑。
で、SSHには通信の一部がデコードできてしまうという脆弱性が見つかっていますが、TeraTermではRC版、Poderosaでは非公式パッチが出てこれに対応しています。
Poderosaはしばらく使っていたのですが、そのときはSSH接続しなかったので、SSH機能の存在に気づきませんでした。
ポート転送部が独立のプログラムとして使えるのは良いですね。
http://ja.poderosa.org/
がホームページ、ダウンロードページです。
引き続き、よろしくお願いします。