宇宙刑事魂！！

PS2ソフト『宇宙刑事魂』をゲットしました。

のっけから『宇宙刑事ギャバン』の蒸着＆主題歌で始まるこのゲーム、
ストーリー・システム共に、番組を知らない人にはクソゲー以外の何ものでも
ないんだろうなという超大味な仕様でしたが、自分としましては


宇宙刑事ムッハー！！(#゜Д゜)/=３

というわけで、発売日当日に速攻クリアしました（EASYモードだけど）。
ゲーム頑張って筋肉痛になったのは初めてですよ！

いや～、何が熱いって、まずCGで描かれた宇宙刑事たちがカッチョイイ！！
メタリックな質感がとても良い！
モーションキャプチャーにも力が入っており、ポリゴンのキャラが、
特撮のスーツアクターさんそのままの演技をします！
カメラ演出も相まって、コレが燃えずにいられようかってな迫力です！！

音楽も熱い！！
オープニング主題歌３曲はもちろん、BGMもオリジナルを忠実に再現！
使用キャラクターに合わせて、サブタイトル時のBGMや、アイキャッチ映像が変わるこだわり仕様！
曽我町子氏の歌うエンディングテーマも必聴だッ！

そして何より、出演者達が熱い！！！
残念ながらシャイダーは役者さんが既に亡くなられているのですが、
それ以外のメインキャラは全てオリジナルキャスト！！
ギャバンが！シャリバンが！当時そのままの熱い魂を見せてくれます！！
シャリバンは芝居が凄く上手になった分、逆に違和感があったけども！

妙に扱いの大きい、宇宙刑事アラン（演：宮内洋）も申し分なし！
コレが遺作となった曽我町子氏も熱い！ポリゴンの暗黒銀河女王が、似すぎてて笑った！！！
あと、さり気に「ドン・ホラー、魔王サイコ、大帝王クビライ」を一人で演じ分ける飯塚昭三も熱い！
流石に３人いっぺんに襲ってくるステージはワケがわからないよ！！


・・・とはいえ、最初にも書きましたが、シナリオは大味ですし、ゲームシステムはそれ以上に超大味。
３Dフィールドで、プレイヤー自ら視点を操作しないと敵に背中から攻撃され続けるのはストレスが溜まりますし、ディメンションボンバーがあさっての方向に飛んでいくのには思わず遠い目をしてしまいます。
戦闘の途中で蒸着（変身）する度に１分近いデモが流れ、中ボス級の敵を一人倒すごとに、いちいちフィニッシュ技のデモが挿入される仕様も、確信犯なのでしょうがかなりキてます。
どうせなら、自分でコマンド入れて「ギャバンダイナミック」出せるようにして欲しかったなぁ。それでフィニッシュしたらご褒美のムービーが出るとか。

まだまだ隠し要素があるようですが、そこまでやり込めるかどうかは、自分の腕ではちょっと微妙です。
明らかに、ファン以外の人間には薦められない偏ったゲームですが、
一種のこだわりや暑苦しさはガッチリ受け止めることができました。

「あ～、びっくりしたっ！」