長英逃亡_下巻吉村昭 新潮
本を読み終えた後、その本について
あれこれ感想を巡らすのが普通である。
それが面白い本であったら、なおさら、内容について
いろいろ考え、感慨に浸るのが自然な流れ。
ところが、上下2巻の長英逃亡読後に思うことは
本の感想でなく、長英の運命についてである。
高野長英の“もしも”ばかりが頭を駆け巡ってしまう。
本に関してではなく、描かれた人物のことを考えさせることが
この作品の異例のオモシロさの証明であろう。また、あとがきや解説に
作者の長英に対するオモイを想像させてくれ、冷静に本の感想を語れず、
一蘭学者に感情移入する自分を弁護してくれる(ことにしよう)。
とはいえ、個人的には、逃亡しながらも日本の未来のため、
長英が取り組むことにページを割かれていれば、有難かった(わがままです)。
それこそ、ページや時間を割くと言う意味では
広く歴史を知る目的で大河ドラマや日本史の教科書に
蘭学者について、もっともっととりあげていただきたい!。
(蛇足だ)
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本を読み終えた後、その本について
あれこれ感想を巡らすのが普通である。
それが面白い本であったら、なおさら、内容について
いろいろ考え、感慨に浸るのが自然な流れ。
ところが、上下2巻の長英逃亡読後に思うことは
本の感想でなく、長英の運命についてである。
高野長英の“もしも”ばかりが頭を駆け巡ってしまう。
本に関してではなく、描かれた人物のことを考えさせることが
この作品の異例のオモシロさの証明であろう。また、あとがきや解説に
作者の長英に対するオモイを想像させてくれ、冷静に本の感想を語れず、
一蘭学者に感情移入する自分を弁護してくれる(ことにしよう)。
とはいえ、個人的には、逃亡しながらも日本の未来のため、
長英が取り組むことにページを割かれていれば、有難かった(わがままです)。
それこそ、ページや時間を割くと言う意味では
広く歴史を知る目的で大河ドラマや日本史の教科書に
蘭学者について、もっともっととりあげていただきたい!。
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