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札幌記念(2014)最終結論。

2014-08-23 19:50:00 | 競馬予想

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北の大地に各世代の最強馬とも言えそうな好メンバーが集結し、まさに最北のグランプリのような盛り上がりをみせている。
そうしたハイレベルな一戦の中で中心に据えたのは3歳牝馬ハープスターだ。実質祖母の名を受け継いだ良血馬で、デビュー以来幾度となく華麗に見せつけてきた後方追い込み一気の脚質は、果たして小回り札幌のコースに合わないのではないかという評価を受けている。確かに初めてのコースで戸惑いはあるだろう。しかし、そうした脚質の縛りから一時的にも解放してやれるのが騎手の役目でもあり、陣営による馬の環境適応力を高める仕上げ策の手法でもあり、ある程度の希望的な観測は否めないものの、馬本位の進化への戦略に抜かりはないものと判断した。さらに血統的にも母父はあの、頑なまでにと言えるような洋芝適性を抱え込んだファルブラヴだし、祖母である名牝ベガの父はトニービンでもあるのだから、その生まれながらに持っている資質になんら不安要素はないとも言えるのだ。恐らく捲り戦法で早めに動こうとしていくゴールドシップを射程に捕らえていくような進め方で問題ないはずだ。

対抗にやはりゴールドシップ。かなりの名馬ではあるのだが、戦績に波があってコース適性や、馬場、展開や脚質に注文が多く、かなり難しいキャラクタであるのは広く知られている。ただ今回の札幌のコース形態なら十分な実績もあり、かなり得意とするところではないだろうか。凱旋門賞への壮行といった雰囲気で意気揚々とした走りを鞍上ともども見てみたい。

あとは奇をてらった狙いで、重賞の常連からキャリア的にもベテランを狙った。トウカイパラダイスに、アドマイヤフライトだ。両頭ともノーマーク時に力を発揮する素地があると思っている。

◎08ハープスター
○05ゴールドシップ
▲02トウカイパラダイス
△09アドマイヤフライト

3連単流し1頭軸マルチ
08→05,02,09

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G2の中でも賞金が高く、夏場の重賞の中で最も格付けが高いということもあり、秋を見据える一線級がココから始動することも少なくない。必然的にメンバーレベルが高くなっている。

また、近年は凱旋門賞のステップレースにもなっており、今年はゴールドシップとハープスターという、トップレベルの実力馬が出走予定。一般ファンの注目はもちろんのこと、実績が抜けている2頭が人気を集めるのは必定だろう。

しかし、果たしてこの2頭で“鉄板”かと言えば、甚だ疑問が残る。なぜなら、どちらも小回りコースが歓迎というタイプではないことは明らか。かつて、同じように札幌記念をステップに凱旋門賞を目指していた単勝1.5倍という圧倒的人気のブエナビスタが、ヤマニンキングリーの後塵を拝した前例があるだけに、その再現がないとは言えないのだ。

そして、「まとめて負かす!と、そこまで言えるかはわからんけど、割って入るチャンスは十分にあると思っているよ」と、色気を持っている陣営も。穴のムードは十分に漂っている。

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