〇 新型コロナウイルスが5類感染症に分類されたのを契機として、出張や旅行に出かける機会が増えた人もいるだろう。夏休みに海外旅行を計画している人も少なくないはずだ。そこで今回は、出張や旅行に持っていくべき充電器やケーブルを紹介していこう。
僕自身も、今年に入って海外旅行や出張に3回、国内も数回出かけているので、その経験も踏まえて紹介していく。
ケーブルは巻き取り式がお薦め、USB Type-Aもマスト。
出張や旅行の最中、色々な場面でノートPCやスマホなどを充電することになる。そこでまず気を使いたいのがケーブルだ。僕は巻き取り式のケーブルが気に入っていて、必ず持ち出している。長さを調節できて、ぴったりのサイズで使えるのがポイントといえる。新幹線や飛行機でも、足を引っかけてしまう可能性が少なくなる。隣に知らない人が座っている場合は、長すぎるケーブルが迷惑になる可能性もあるのだ。
また、自分自身の充電環境はUSB Type-Cで統一できているが、USB Type-A×USB Type-Cケーブルも1本持っていくことにしている。このケーブルは、モバイルバッテリーを充電するために必要になる。
実は空港やカフェ、車内などではUSB Type-C端子が使える場所がほとんどない。例えば、空港によってはUSB Type-Aポートだけが椅子のそばにあり、コンセントさえ見つからないことがある。USB Type-C×USB Type-Cケーブルだけを持っていくと困ることが結構あるのだ。
ケーブルは白または黒が多いが、あえて目立つ色のものを選ぶのもいいと思う。かばんの中で見つけやすくなるからだ。僕はUSB Type-C×USB Type-Aケーブルは赤いものを使っている。
Apple Watchのようなワイヤレス充電に対応するデバイスを持っている人は、コンパクトな充電パッドも探してみるとよい。
充電器兼モバイルバッテリーをメインに持参。
僕がメインで使っている充電器は、アンカー・ジャパンの「Anker 733 Power Bank」(Amazon.co.jpでの販売価格は、税込み1万4990円)だ。10000mAhのモバイルバッテリーと充電器を組み合わせた製品で、これをかばんに入れて持ち歩いている。飛行機で移動する際は、機内に持ち込むかばんに入れる。そもそもモバイルバッテリーは預け入れ荷物に入れられないので、手荷物になる。
Anker 733 Power Bankは1台2役なので重宝する。充電器として使っている際に、バッテリーの充電もできるところもいい。飛行機の機内でノートPCのバッテリーが切れそうになっても問題なく利用できる。
持参するデバイスが多い時には、別途充電器を用意してこちらはスーツケースに入れていく。3つか4つポートが付いている製品が使いやすいだろう。僕はマテックというメーカーの100W出力の製品(後発の機種が出たらしく、現在は販売されていない)を利用している。
移動続きならMagSafe対応バッテリーも便利。
出張や旅行では1日の大半の時間を移動に費やすこともある。こうしたケースでは、慣れない土地で地図を調べるなど、普段にも増してスマホを使うことになる。すると、夕方あたりで電池の残量が厳しくなってくる。
移動が続く日がある場合は、スマホと組み合わせて便利に使えるMagSafe対応のモバイルバッテリーも持っていく。僕が使っているのはESRというメーカーの「5,000mAhミニキックスタンド ワイヤレス充電器(HaloLock)」(Amazon.co.jpでの販売価格は、税込み3999円)という製品だ。5000mAhの容量なので半日使うには頃合いで、ケーブル不要なのでiPhoneと一緒にかばんへ入れておくだけでいい。
Androidスマホも、Qiによるワイヤレス充電に対応している機種ならMagSafeを使えるようにできる。専用のリングが販売されているのでケースに貼り付けたり、MagSafe対応ケースを付けたりすればよい。
ワイヤレスだと充電が遅いという欠点があるが、ケーブルなしで手軽に使える。しかも薄型のモバイルバッテリーであればスマホにくっつけたまま使えるので、充電速度はそれほど気にならない。