銀の記憶

着物、猫、本、楽器、片付け、料理、京都、旅、神社仏閣、ハンクラ…

違う、そうじゃない。

2024-04-13 05:53:13 | 日記

昨日、天皇皇后両陛下が能登地震で被災された方への、二度目のお見舞いにみえた。

トップ画像の能登の地図を見れば、輪島市、珠洲市、能登町、穴水町は隣接していて、サッと一回り出来そうに思えるでしょうが…
実はそれぞれの境には、車で行き来するにも困難な、手付かずの深い山と谷がある。

なぜ手付かずなのか。
それは過疎だから。
現代の技術や機材をもってすれば、道路や橋などスイスイ作れるけど、そうしなかったのは、人が居なかったから。

私の生まれ育った村には、派出所、小学校、郵便局、寺院、神社、理髪店、小売店数店…もあったのに、30人いた同級生は1人残らず、みな都会へ出て行った。
現在、寺院、神社、郵便局以外残ってない。
200人いた小学校の生徒は最後6人になり、隣町へ統廃合された。
住んでいる人は一割もいるのか。
前回様子を見に行った時は、人影も無かったなぁ…

あの高度成長期にすら取り残されちゃった、過疎地、それが能登なのですよ。

天皇皇后両陛下がいらっしゃると言うことで、破損した道路の復旧が進んだ、やれば出来るのになぜ他の被災地は放ったらかしなのか? 
と言う声が地元民にあったそうな。

そう。
やれば出来た。
でも、役場の人も足りない。
こんな未曾有の災害に対応するスキルも足りない。

不自由な被災地で日々の生活を送る人たちの不満はわかる。

しかし、こうは考えられないか。
皇族の方がみえるということで、日本中の目がまた能登半島に向いた。
そのおかげで復旧が進んだと。

能登を捨てちゃった者が言っても説得力無いだろうけど。

ここが正念場。

どうか踏ん張って、乗り越えて。


☝起きてるなら、ご飯出せ、トイレ掃除しろ〜と頭突きするタマ😅




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