《そのような記憶の残り方が呼ばれるに至った経緯っぽい!?ってのは独り言ならぬ独り思考です。では、ハロについて書かれていた説明や連想するなど、思い出せることがあったら、何でも思い浮かべてみて》
〈虹が雨粒でハロは氷の粒。〉
ってのが印象強く思い出され、それから
〈虹みたいに晴れ間の雨で太陽の反対側を探すみたいな基準がハロにはなくて、今後も太陽近くの輪っかの日暈以外は気付かないだろうなぁなんて、幾つかのハロの写真を見ながら思った気もするよ。〉
加えて氷の粒が浮いてるって、雲、湿度や上空の温度が低いなどから頭では分かってるつもりだが今一つ実感が持てないことが暈(ハロ)を虹のように探したりしない理由に繋がっている気もすると独り言ならぬ独り思考のつもりでいると
《復習を兼ねて申しますがハロは地球の昼側の空に届いた日光が空に漂っている小さな氷の粒たちを通過してあなたの目に届く現象。目の前のハロは分かれた光の群れになっているパターンです。》
〈群れ?って、よう分からんけど、今、リアルタイムに氷の粒を通過してきた光の群れを見ているってことね。ありがとう、勉強になりました。・・・・・・お礼を言ったけど、虹の本の記憶さんは消えないみたいだね。どうしたら、仕事完了なんですか?〉
《さあ、分かりません。こっちが知りたいです。とにかく、何か連想するなど考え続けることでわたしが消える糸口をみつけましょう。だから、何か質問をしてください。どうぞ!》
って、思考を返されてもなぁ・・・
〈・・・〉
《出てこない場合は、こちらから適当にお尋ねしますが、かえって時間が掛かることになるかもしれません、ご承知おきください。》
続けて、時間が掛かるってのは遣り取りのターンの回数が多くなるって意味です、や思考の遣り取りだから最初の遣り取りから未だコンマうん秒しか過ぎてない、など時間稼ぎな補足説明もしてくれる虹の本の記憶さん。しかし、適切な質問を思いつけず、会話における沈黙の如く、思考あるいはテレパシー的空白の間がしばし生まれ結局、時間切れで適当な質問を虹の本の記憶さんから
《光っているところに実際、赤橙黄緑青藍紫が見えますか》
〈さすがにそんなには見えないかなぁ。眩しいまでいかない明るいを挟む赤の濃淡と青の濃淡の少なくても計三色以上って感じ。〉
と返事思考と並行で、でも、濃淡だから無数の色が見えている感覚もあって、瞬間的には黄や緑や紫も感じるかも。そう感じるのが七色って思い込みかもなんて思考を発したからか
《届いた日の光から複数の色を感じてることには間違いないのですね》
に、はいっと返事する代わりに
〈それにしても雨粒や氷の粒を通っていろんな色に分かれるって、ピンと来ないなぁ〉
つづく
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