*までクレしん映画もテレビアニメもほとんど見たことがない人間が書いた「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」の感想です。
ネタバレは、少し。
タイトルの感じから想像してたよりも、かなりダークな設定で、悪者が本当に根っから悪かった。
舞台設定がこえぇよぉ~。
独裁者の周りだけ明るく栄えてて、極端な貧富の差ができたカスカベやだよ~。
あと、始まったとき、一瞬「えっ?!将来しんちゃん、アクション仮面になるの?最高じゃん!」と思ったけど、そういうことではなかった。
アクション仮面の格好をして、発明品でみんなを救おうとしてる人になってたんだね。
それはそれで、もっと最高。
それにしても、大人になったしんちゃん、めちゃくちゃスタイルいいし、声もかっこいいのな。
他の防衛隊メンバーは、みんなそのまんまなのに。
なんか、ここまでずっとクレしん映画を見てきて、このタイミングでこの作品に行き着いたの良かったな。
とりあえず先に、観ながら思ったことを連ねていくと
・大人しんちゃん、色気がありすぎるのでは
・花嫁ご本人すぐ出てきたやん
・「私のことは好きに呼んでね」といわれて、その返しが「オラはしんちゃん!」て、かわいいな。
しんちゃんは、「しんちゃん」て呼ばれたいと思ってるんだね。
・未来、アクション仮面めっちゃ流行ってるやん。
・まだ声がカスカスじゃなかった頃の、はるな愛ちゃん!
・ひろしとみさえ、みんなにお揃いのパジャマ着せてあげてるけど、しんのすけが5才の時のパジャマを着替えの分までぜんぶ残してあったの?!
やだぁ…泣けるぅ…。
・小さい頃の息子が年取ってから戻ってきたら、かわいいだろうなぁ。
・みさえのボディスーツ、スゴすぎるやろ。
あそこまで絞めたら内臓破裂するやろ。
・ボーちゃん?!
え、めっちゃ頭良さそう…。たまにメディアに出てくる天才の人の見た目やん。
・ひまわり?!
え、しんのすけもひまわりも割りとしっかり稼いでそうなのに、実家あんなんなの?
もうちょっと里帰りしたり、送金したりした方がいいのでは?
・ボーちゃん28号の鼻水はそれ、素材は何なの?
なに?自分のアイデンティティとしてそのデザインにしたの?
怖くない?
・独裁者の転落と逮捕で解決するの、すごいな。
・大人しんのすけ、バカクソかっこいいじゃん。
なに、この、さわやかルパン三世みたいなやつ。
ズルくない?
で、観終わって思ったこと。
今回のこの作品は、全体を通してずっと真っ直ぐに「野原しんのすけは、みんなの気持ちを明るくする、かっこいいヒーローなんだ。コレからもずっと続くんだ」ということを伝えてきてたように思う。
しんのすけが最後の方で、ずっと強く何度も「オラは死なない!」と言うのを観て、ふと気づいて途中で調べたんだけど、原作者の方が亡くなられた翌年に公開された作品なんだね。
そりゃあ、公開されたときは、みんな泣いただろうね。
こういう時に作る作品って、伝えたい大きなメッセージってのは最初から完全に決まってるんだろうけど、関わってる人の思いとか、やりたいことがぶつかり合って、纏めるの大変だろうな。
しんのすけに「オラは、死なない」て言わせるのはストレートすぎるって意見も出ただろうに。
そんな大きな変化があったタイミングで出した作品が、こんなにも「光と闇」がハッキリした世界の話で、その世界の中で「光であること」を決めた大人たちの決意表明みたいな作品だったのって、すごくカッコイイと思う。
かっこいい大人の本気のヤツが観られて嬉しかった。
あたし、大人帝国は確かテレビでチラッと見ただけなんだけど、ちゃんと見といた方がいいのかな?