ヤマハRT58iで内線電話をつなぐ時は「トーン」で

こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。


ヤマハルータのRT58i持つIP内線機能を試しました。ところが、片方向からしか発着信できません。ルータRT58iの設定を慎重に読み合わせますが、問題なし。ただ、電話機は異なるメーカーのものです。片方向は発信すると正しく着信し、音声通話もちゃんとできます。

ログを確認すると、何と着信側のRT58iのログに「該当の電話番号のLineがつながっていないので、発信しない」旨のログが残っていました。RT58iが接続している電話機の発信のダイヤル信号を正しく受け取っていないようです。おそらく、パルス回線でつながり、電話機のほうで「トーン」を押さないと、トーン信号が出ない事態に見受けられます。この場合はRT58iが内線のプレフィクス（デフォルトで9#）を受け取れないため、IP内線宛の通信要求とせず、アナログ回線かISDN回線を使い発信しようとします。が、これらの回線を接続していないので発信できません。もちろん、発信したところで電話番号は内線用なので電話はかかりません。

RT58i塾での出来事だったので、幸いにも電話機を入れ替えて発着信試験を完了しました。実際、親戚内線を組むときに同様の問題が発生し、解決に長い時間を要した経験があります。

RT58iなど音声通話の試験をするときは、単機能の電源の要らない電話機が適しています。今回は片側がPanasonicのデジタル無線電話機側から発信できませんでした。何かの拍子に電話機の回線種別が「パルス」になってしまい「9#」と操作しても「#」が出力できなかったのです。最近の多機能電話機は「パルス発信音」が受話器から聞こえないので、電話番号を打ち込んでも「パルス」と気づかなかったのです。

尚、Panasonicのデジタル無線電話機は、社内の電話機として常用しており「トーン」での発着信が問題なくできています。今回使った電話機だけが、たまたま「パルス」になっていただけです。弊社のお客様にもPanasonicの電話機をお勧めし、ご活用いただいています。


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