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→♂♀←_no.44_2017:007_第五話 つばさキャット 西尾維新

2018-01-05 20:13:49 | 今月のお薦め_XX.20XX
007_第五話 つばさキャット 西尾維新
化物語(下) (講談社BOX)
西尾維新
講談社

日常において、電光石火を、説明せよ、とか具体的な例を挙げよ、なんてことを問われることはないだろう。
また、その答えとして誰もが知っている例ではないこと、知らない人が後ほど知り得る容易さが然程ないことから、配慮が欠けた答えであることは十分承知しているのだが、

障り猫が戦場ヶ原さんの暦くんへのアタックを電光石火と表現したことを、ずば抜けた例として掲げたいのである。

激しい劇的な展開の恋愛模様にも大きく惹かれる一方で、静かで穏やかな恋愛の進捗にこの上ない心地よさの憬れを抱くことも否定できない。幸福感を満喫するという意味では後者に軍配が上がる気も多分にする。

→♂♀←_no.4_2016:傷物語
 の感想等でも既に書きました(し、電光石火にも触れました)が繰り返します。
羽川さんのような女性が(する相応しい)恋するとしたら、アレしかないって感じ(、それ以外として、野木脚本の隠館厄介:→♂♀←_no.12_2016:つばさスリーピング)。暦くんの鈍感ぶりも程よい味付け。それこそ、劇的な関わり方をし、阿良々木暦は恋心超越した恩義を持ってしまったわけだから。劇的であったからこそ静かに育む、恩だと思ってしまった感情を恋と気付く、or 恋に変わるまで待とう、と決めた羽川翼の健気さに、否、やはり彼女の懸命さに唯々納得するだけである。

では、戦場ヶ原さんは罪だったのか。もちろん、ノーである。言うまでもなく無罪だ。


つづく(もう少し、書かせてください。稚拙ですがんでみました。)

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