こんにちは。いつもアクセスありがとうございます。今日は「IoTデータ収集の軽量実装を始めました[第一回]」についてです。
■背景
情報系のネットワーク構築・運用を行っているお客様にて、「生産系のIoT化」への取り組みが始まりました。
工場内のネットワーク化に加え、通信網を使ったデータ収集と、分析結果の表示ネットワークも担当します。
工場内のネットワーク化に加え、通信網を使ったデータ収集と、分析結果の表示ネットワークも担当します。
■先ずは全体設計
先ずは、全体設からです。API(システム間インターフェイス)を位置決めし、データフローを決めました。NoSQLデータを蓄積し、正規化したデータを業務分析系に渡します。
当方の役割では、情報収集ネットワーク関連機器とIoT機器の監視も必須なので、まずはそちらプロトタイプします。
■現場のとのすり合わせ
IoTを始めるにしても、現場はIoT前提に作っているわけでないので現場環境のIoTデータ連携の構築からですね。人手に頼らざるを得ない部分も必ずあります。ヒューマンエラーを起こさないように、簡明な実装が必須です。
「エクセルに書き出したものをS3にアップしてください」は良いけど、簡単にアップロードできる仕組みまで考える必要があります。
一方、集めたデータの利活用のためには、社内的に分析データに適切にアクセスできる仕組みづくりが必要です。これはこれで、デバイスの選択と、安全なアクセス経路の確立が必須ですね。
■軽量なIoT設計
匠技術研究所では、軽量なIoT設計を常に目指しています。
データを情報に変えるために、データフローとAPIを最初に決めます。
「段階的に実装するから、とりあえずこの機器の生データで分析しよう」は試作としては手っ取り早く良いことですが、次の機器、更に次の機器と追加したときに、システム全体に大きな手直しが継続し、開発が続かなくなります。
IoTのデータ収集は、環境に依存し理想的なものではありません。それをどう使いやすく、簡明な方法で取り込んで行くか。
メモリーカードにデータを書くシステムは、それしかできないのでどうするか、です。
解決方法を具体的に示し、実装できることがIoT系のシステム構築の肝要です。