時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

70歳のたしなみ

2024年01月01日 | 書棚の肥やし

多摩爺の「書棚の肥やし(その9)」
70歳のたしなみ (板東眞理子・小学館文庫)

謹賀新年

今年もまた、拙いブログに立ち寄っていただきありがとうございます。
一つ歳を取り古希を迎えましたが、「70歳のたしなみ」に学び、
焦らず、慌てず、ちょっとだけ我が儘に・・・ そして、なにより元気で、
ボヤキ続ける所存ですので、お付き合いをいただければ幸甚です。

古希を迎えたら読もうと思って、
半年も前に買っておいた・・・ 書棚の肥やしが1冊ある。

その1冊は、2001年に内閣府に創設された「男女共同参画企画局」で、
初代局長を務められた板東眞理子さんが著された・・・ 「70歳のたしなみ」である。
著者の板東さんは・・・ 1946年生まれだから、
1954年生まれの私より8歳先輩にあたるので、8年前に古希を迎えられている。

男性と女性とは・・・ 視点と感性が少し違うかもしれないが、
それはそれでというか、それもまた為になるかもなんて思い、
確か昨年の7月ごろに買って、つい先ほどまで書棚の肥やしになっていたんだが、
突如としてそれを思い出すんだから、ボケるのはもう少し先らしい。(ちょっと安心かも?)

私は、予め予定がなく、行き当たりばったりで本を買うときは、
帯封や、表裏の表紙に記された一節に惹かれて買うことが多いんだが、
表紙を捲った裏に・・・ 次のような一節が綴られていた。

「 人生で最も幸福なのは、いつ頃かと問われたら、現代では70代ではなかろうか。
  その貴重な黄金時代を、人生70年時代の先入観のまま、
  晩年として生きるのは、あまりにももったいない。
  人生100年時代を、ポジティブに生きるヒントは「たしなみ」にある。 」

えっ、たしなみ・・・ ?
お酒を嗜むって、よく耳にしていたし、最近そういった使い方しかしてこなかったんだが、
文脈から察すれば、この場合は「好む」じゃなくて、「心得」という意味らしい。

単純な年寄りで、いささか恥ずかしいが、
古希の心得なら・・・ 買って読まなきゃならないだろう。
そう思うと、その後は一本道で、なんの迷いもなく本を持ってレジに並んでいた。

先に講釈を垂れてしまったが、まだ読み始めて3時間とちょっとだから、
内容や感想を語れるほど、読んでるわけではないものの、
読み始めてみると・・・ 「うん。うん。そうだ。そうだ。」のオンパレードで、
けっこう元気になるし、勇気が湧いてくるし、妙に納得することばかりだった。

また、若い人が著した「こうあるべき。」といった感じの切り口ではなく、
人生の先輩が、自らの経験を振り返り「こうだから、こうすれば・・・ 。」って感じで、
成功談も、失敗談も、包み隠さず、目から鱗が落ちるが如く語っておられるので、
面白いぐらいに・・・ ストンと腑に落ちてくる。

読了してないので、なにを学んだかを記せないのが残念だが、
まずは、本文の章立てを先に紹介させていただきたい。

第1章 いまこそ「いい加減」に生きる知恵を
第2章 始めるべきは「終活」ではなく「老活」
第3章 あなたにはできることがたくさんある。
第4章 品格ある高齢期を生きるために    の、4章立てだが、
最後に別章立てで「きたる80代をプラチナエイジにするヒント」が綴られているのも見逃せない。

と言うことで・・・ 早く読了して、「たしなみ」の実行に努めたいと思ってるが、
そろそろ「ニューイヤー駅伝」が始まるので、読書はちょっと中断して、
まずは、今年最初のブログを綴り、
それからお雑煮を食べて、しばらくは駅伝を楽しませてもらおうと思う。

騒々しくて申し訳ないが、
ということで・・・ 本年も宜しくお願い申し上げます。


古希の春、最初に読み始めた文庫本は、板東眞理子さんの「70歳のたしなみ(税込み759円)」
まさに、いまこの時の私が読むべき1冊だったと思う。

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8 コメント

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あけましておめでとうございます (のり)
2024-01-01 11:27:28
坂東真理子さんのご著書を紹介して下さって有難うございます。 終活ではなく老活を・‥同感です!!
ところで、多摩爺さんはまだまだお若い方だったのですね(^_-) お互いに品格ある生き方を目指して生きていきましょう。 私はプラチナエイジにするべく頑張ろうか・・・などと年の始めにチョッと襟を正しています。
本年もよろしくお願いいたします。
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Unknown (yuki)
2024-01-01 12:12:02
今年も貴ブログを楽しませていただきます。
私はブログをはじめて、何年になるのだろう?とふと考えました。
>第1章 いまこそ「いい加減」に生きる知恵を
第2章 始めるべきは「終活」ではなく「老活」
第3章 あなたにはできることがたくさんある。
第4章 品格ある高齢期を生きるために    
「きたる80代をプラチナエイジにするヒント
→各章立ても大変参考になる言葉です。
70歳過ぎて75歳になると、いろいろなことがあります。最近、「老いる」が気になってきました。
まさに、75歳がターニングポイントのように実感しています。
いま、考えれば70歳は若く行動派で、企業で働いていた頃です・・・。
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Unknown ()
2024-01-01 12:17:36
明けましておめでとう御座います。
チョッピリ、社会風刺をもじったグロブ投函、拝読し
感銘を受けております・・
ままにならないのがこの世の常とは申せ、
政治に叱り、いい加減が多すぎますね・・
本音も宜しく会願申し上げます・・
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Unknown (多摩爺)
2024-01-01 15:02:23
鮎さん、こんにちは
そして、おめでとうございます。

風刺というほど立派なものじゃありませんが、多角的な視点をもって、さまざまなシチュエーションと向き合おうと思っています。
今年も拙いボヤキに付き合っていただけたら幸甚です。
コメントを頂戴しありがとうございました。
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Unknown (多摩爺)
2024-01-01 15:15:54
yukiさん、こんにちは
そして、おめでとうございます。

私はけっこう楽観的な性格で、老いについては気にしたこともありませんでしたが、
ここ最近、体力が落ちたなと思ったり、老眼が進んだなと思ったり、なんだかトイレが近くなったなと思ったりで、
ちょっとだけ、老いを感じるようになってきています。
老いのターニングポイントについては、自覚したときは遅いと思うので、
自信を持つことは大事ですが、自信過剰には気をつけようと思っています。
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Unknown (多摩爺)
2024-01-01 15:22:01
のりさん、こんにちは
そして、おめでとうございます。

品のない私が、品格を口するのは恥ずかしい限りですが、
「そうありたいな。」と、頭の中を切り替えることができなきゃ、なにも変らないので、
まずは、大変ですが、女房に口答えをしないことから始めてみようと思います。
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Unknown (1948219suisen)
2024-01-02 04:14:38
そうそう、私は今年数え年の77歳になりましたが、まだまだと内心思っています。病気がちではありますが、しかし、やる気は衰えていません。むしろ若い頃より活発になったかもしれません。多摩爺さんも、これから頑張ってくださいませ。
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Unknown (多摩爺)
2024-01-02 06:49:37
1948219suisenさん、おはようございます。
そして、おめでとうございます。

人生の先輩から激励をいただき、とても嬉しく思います。
ともに元気で頑張りましょう。
ありがとうございました。
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