母に面会が出来るようになり、4ヶ月ぶりに施設に会いに行ってきたのですが………
はぁ……
認知症……
ほんと憎たらしい病気です。
母の認知症も、確実に進んでいました…
父と母の介護が始まってから、その時その時、精一杯 自分の出来ることをしてきたつもりですが、
あの時、ああしてたら…
こうしてたら…
あとになれば、後悔や反省ばかりです。
さてさて、
今年もまた収穫の時期になり、
注文していた数量よりは少なめでしたが、
漬け込んだトロロアオイは、一年かけて少しずつ大切に使っていきます。
和紙作りには、無くてはならないトロロアオイが入ってきました。
注文していた数量よりは少なめでしたが、
良いトロロアオイが入ってきました。
まずは、泥を一本一本丁寧に洗い流し、
後日、地中に埋けたツボに漬け込みました。
例年なら、寒い寒いと思いながらの作業ですが、
ここのところの、この暖かさ、
水を触るのも まったく苦ではなく、
気持ちよく作業することが出来ました。
漬け込んだトロロアオイは、一年かけて少しずつ大切に使っていきます。
また、
今年は、地元の障害者福祉施設さんからも、
『トロロアオイの栽培を始めてみたい』
と、春にお話があり、
立派に成長したトロロアオイを収穫して 届けて頂きました。
今後、栽培の量も増やして下さるそうで、
これからは、地元産のトロロアオイも使って、安心して紙漉きが出来そうです。
ちなみに、トロロアオイは木槌で叩いて、水に浸けておくと強い粘りが出てきます。
紙を漉く時に、この粘液を入れる事で、
漉き舟の中の原料を沈殿させず、水の中で原料を均等に分散させる事が出来ます。
また、
楮の繊維と繊維を絡め合わせ紙状にしてくれる役割もあります。
漉いて積み上げていった和紙が一枚一枚キレイにはがれるのは、このトロロアオイの特性のお陰です。
手仕事の世界ゆえ、
楮の栽培に始まり、何から何まで、自分達のチカラだけでは、とうてい追いつきません。
色んな方のチカラを借りながら、私たちは安心して和紙作りに励ませてもらっています。