WILLCOM COREで次世代モバイル100Mbps

WILLCOM COREで次世代モバイル100Mbps


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
「WILLCOM CORE」はPHS電話・データ通信事業者が目指す次世代モバイル網です。この網の基地局・端末の免許申請が2008年10月に行われました。

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WILLCOMのWILLCOM COREのリリースへ

このネットワークが実現するのは、2009年に東京山手線内から試験運用をはじめ、東名阪に展開、以降、大都市圏から本格展開を始めるようです。

このサービスが始まると、モバイル端末・モバイルインターネットの接続速度が大幅に改善されます。

WILLCOMの発表では「時速300Kでも通信可能」です。走行中の新幹線でも使える「イメージ」ですが、大都市近郊だけではないでしょうか。先般、新幹線でEMobileを試したのですが、駅以外では殆ど実用になりませんでした。速度の問題もあるのでしょうが、それよりもトンネルの多さに改めて気づきました。トンネルの中は当然駄目です。

同様に、高速道路もトンネルや住宅が少ない地域は通信できません。パーキングエリアやサービスエリアでもEMobileが通信できないことを頻繁に経験し、都市部を外れたらモバイルVPNはマクドナルドなど無線LANスポット以外は難しいことを実感しています。

一方、WILLCOM COREが安価に提供されるのであれば、一般の方のネット用の回線はこれで充分な速度になるでしょう。条件がよければADSL以上の速度が出ます。

そうなると、ますます若者の固定電話離れが進むと思います。条件がよければ、安いADSLも要りませんから。WILLCOMがこのネットワークのマーケティングに成功すれば、EMobileなどHSDPA方式も増速に向かうことになります。

一般ネットユーザのインターネット接続回線は無線化に向けて進みますね。そうなると「昔は一軒一軒インターネット回線が来てたんだよね。」となります。2000年頃からADSLと光の登場で有線系のインターネットのブロードバンド化により、大きくネット環境は変わりました。昨年からの本格的なHSDPAの普及で、無線のブロードバンド化が始まり、来年は20Mbps。丁度ADSLが立ち上がり始めた時期に良く似ています。企業ネットワークも変わりますね。無線系インターネットが当たり前になります。「主回線はWILLCOM CORE、バックアップはEMobileで」というように。


（*）この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3で行いました。


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