〇 Androidスマホのジェスチャーナビより「戻る」ボタンを使いたい、操作を自分好みに。
Androidで「なんだか不便」と感じる点を解決するテクニックを紹介する。まずは「ホーム」や「戻る」ボタンを表示する方法から。最近の機種では「ジェスチャーナビゲーション」が一般的な操作方法だが、慣れ親しんだボタン操作に愛着を持つ人も多いだろう(図1、図2)。
Θ ホームボタンや戻るボタンを表示したい。
図1、Android 10以降では「ジェスチャーナビゲーション」が採用された。ボタンに手を伸ばさなくてもスワイプで「戻る」を実行でき、画面を広く使える(左図)。しかし従来通り、「戻る」「ホーム」「アプリ履歴」の3ボタンを使いたい人も多いだろう(右図)。
図2、「設定」→「ユーザー補助」を開いて「システム操作」をタップ(1)。「システムナビゲーション」を開く(2)。開いた画面で「3ボタンナビゲーション」を選ぶ(3)。
意外と知られていないが、Androidの標準機能で2つの画面を上下に分割表示できる。動画を見ながらウェブページを閲覧できるのは便利(図3~図5)。
Θ 2つのアプリを同時に表示したい。
図3、動画を見ながらウェブページを閲覧したり、英語のウェブページを読みながら辞書アプリも開いておくなど2つのアプリを分割表示することができる。
図4、分割したいアプリを両方起動させておく。上側に表示したいアプリの画面を開いて、アプリの履歴ボタンをタップ(1)。アプリのアイコンをタップして(2)、「上に分割」を選ぶ(3)。
Θ 下に表示するアプリを選ぶ。
図5 続いて下側に表示するアプリを選んでタップ(1)。2つのアプリの境目を上下にドラッグして画面の高さを調整する(2)。境目を上端(または下端)までドラッグすると、1画面表示になる。
スマホを時計代わりに使い、腕時計をしない人も多い。しかし、画面を点灯させないと時刻がわからないのは不便だ。有機ELディスプレイ搭載の機種なら、時計の常時表示に対応していることが多い(図6)。スマホをかばんから取り出すだけで時刻を確認できる。
Θ ロック中も時計を表示したい。
図6、画面をオンにしなくても時刻がわかるよう、常時時計を表示しておきたい。有機ELディスプレイ搭載のスマホなら対応する機種が多い。「設定」→「ディスプレイ」を開いて「ロック画面」をタップ(1)。「時間と情報を常に表示」をオンにする(2)。
画面保護のためにガラスシートを貼り付けると、スマホのタップ感度が鈍くなってしまうのも困ったもの。「Pixel」シリーズなどではタップ感度を向上させる機能がある(図7)。
Θ タップ感度を向上したい。
図7、画面保護用のガラスフィルムを貼り付けるとタップ操作が認識されづらくなったと感じたら、ディスプレイの感度を上げる。Pixel 7では「設定」→「ディスプレイ」を開いて「画面保護シートモード」をオンにする(左図)。Pixel 6では「タップの感度の向上」という項目になっている(右図)。
通知パネルを開いたときに表示される「クイック設定」では、Wi-Fiのオン・オフ、アラームなどよく使う機能を操作できる(図8)。よく使う機能を優先的に表示するよう順番を入れ替えておこう(図9、図10)
Θ クイック設定を並べ替えたい。
図8、通知領域からライトやアラーム機能などをオンにできる「クイック設定」。自分がよく使う機能を優先的に表示させよう。下までスワイプしてクイック設定をすべて表示させ(1)、鉛筆ボタンをタップ(2)。
図9、タイルを長押ししてドラッグすると順番を入れ替えられる。よく使う機能が下のほうにある場合は上に移動させよう。Android 13からはQRコードリーダーがクイック設定に追加された。
図10、初期設定では表示されないタイルもある。使いたい機能がある場合は長押しして上にドラッグする。