◯ アンテナの開発で協業、船舶業務のDXを支援へ。
シャープは2024年9月4日、LEO(低軌道)・MEO(中軌道)衛星通信アンテナの開発で、古野電気と協業すると発表した。両社はモバイルデータ通信が困難な海上で、船舶業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する船舶向けアンテナの早期実用化を目指す。
シャープはスマートフォンの設計で培った小型・軽量化技術や通信技術を利用し、衛星通信アンテナの小型・軽量化を進める。古野電気は船舶用電子機器分野に強みがあり、その知見と支援を得ながら開発を進める。
両社は2024年9月中旬に実証実験を実施する予定。実験艇に開発中のアンテナを搭載し、海上の試験用コースを航行する。障害物や、船体の向き・速度が通信に与える影響などを検証する。