宇宙大学起源の記述から作者の科学的あるいは世界観の感覚の良さに感激してしまう。3巻で超難関大学名の前に宇宙をつけるお茶目ぶりに多いに受けながらも、どう処理するか楽しみにしていた。まさか、これほど真摯な設定をぶつけてくるとは全く想像していなかった。 . . . 本文を読む
17歳のFinnは胸壁のあるお城の屋上でタバコをフカしていた。宮廷暮らしに馴染めないのだ。城内に戻れば母たちと噛み合わない日常が繰り返される。母娘にもたらされた悲劇に読者として、どちらの肩を持つわけにいかないため、読みながら胸がしめつけらる次第。 . . . 本文を読む