PIZZICATO FIVE / ベイビィ・ポータブル・ロック
私の記憶が確かならば、ピチカート・ファイヴを初めて観たのは、当時TBSで放送されていたベストテンという歌番組で、オリジナル・ラブの田島貴男が掛け持ちでメインボーカルとして出演していた時だと思う。その音楽はあまりにも先鋭過ぎたのか、学生だった私の趣味がホール&オーツなどのMTV時代の海外曲や歌謡曲では中山美穂や南野陽子のアイドルに没頭していたためについには忘却の存在になってしまった。やがて社会人になり仕事で都内の某コンビニの店舗に情報端末を導入していた頃にコンビニ店内で流れていた曲なのである。小西康陽の天才的な楽曲のセンスと野宮真貴のずば抜けた歌唱力とそのアイドル性豊かさで、さらにカリスマ的にぶっ飛んだファッションを魅せる。CMでも頻繁に流れ、印象的なメロディにハマった。実は結局1990年代というのはピチカート・ファイヴの10年だったといっても誰もが納得するだろう。