圧縮された経験_タコの心身問題7 ピーター・ゴドフリー=スミス みすず書房
ヒトが賢いと感じやすい尺度の一つであろう学習能力の高さをタコは持っている。
しかも、学習の有用性は寿命が長いほど高くなるのに、どうしてタコの寿命って・・・・・・
ってのも疑問の一つだった。だから本書の本章は新たな考え方の切り口を授けてくれた!
というより、「細胞が古くなるからだけでは動物に寿命があることを十分に説明できない」ことについて、
これまで、きちんと考察してなかったことが単純に恥ずかしい(、同時に哲学って大事だなあを実感できたかも)。
突然変異などで先に出るのが良い影響で、後に出るのが悪い影響の場合における寿命(概念の発生)や
一回繁殖性の生物と多回繁殖性の生物などの考え方・説明から現時点おけるタコの寿命も十分起こり得ることに納得
(って、実在するのだから納得するもしないもないのですがね、本来。ついでに、アカハライモリの寿命の長さについても
理解できる気がしてきたし、メバルの寿命などについても知れて、得るものが多かった)。
であれば、今後は(相対的に)短い期間に獲得される賢いが席巻する未来も想像でき、
しかも、出現するにしても今後の確率が高かろうなわけで、しかもパート2、その際は
一回繁殖性の生物 v.s. 多回繁殖性の生物は・・・・・・
(しかもパート3、というよりさらにかな、とにかく繁殖可能になる期間が長いほど淘汰されやすそう)
など安直、短絡SF的な想像もでき、それはそれで楽しい時間の潰し方!
もちろん、(本書の注釈にも書かれていたが)
進化論で生物の個体がある程度の長い期間生き続けるとさまざまな問題が生じるだろうと予測できても
加齢に伴う肉体の衰えが具体的にどのように起きるかは分からないし、
(細胞が古くなることとその種の寿命に相関有の例は数多あるわけで)
生物学者たちによる哺乳類やその他の多様な生物について、
衰えが一般にどのようなメカニズムで生じるかの知見は興味深く、見逃せない。
だから、衰えのメカニズムについて、何か多くの生物が共通して持っている唯一の要因があるのではないか
という仮説とは、研究や論ずる対象範囲によっては対立するように見えてしまいそう。
でも、それこそ、この章を読む前の自分のようにある範囲の法則性にとらわれた場合などに起こるんじゃないかと
(全然間違ってるかもだけど)思う※。
だから、今後の知見において、その辺りについて注意深く、慎重にあたれば、簡単ではないだろうが己のような未熟者でも
ちゃんと両立するように理解できるかも。
※
雨風露などを凌ぎたく建物をこさえる際、
材料や工法、環境等で耐用年数が推測できるだろう。
テロメアなど細胞が古くなることとその種の寿命に相関有の例は、この年数推測に例えられる気がする。
一方で、全く新しい概念の建物や凌ぐ術をも含んだ考察というか
建物を建てたい、雨風露などを凌ぎたいって純粋な気持ちが
どうして寿命があるのだろうって思考で・・・・・・ それぞれオモシロイ。
→♂♀←_no.17_2017
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ヒトが賢いと感じやすい尺度の一つであろう学習能力の高さをタコは持っている。
しかも、学習の有用性は寿命が長いほど高くなるのに、どうしてタコの寿命って・・・・・・
ってのも疑問の一つだった。だから本書の本章は新たな考え方の切り口を授けてくれた!
というより、「細胞が古くなるからだけでは動物に寿命があることを十分に説明できない」ことについて、
これまで、きちんと考察してなかったことが単純に恥ずかしい(、同時に哲学って大事だなあを実感できたかも)。
突然変異などで先に出るのが良い影響で、後に出るのが悪い影響の場合における寿命(概念の発生)や
一回繁殖性の生物と多回繁殖性の生物などの考え方・説明から現時点おけるタコの寿命も十分起こり得ることに納得
(って、実在するのだから納得するもしないもないのですがね、本来。ついでに、アカハライモリの寿命の長さについても
理解できる気がしてきたし、メバルの寿命などについても知れて、得るものが多かった)。
であれば、今後は(相対的に)短い期間に獲得される賢いが席巻する未来も想像でき、
しかも、出現するにしても今後の確率が高かろうなわけで、しかもパート2、その際は
一回繁殖性の生物 v.s. 多回繁殖性の生物は・・・・・・
(しかもパート3、というよりさらにかな、とにかく繁殖可能になる期間が長いほど淘汰されやすそう)
など安直、短絡SF的な想像もでき、それはそれで楽しい時間の潰し方!
もちろん、(本書の注釈にも書かれていたが)
進化論で生物の個体がある程度の長い期間生き続けるとさまざまな問題が生じるだろうと予測できても
加齢に伴う肉体の衰えが具体的にどのように起きるかは分からないし、
(細胞が古くなることとその種の寿命に相関有の例は数多あるわけで)
生物学者たちによる哺乳類やその他の多様な生物について、
衰えが一般にどのようなメカニズムで生じるかの知見は興味深く、見逃せない。
だから、衰えのメカニズムについて、何か多くの生物が共通して持っている唯一の要因があるのではないか
という仮説とは、研究や論ずる対象範囲によっては対立するように見えてしまいそう。
でも、それこそ、この章を読む前の自分のようにある範囲の法則性にとらわれた場合などに起こるんじゃないかと
(全然間違ってるかもだけど)思う※。
だから、今後の知見において、その辺りについて注意深く、慎重にあたれば、簡単ではないだろうが己のような未熟者でも
ちゃんと両立するように理解できるかも。
※
雨風露などを凌ぎたく建物をこさえる際、
材料や工法、環境等で耐用年数が推測できるだろう。
テロメアなど細胞が古くなることとその種の寿命に相関有の例は、この年数推測に例えられる気がする。
一方で、全く新しい概念の建物や凌ぐ術をも含んだ考察というか
建物を建てたい、雨風露などを凌ぎたいって純粋な気持ちが
どうして寿命があるのだろうって思考で・・・・・・ それぞれオモシロイ。
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